2019.06.19
Take a walk with a camera in AIzumisato Town 1
今回のぶらカメは、あやめ祭りが開かれている会津美里町(あいづみさとまち)に行ってきました。表情と所作が素敵な方々に出会ってきましたよ。そのこぼれ話です(今回も放送日1日前の水曜日分も使って更新させて頂きます)。
会津美里町へ!いまはあやめが美しい。 |
ロケをした16日(日)は、ロケをするには生憎の梅雨空。雨の中、あやめ祭りが開かれている会津総鎮守、伊佐須美(いさすみ)神社へと向かいました。境内の緑が、雨に洗われて美しいです。
敷地内の会館に、エメラルドグリーンの法被を着たお姉さま方が集まっています。聞けば、「あやめ流し踊りをする」との事。
敷地内の会館に、エメラルドグリーンの法被を着たお姉さま方が集まっています。聞けば、「あやめ流し踊りをする」との事。
伊佐須美神社。雨に洗われた緑が美しい… |
「晴れればあやめの咲く外苑で踊るんだけど、きょうはこの天気だからステージの上だね~。」
嘗ては流し踊りをする人は100人以上いて、神社の前の通りを踊り流し、ゴール地点が神社でした。ですから編み笠や衣装も100人分以上あったそうです。装束を収める箱には「昭和九年新調」の文字が。歴史を感じます。
嘗ては流し踊りをする人は100人以上いて、神社の前の通りを踊り流し、ゴール地点が神社でした。ですから編み笠や衣装も100人分以上あったそうです。装束を収める箱には「昭和九年新調」の文字が。歴史を感じます。
あやめ踊り流しの踊り手。踊りの意味を教えて下さった(あやめの蕾)。 |
しかし今は踊り手にも少子高齢化の波が押し寄せているんですね。今は地元のスポーツ民謡協会の方など、40人程が踊りを伝えています。
手の振りには意味があり、顔の前で両手を上下に重ねるようにしたのがあやめの蕾、両手をお月様のようにすると満開と、あやめの咲き始めから見頃迄を表現しているのです。
手の振りには意味があり、顔の前で両手を上下に重ねるようにしたのがあやめの蕾、両手をお月様のようにすると満開と、あやめの咲き始めから見頃迄を表現しているのです。
70年以上前の、装束などを入れる箱。 |
親切にも、やってみせて下さいました。因みに法被にもあやめのデザインがあります。まさに咲くあやめに、踊る”あやめ”も見られる、きょうは絶好の日です。
法被にはあやめがデザインされている。踊る”あやめ”だ。 |
後程ステージに伺う事にし、外苑に行ってみると、あやめが咲き始めています。全部で150種、10万株のあやめが咲き誇る場所です。色は、紫にも様々な種類があるほか、黄色いあやめ、また模様も葉脈のような縞模様が入ったものなどもあり、改めてあやめと言っても多岐に渡るものだと感じます。
雨露に濡れたあやめも、美しい。 |
お客さんの中には太平洋側の浜通りの地域から来ている方もいました。双葉郡から来た方は、
「今年3回目。前回前々回は咲いていなかったので、きょうは見頃かなと思って…。でもまだ早いかな。」
と最盛期を狙って訪れていました。朝7時に自宅を出て来たそうです。いわき市から来たグループは泊りがけで、あやめを楽しんでいました。
「今年3回目。前回前々回は咲いていなかったので、きょうは見頃かなと思って…。でもまだ早いかな。」
と最盛期を狙って訪れていました。朝7時に自宅を出て来たそうです。いわき市から来たグループは泊りがけで、あやめを楽しんでいました。
黄色のあやめもある。 |
そんな会場に、制服姿の女子高校生の姿が…。聞けば地元の工業高校の茶道部の生徒さん。2人とも1年生だそうですが、3年生が抜けると、男子の方が多くなるのだとか。いま男子高校生の間で、密かに茶道がブームなのでしょうか。
「きょうは茶室でお茶を点てるんです。」
「きょうは茶室でお茶を点てるんです。」
仲良し高校1年生。お茶を点てに来たという。 |
あやめの奥には、野点の会場が設けられています。そのお手伝いをしに来たのだそうです。
こちらの2人は大の仲良し。何でも「笑いのツボが一緒」なんだそうです。笑いの価値観が一緒って大事ですよね。学校で流行っているのは変顔、という事でやってもらうと…。
こちらの2人は大の仲良し。何でも「笑いのツボが一緒」なんだそうです。笑いの価値観が一緒って大事ですよね。学校で流行っているのは変顔、という事でやってもらうと…。
あやめの奥左手に、御茶席が見える。 |
ネットの画像は永遠に残ってしまうので、テレビの放送だけにしておきますね。いやぁ、全力で変顔をしてくれました。
2人は建築系の学科に通っていて、将来の夢は、1人が「大工」、もう1人が「ウェディングプランナー」。建築と関係なさそうに思って聞いてみると、
「理想の結婚式場を建てて、そこでプランニングをしたいんです。」
との事。しっかり今の勉強が、将来の夢に繋がっているんですね。式場からプランニングの一部に組み込まれているのは、新しいパターンだと思います。2人の夢が叶う事を願っていますよ。
2人は建築系の学科に通っていて、将来の夢は、1人が「大工」、もう1人が「ウェディングプランナー」。建築と関係なさそうに思って聞いてみると、
「理想の結婚式場を建てて、そこでプランニングをしたいんです。」
との事。しっかり今の勉強が、将来の夢に繋がっているんですね。式場からプランニングの一部に組み込まれているのは、新しいパターンだと思います。2人の夢が叶う事を願っていますよ。
「変顔するの?」頬の肉をマッサージして…放送では見せてくれました。 |
野点も後程伺う事にして、敷地内を巡ると、「祭り」というだけあって露店も並んでいます。会津美里町の特産「高田梅」の生産農家も、お店を出しています。高田梅とは、会津美里町として合併した町の一つ、旧会津高田町(あいづたかだまち)の特産で、粒が大きく、かりかりとした食感が特徴です。塩と(氷)砂糖で漬けた甘めの高田梅は、おやつでも食べられそうな位、美味しいんですよ。
露店には、高田梅も…。 |
そしたら、お店の方が「これも食べてみて~」と、漬けた高田梅を試食させてくれました。すると…んん、酸っぱしょっぱい!!私も福島に来て長いのですが、実は高田梅は甘く漬けたものだけでなく、普通の梅干し同様塩漬けのものもあるのだと、今回初めて知りました。実が大きいので普通の梅干しに比べれば体積当たりの酸味・塩味はやや薄いものの、全体としては梅干しクラス!かりかり小梅で作った梅干しの大型バージョンのイメージです。お店の方によると、甘い味は戦後では?との事。昔は砂糖は高価でしたものね…。
なんて話をしていると、背後に白装束の人が…。
「うわっ!?」
なんて話をしていると、背後に白装束の人が…。
「うわっ!?」
生産農家の方。「食べてみて~」とどんどん勧めてくれた。 |
きっと来る~♪の貞子です。裏ピースをしています。なんでそんな格好をしているのか聞いてみると、
貞子が…!なぜ伊佐須美神社に?? |
「今年から種とばし選手権のスタッフは、大会を盛り上げる為に仮装する事になったんです。」
との事。…声は完全に男性です。(つづく)
との事。…声は完全に男性です。(つづく)
スクープ!?「貞子の顔」。化粧が難しかったそうです(^-^; |
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