「食道がん」には、性質の違う2つのタイプのがんがありますが、日本人は、お酒とタバコが原因になるタイプが9割以上を占めています。最近の研究で、お酒と食道がんの関係に、「日本人の体質」が深く関わっていることがわかってきました。お酒を飲んで顔が赤くなる方は特にお気をつけください。病気のメカニズムや早期発見のポイント、治療法などをお伝えします。

年齢を重ねてくると、体のあちらこちらに痛みを感じるようになりますね。その痛みの多くは、単純に加齢によるものですが、中には、特定の原因や病名があって、効果的な治療法や予防法が確立されているものもあります。今回は、肩の痛みにつながる「石灰性腱炎」と、足の裏の痛みにつながる「足底腱膜炎」に注目し、病気のメカニズムや早期発見のポイント、治療法などをお伝えします。

膀胱がんは50代から増え始め、年齢が高くなるにつれて患者が増える傾向にあります。また男性が、女性よりおよそ4倍なりやすい、というのも特徴です。そして、この病気には、あるものが深く関わっていることがわかっています。病気のメカニズムや早期発見のポイント、治療法などをお伝えします。

最近は、「加熱式タバコ」と呼ばれる、新しいタイプのタバコを吸っている方を見かけることが多くなりました。「煙が出なくて、有害物質が少ない」などとも言われますが、この「加熱式タバコ」は、どんな仕組みで、これまでの紙巻きタバコと何が違うのでしょう。そして、最も気になる“健康への影響”は、どうなのでしょうか。今回は、急速な広がりを見せている「加熱式タバコ」に注目します。

今回は、不整脈のひとつ、「心房細動」に注目します。現在、日本では100万人を超える人がこの病気を患っていると言われますが、医療機関で適切な治療を受けている人は決して多くありません。この病気になると、動悸や息切れなどの不快な症状が出てきますが、本当の怖さは、その先にあります。病気のメカニズムや早期発見のポイント、治療法などをお伝えします。

東日本大震災と原発事故から8年が過ぎました。福島第一原発の周辺の市町村に出されていた避難指示は、徐々に解除され、避難生活を強いられたみなさんの故郷への帰還も始まっています。しかし、原発に近い双葉郡の町や村では、安心して暮らすために欠かせない医療機関の整備が十分に進んでいないのが現状です。今回は、地域医療の再生をめざし、去年、このエリアに開設された新たな医療拠点をご紹介します。

あまり聞き慣れない病名ですが、このところ増えている目が乾く「ドライアイ」や、口が乾く「ドライマウス」を引き起こす原因のひとつとして、注目されている病気です。40代から60代に多く見られ、女性が全体の9割以上と、圧倒的に多いのも特徴です。病気のメカニズムや早期発見のポイント、治療法などをお伝えします。