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アナウンサーブログ

徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Kitashiobara Village 3
 桜峠はプールや温泉等が楽しめる「ラビスパ裏磐梯」の側にあり、観光協会によるとオオヤマザクラ約3000本が花開くそうです。
桜峠(4月22日時点)。今年は桜が早かった。
桜峠(4月22日時点)。今年は桜が早かった。
見頃だったら”桜”源郷だろうなぁ…。
見頃だったら”桜”源郷だろうなぁ…。
 今年は桜峠でも桜前線の訪れは早く、一部はまだこれから咲くものもありますが、残念ながら今年は殆どが満開を過ぎていました。
一部はまだこれからの桜も。
一部はまだこれからの桜も。
遅く咲いた桜が、我々を歓迎してくれた。
遅く咲いた桜が、我々を歓迎してくれた。
 和服を着てせわしなく作業をしている方が。何と、茶会が開かれていました。
和服姿の方々が。
和服姿の方々が。
桜峠で茶会が催されていた。
桜峠で茶会が催されていた。
 桜峠で野点(のだて)とは、風流です。ちょうど最初のお客様にお茶を点てているところでした。
強風の中、野点が始まった。
強風の中、野点が始まった。
心落ち着く時間が流れる。
心落ち着く時間が流れる。
 この日は強風注意報も出る中なので、一部道具が倒れたり飛ばされたりしないよう、本来の位置や作法とは異なる部分もありながらの、野点です。正客の位置にいらっしゃるのは、地元・北塩原村の村長でした。
お茶を点て終わった。
お茶を点て終わった。
この回の”正客”は、村長さん。
この回の”正客”は、村長さん。
「桜峠で茶会を開くとご案内を頂いて、初めて伺いました。」

 村長に使われた茶器は桜と紅葉が描かれたもので、

「春でも秋でも使える茶器です。」

との説明に、

「いやあ美味しかったですねぇ。」

とご満悦の様子。
器もじっくり眺める。
器もじっくり眺める。
中に桜、外に紅葉が描かれている。
中に桜、外に紅葉が描かれている。
 茶会の代表であるお師匠さんが用意した道具は、茶釜を沸かす為の火鉢は黒織部で、戦国時代より前のものだそう。また水差しは塩壺として使っていたもので、

「今回の茶会の為に1週間水に浸けて塩抜きをしてきました。利休のやり方のお茶は、何を道具にしても好いのです。」
スタッフにも参加を促して下さった。
スタッフにも参加を促して下さった。
年代物の道具が使われていた。
年代物の道具が使われていた。
 お師匠さんのご好意で、次の回に私も参加させて頂く事に。茶を点てて下さったのは、振り袖姿のこちらの方。
次の回に参加すると、登場したのは…
次の回に参加すると、登場したのは…
振り袖姿の女性。
振り袖姿の女性。
 聞けば高校2年生との事。中1から茶道を始めたそうで、

「日本の文化で、日常で体験できない空間にいられると思ったのが、始めたきっかけです。」
桜をバックに、作法に則って…。
桜をバックに、作法に則って…。
所作が美しい。
所作が美しい。
 お茶を点てて頂いている間に、お菓子を頂戴します。ずんだ(枝豆を潰したもの)餡からは枝豆の香りが立ち、程よい甘さです。干菓子には、桜の花びらの形が凝らされています。
頂戴したお菓子。桜の花びら色の2品。
頂戴したお菓子。桜の花びら色の2品。
お饅頭はずんだ餡が…(齧った後で済みません)。
お饅頭はずんだ餡が…(齧った後で済みません)。
 味わい終わる頃には、お抹茶が点て終わったようです。
お菓子を味わっている合間にも…
お菓子を味わっている合間にも…
粛々とお抹茶が点てられていく。
粛々とお抹茶が点てられていく。
 先程の村長と同じ器で頂くと、器を口に近付けた時点で、この強風でも抹茶の香りが立ち上り、きめの細かいお抹茶が鼻と喉の奥に香りを広げながらすーっと入って行きます。
点てて頂いたお抹茶。桜に囲まれている。
点てて頂いたお抹茶。桜に囲まれている。
秋には桜峠もこのような紅葉に染まるのだろうか。
秋には桜峠もこのような紅葉に染まるのだろうか。
「野点はきょうが初めてなんです。」

 最初の野点を、私が頂いちゃって良かったのでしょうか?

「はい、良かったです。」

 間髪を入れず答えてくれたのが、気遣いの出来る女性だと感じさせてくれました。
実は野点はこの日が初めて。
実は野点はこの日が初めて。
気遣いの出来る高校生だった。
気遣いの出来る高校生だった。
 将来の夢は、現時点では作業療法士だそう。

「もの作りや絵を描く事が好きで、絵を描くなどして一緒に遊びながらリハビリ出来る仕事なので、素敵だなと思って…。」

 因みにご家族も医療関係の仕事をしていて、そんなご家族を「尊敬しているそう」です。

 これからも夢に向かって勉学に、そして茶道に勤しんでくださいね。応援しています。
茶釜から湯気が立ち上る。
茶釜から湯気が立ち上る。
残っている桜をバックに…。
残っている桜をバックに…。
「あら、徳光さん!」

 話しかけて下さったのは、お隣に座っていた女性です。

「私達4人姉妹の内の3人で、茶会があるというのでここに集合したんです。」
隣の方々が話しかけて下さった。
隣の方々が話しかけて下さった。
姉妹で桜峠の茶会に集合したそう。
姉妹で桜峠の茶会に集合したそう。
 皆さん会津にお住まいの姉妹。

「何十年も前から見ていますよ~。」

 あはは、私もアナウンサー歴34年目ですからね(汗)。その内のお一人とは、福島市の花見山公園でお会いした事があるそうです。あそこも花の名所で、よく中継をしましたっけ。

 お茶会の後は、作って来たお弁当を広げるそう。素敵なランチタイムを!
私の33年のアナウンサー人生も見ていて下さったなんて、有難い。
私の33年のアナウンサー人生も見ていて下さったなんて、有難い。
いつまでもお元気で!
いつまでもお元気で!
 私は買ってきた「くるみ&レーズン」(550円)を試食。

 この強風の中でもブドウの香りがたっぷり。パンにはみっちり感としっとり感があって、シンプルながらも美味しい♪ そこにくるみの味と食感がアクセントになっていました。(つづく)
産直店頭のパン屋さんで買った「くるみ&レーズン」を…(半分に割ったところ)。
産直店頭のパン屋さんで買った「くるみ&レーズン」を…(半分に割ったところ)。
レーズンたっぷり。美味しいパンだった。
レーズンたっぷり。美味しいパンだった。
 桜峠を後に国道を走ると、或るお店の看板に「オリジナル地酒」の文字が。オリジナル? お邪魔すると、中にはキンキンに冷えた日本酒が…。

その4「『八・』は何と読む? 売っているのはここだけ!オリジナル日本酒2銘柄」は、こちらをクリック。
「オリジナルの酒」という看板に惹かれた。
「オリジナルの酒」という看板に惹かれた。
この冷蔵庫の中に、オリジナルの酒が…。
この冷蔵庫の中に、オリジナルの酒が…。
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