2023.11.17
unique capsule toys and playing cards in Fukushima
きょうは祝日分の休みをとっている石井アナに代わって『ゴジてれChu!』の進行をしながら、特集コーナーのリポーターとして「福島ご当地カプセルトイ」を含む、福島らしい玩具をご紹介しました。リポーターは「代打オレ!」的要素もあったのですが、実はもう一つ理由がありまして…それは後ほど。
本日放送用に、ご当地カプセルトイなどが大集合! |
福島のご当地カプセルトイで有名なのが、赤べこをモチーフにした「神獣ベコたち」。赤べこに羽が生えたりして、赤べこと神獣が合体したら…という発想がうけました。
(そういえば、張り子の神獣赤べこも登場しましたね。)
(そういえば、張り子の神獣赤べこも登場しましたね。)
神獣ベコたちには色々なシリーズが登場した。 |
発想とデザインがやはり面白い。 |
また赤べこの果物バージョンも登場。もう“赤”べこで良いのかどうかすら分からなくなってきます。しかし調べてみると、ほかにも意外とご当地カプセルトイがあるのです。
果物バージョンの赤べこ。しっぽにその果物がついているのが可愛い♪ |
赤べこのカプセルは、今も根強い人気だ。 |
まずはJR福島駅前にあるイトーヨーカドー福島店の3階、ゲームコーナーの一角にあるこちらのカプセルトイから。実はこれ、福島のご当地食べ物や物産がアクリルホルダーになっているのです。
これを作っているのが同じ福島市内にあるクサカ印刷所。「流行りのカプセルトイでご当地物が作れないかと思って」作った第1弾が、2種類! まずは、
これを作っているのが同じ福島市内にあるクサカ印刷所。「流行りのカプセルトイでご当地物が作れないかと思って」作った第1弾が、2種類! まずは、
イトーヨーカドー福島店の3階には… |
この店舗オンリーのカプセルトイが! |
「ご当地アクリルマスコット」。
福島が生んだ名作曲家、古関裕而の駅前の像や、吾妻山の斜面に春にうさぎの形に雪が残る「雪うさぎ」(これを見て農作業を始める農家もいるとか)、福島の桃源郷、花卉栽培農家がその花卉を無料で開放して見てもらっている「花見山公園」、おおわらじを皆でかついで神社に奉納する「福島わらじまつり」、市内を眼下に見下ろせる展望台がある福島市のシンボル「信夫山(しのぶやま)」、名湯・飯坂温泉の「鯖湖湯」の6つ。これをイトーヨーカドーに置いてみると、次に紹介するカプセルトイとともに「僅か2日で完売しちゃったんです。」というほどの大人気カプセルトイに。早速補充したほか、そのもう1種類が
福島が生んだ名作曲家、古関裕而の駅前の像や、吾妻山の斜面に春にうさぎの形に雪が残る「雪うさぎ」(これを見て農作業を始める農家もいるとか)、福島の桃源郷、花卉栽培農家がその花卉を無料で開放して見てもらっている「花見山公園」、おおわらじを皆でかついで神社に奉納する「福島わらじまつり」、市内を眼下に見下ろせる展望台がある福島市のシンボル「信夫山(しのぶやま)」、名湯・飯坂温泉の「鯖湖湯」の6つ。これをイトーヨーカドーに置いてみると、次に紹介するカプセルトイとともに「僅か2日で完売しちゃったんです。」というほどの大人気カプセルトイに。早速補充したほか、そのもう1種類が
初めて置いた、「ご当地アクリルマスコット」500円。今でも買う事が可能。 |
福島の名所が、カプセルトイに! |
土湯温泉で作られている「土湯こけし」、福島市の定番お菓子「太陽堂のむぎせんべい」、飯坂温泉で作った「ラヂウム玉子」、フライパンに綺麗に並べて焼き上げる福島市名物「円盤餃子」、更にはカプセルトイを置いているイトーヨーカドーのロゴマークに、店内のファストフード店「ポッポ」のロゴマークという、福島市の名産シリーズ。
この2つが人気を博したので新たに誕生したのが、
この2つが人気を博したので新たに誕生したのが、
福島市民の「あ~あれね」というものも。 |
市外の人やイトーヨーカドーに行った事が無い人は、「ポッポ」が出ても頭に?マークが浮かぶかも知れない。 |
福島市内を走る乗り物などをキーホルダーにした第2弾「福島ののってみなんしょアクリルキーホルダー」。売れ行きは好調だと言います。この第2弾の乗り物シリーズにはシークレットが一つあるのですが、撮影用に挑戦したら2回目でシークレットをゲット! シルエットだとあの乗り物だろうなとは思っていたのですが、これは福島市に長らく住んでいる方にはたまらないシークレットです。
この3つのカプセルトイは、イトーヨーカドー福島店のみで購入できます。1回500円、100円玉5枚握りしめて、福島と言えば…のアクリル玩具をゲットしてみては如何でしょう?
この3つのカプセルトイは、イトーヨーカドー福島店のみで購入できます。1回500円、100円玉5枚握りしめて、福島と言えば…のアクリル玩具をゲットしてみては如何でしょう?
第2弾は乗り物シリーズだ。 |
私はここにないシークレットをゲット! ファンにはたまらない筈⁈ |
続いては、菊人形でお馴染み二本松市のカプセルトイです。今回は常設されている「にほんまつ城報館(じょうほうかん)」にお邪魔しました。その2階に置かれているカプセルトイの中に、ご当地物がありました。
二本松市にある「にほんまつ城報館」に、二本松オンリーのカプセルトイがある。 |
2階に上がると、階段のそばにカプセルトイが! |
二本松菊人形のキャラクター「菊松くん」のアクリルキーホルダーです。こちらは第1弾と第2弾があって、一番新しい第2弾は、二本松城・岳(だけ)温泉・安達太良山(あだたらやま)・提灯祭り・桜・地酒の6種類+シークレット1種類の計7種類。このシークレットは、シルエットで想像できる通り、あの歴史的悲劇をモチーフにしたもののようです。
二本松市のキャラクター「菊松くん」のグッズが出てくるぞ。 |
アクリルキーホルダー(第2弾の分)は、見本が展示されている。購買意欲をそそられる。 |
因みにカプセルトイに挑戦する時は、下にあるのが第1弾、上にあるのが第2弾です。ほかにも缶バッヂバージョン(大・小)もあります。キーホルダーは300円、缶バッヂは200円と手頃です。
こちらが第1弾。木幡の幡祭り(こはたのはたまつり)は第1弾のみだ。 |
第2弾では第1弾と全く違うものから背景の季節が違うバージョン等、バラエティーに富む。 |
こちらの「にほんまつ城報館」は、秋の二本松の名物(どう見ても綾瀬はるかさん風の)菊人形や、提灯祭りの太鼓台が展示されているほか、二本松市が生んだ画家・大山忠作氏の紹介コーナーや二本松のお土産も売っていて、二本松の良さを知るのにもってこいの場所です。
なおキーホルダーのカプセルトイは、ここ「にほんまつ城報館」と、菊人形の開催期間中は展示会場でも買う事が出来ます。
にほんまつ城報館は午前9時から午後5時まで、月曜(但し祝日の場合は翌日)と年末年始がお休みです。
なおキーホルダーのカプセルトイは、ここ「にほんまつ城報館」と、菊人形の開催期間中は展示会場でも買う事が出来ます。
にほんまつ城報館は午前9時から午後5時まで、月曜(但し祝日の場合は翌日)と年末年始がお休みです。
いまはこちらでも一体、菊人形を展示中。八重さん? |
提灯祭りで練り歩く太鼓台。八重さん…じゃなかった、菊人形と比べても大きさが分かる。 |
そのほかにもカプセルトイでは、浪江町(なみえまち)の大堀相馬焼(おおぼりそうまやき)の窯元が作った焼き物の箸置きや、
国の伝統工芸品でもある大堀相馬焼の窯元が、カプセルトイ用の箸置きを作った! |
これだけ種類があったら、ついつい財布の紐が… |
大熊町(おおくままち)のマスコットキャラクター「まあちゃん」のアクリルホルダーも出ています。
まあちゃんのアクリルホルダー。おおちゃん小法師もある。 |
乗り物付きバージョンも。 |
そして福島らしさを極めた玩具が、会津にあるのです。それが「会津花札」です。
会津17市町村のブランド品が集まる、会津若松市の「会津ブランド館」。 |
こちらが会津花札(撮影用にディスプレーした為、実際の販売はこの後の写真でご確認を)。 |
今回リポーターを担当したのも、たまたま以前辛いカレーの取材で会津17市町村の名物が揃う会津ブランド館にお邪魔した時に、個人的に面白そうと会津花札を買って帰ったのが私だった、という事もあって、その時のディレクターが「会津花札も取材するから、良ければ徳ちゃんでどう?」と打診され、人繰りも厳しかったので「(代打)オレ!」となったという訳でした。
夏放送、会津の辛いカレーを炎天下で食べ比べするロケ。ホットだぜ。 |
現在会津ブランド館では、担々麺や焼きそばの辛いバージョンも開発された。見逃せないぜ。 |
この会津花札は、地元の北日本印刷が、会津の文化や名物を花札の柄に入れてしまおうと作成しました。
正月の縁起物「松に鶴」は、「漆器に観音」。会津塗りの漆器と、光札には会津若松市にある会津慈母大観音が描かれています。
2月の「梅に鶯」は、「梅にろうそく」。花の咲かない冬に仏壇に供えたのが、花の絵を描いた絵ろうそくでした。鶯が喜多方ラーメンに止まっているのも乙ですね。
3月の「桜に幕」は「桜に磐梯」。民謡『会津磐梯山』でお馴染みの山が桜と幕の間から顔を出します。
4月の「藤にほととぎす」は「藤に宿場」。昔の宿場の茅葺屋根の家並が残る集落「大内宿」と、そこの名物、ネギを箸がわりに蕎麦を食べる「ネギ蕎麦」に、ほととぎすがあしらわれています。
正月の縁起物「松に鶴」は、「漆器に観音」。会津塗りの漆器と、光札には会津若松市にある会津慈母大観音が描かれています。
2月の「梅に鶯」は、「梅にろうそく」。花の咲かない冬に仏壇に供えたのが、花の絵を描いた絵ろうそくでした。鶯が喜多方ラーメンに止まっているのも乙ですね。
3月の「桜に幕」は「桜に磐梯」。民謡『会津磐梯山』でお馴染みの山が桜と幕の間から顔を出します。
4月の「藤にほととぎす」は「藤に宿場」。昔の宿場の茅葺屋根の家並が残る集落「大内宿」と、そこの名物、ネギを箸がわりに蕎麦を食べる「ネギ蕎麦」に、ほととぎすがあしらわれています。
1月(上)・2月。元の花札ヘのリスペクトと工夫が感じられる。2月はお見事。 |
3月・4月。3月の赤短は、新島八重が鶴ヶ城開城の際に白壁に彫った歌の結句「残す月影」と書かれている。 |
5月の「菖蒲に八ッ橋」は、「菖蒲に彼岸獅子」。会津総鎮守、伊佐須美神社はアヤメで有名。そこに会津彼岸獅子が登場。
6月の「牡丹に蝶」は「ソースかつ丼に粟饅頭」、どちらも会津名物です。
7月の「萩に猪」は「葵にべこ」。動物は赤べこ、萩は会津若松市の花「タチアオイ」に。萩に似せて描かれています。
8月の「芒(すすき)に月・雁」は、「芒に鶴ヶ城」。実際の鶴ヶ城は芒の山の上にはありませんが、絵になる城です。雁の代わりに、冬の訪れを告げる白鳥が、猪苗代湖に向かって飛ぶ様子が描かれています。
6月の「牡丹に蝶」は「ソースかつ丼に粟饅頭」、どちらも会津名物です。
7月の「萩に猪」は「葵にべこ」。動物は赤べこ、萩は会津若松市の花「タチアオイ」に。萩に似せて描かれています。
8月の「芒(すすき)に月・雁」は、「芒に鶴ヶ城」。実際の鶴ヶ城は芒の山の上にはありませんが、絵になる城です。雁の代わりに、冬の訪れを告げる白鳥が、猪苗代湖に向かって飛ぶ様子が描かれています。
5月・6月。6月の牡丹は、しっかり漆器のデザインとして描かれている。 |
7月・8月。月光の札と3月の赤短で、「会津」という役でも作ってみたいところだ。 |
9月の「菊に盃」は「風車(かざぐるま)にこづゆ」。商売繁盛を願う縁起物の風車に、冠婚葬祭には欠かせない会津の郷土料理「こづゆ」が共演。貝柱から出汁をとったこづゆは、美味しいんですよ。
10月の「紅葉に鹿」は、「小法師にお殿様」。倒しても起き上がる「起き上がり小法師(こぼし)」は、会津の人が買う縁起物。そこに会津藩主・松平容保(かたもり)公が馬に乗って登場です。
11月の「小野道風に蛙、柳に燕」は、「柳にゆかりの人物」。小野道風に代わって猪苗代が生んだ野口英世博士、そして会津と命運をともにした新選組などが札を彩ります。
12月の「桐に鳳凰」は、「桐下駄に唐人凧」。会津桐を使った桐下駄は会津の名産、唐人凧は江戸時代から会津若松市内で揚げられていたもので、会津らしい風景の一つです。
なかなか凝っているでしょ? 私が前回の(会津花札とは全然関係ない)取材で一目惚れした理由の一端がお分かりいただけたでしょうか?
10月の「紅葉に鹿」は、「小法師にお殿様」。倒しても起き上がる「起き上がり小法師(こぼし)」は、会津の人が買う縁起物。そこに会津藩主・松平容保(かたもり)公が馬に乗って登場です。
11月の「小野道風に蛙、柳に燕」は、「柳にゆかりの人物」。小野道風に代わって猪苗代が生んだ野口英世博士、そして会津と命運をともにした新選組などが札を彩ります。
12月の「桐に鳳凰」は、「桐下駄に唐人凧」。会津桐を使った桐下駄は会津の名産、唐人凧は江戸時代から会津若松市内で揚げられていたもので、会津らしい風景の一つです。
なかなか凝っているでしょ? 私が前回の(会津花札とは全然関係ない)取材で一目惚れした理由の一端がお分かりいただけたでしょうか?
9月・10月。さすがに鹿に藩主を乗せられないので、馬に変更。 |
11月・12月。桐→桐下駄への変換は、お見事! |
因みによく売れるのは年末年始。「帰省の時期に会津に戻った方が、お土産に買っていく」のだそうです。値段は2200円と一般的な花札に比べてそんなに高くありません。会津花札きっかけに会津に詳しくなったり、会津を知ってもらう為に説明に使ったりも出来そうです。
販売は「会津ブランド館」のほか、北日本印刷に直接問い合わせると買う事が出来ます。
販売は「会津ブランド館」のほか、北日本印刷に直接問い合わせると買う事が出来ます。
こちらが会津ブランド館での、本来の販売展示。 |
広い会津の魅力が、ここに来るとだいぶ見えてくる。 |
福島県は全国で3番目に広い県とあって、気候風土や文化も幅広い所。その土地その土地に魅力があります。その魅力を数百円から楽しめるカプセルトイは、何が出るかお楽しみのわくわくも含めて、お手軽にご当地の魅力に触れられます。福島県にいらした時、或いは自分の自治体でも、ご当地カプセルトイが、ご当地自慢にはどんなものがあるのか、興味を持ってもらうきっかけになりそうです。
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