「緑内障」は、日本人が失明する原因の第1位で、40歳以上の20人に1人は患っていると考えられています。しかし、実際に医療機関で適切な治療を受けている人は少なく、ほとんどの人は、緑内障であることに気づいていないと言われます。病気のメカニズムや、早期発見のポイントをお伝えします。

「白血病」は、かつては“不治の病”と言われましたが、最近は治療法も進歩して、完治を望める病気になってきました。しかし、それが厳しいケースがあるのも事実で、その場合に選択されるのが、健康な人の骨髄などを使った「造血幹細胞移植」です。病気のメカニズムや治療法と併せて、この病に苦しむ人を救う社会の取り組みについてもお伝します。

肝臓の細胞の中に脂肪がたまりすぎてしまった状態が、「脂肪肝」です。お酒を大量に飲む人の病気というイメージがありますが、それほど多く飲まない、あるいは、まったく飲まない人にも脂肪肝が増えています。健康診断などで指摘されても放置している人が少なくありませんが、脂肪肝は、自覚症状がないままに重症化する怖い病気です。生活の中で気をつけるべきポイントなどをお伝えします。

夜、眠ろうと思っても、脚が痛かったり、虫が這っているようにむずむずしたりして眠れない…。「むずむず脚症候群」は、わき上がってくるような脚の不快感でじっとしていられなくなる病気です。早く見つけて治療を始めれば、症状を改善することができますが、多くの人が適切な治療を受けないまま、つらい症状を抱えています。病気のメカニズムや、この病気が抱える根本的な問題、治療法などをお伝えします。

「尿路結石」は、男性の7人に1人、女性は15人に1人の割合で一度はかかると言われる身近な病気です。体の水分が不足して尿が濃くなることが引き金になるので、大量に汗をかく夏は特に注意が必要です。典型的な症状は、“七転八倒するほどの痛み”と言われますが、この病気の怖さはそれだけではありません。病気のメカニズムや最新の治療法、予防のポイントをお伝えします。

「肺炎」は、最近、「脳血管疾患」を抜いて、「がん」、「心疾患」に次ぐ、日本人の死亡原因の3番めとなりました。抵抗力が低下した時にかかりやすく、特にお年寄りは重症化しやすいので注意が必要です。また、お年寄りの肺炎の多くは、意外なことが原因となって発症します。病気のメカニズムや気をつけるべき症状、予防のポイントをお伝えします。

「水虫」は、日本人の5人に1人が感染していると言われる身近な皮ふの病気ですが、医療機関で適切な治療を受けている人は、決して多くはありません。“かゆい”というイメージがありますが、意外なことに、かゆみを感じるケースはあまり多くないため、水虫と気づかずに放置してしまう人が多いようです。感染の仕組みや治療法、予防のポイントをお伝えします。

「ドライアイ」は、“目が乾く病気”というイメージがありますが、症状は複雑で、単なる目の乾きだけでなく、見え方にも影響が出て、危険を伴う場合もあります。病気と気づかず、放置してしまうことも少なくありませんが、適切な治療で目の不調が改善されると、日々の生活は格段に快適になります。病気のメカニズムや最新の治療法をお伝えします。

風があたっただけでも痛いと言われる「痛風」と、その原因となる「高尿酸血症」は、尿酸値に由来する病気です。尿酸とは何でしょう。そして、尿酸値が高い状態を放置しておくと、なぜ問題なのでしょうか。尿酸値が高い状態を放置していると、激痛を伴う「痛風」を引き起こすことはよく知られていますが、それだけでは済まない深刻な問題が出てくるところに、「高尿酸血症」という病気の本当の怖さがあります。病気のメカニズムや治療法をお伝えします。

医療の世界は、技術的な進歩がもっとも早い分野のひとつです。「手術で活躍するロボット」に、がんの新しい治療法「陽子線治療」、小腸を検査する「カプセル内視鏡」と、今回は、県内の最先端の医療技術をご紹介します。

前立腺肥大症は、50歳を過ぎた男性なら誰もが覚悟しなければならない身近な病気です。代表的な症状は、何度もトイレに行きたくなる「頻尿」で、夜、眠っている時に尿意をもよおすことも少なくありません。多くの人は、病気と受け止めず我慢してしまいますが、放っておくと、生活の質を落とすばかりでなく、時に命にかかわる場合もあるので注意が必要です。病気のメカニズムや最新の治療法をお伝えします。

パーキンソン病は脳の病気で、「手や足がふるえる」「歩きにくくなる」「匂いがわからなくなる」などが主な症状です。難病と言われ、“特別な病気”というイメージがありますが、50代60代を中心に、ほとんど遺伝に関係なく発症し、誰もがなりうる病気でもあります。病気のメカニズムや治療法のほか、早期発見のためのポイントをお伝えします。