フードロスを減らしながら「おいしい！」に変換。ジェラートもジンギスカンも堪能できる店が三春町にオープン！

Chu! PRESS

2023.04.29

#ジェラート

#フードロス

地元の農産物を購入したり、レストランや入浴施設、ドッグランなどを利用できたりする田村郡三春町の「三春の里」。

のどかな景色が広がる

この敷地内に4月15日にオープンしたのが「ジェラテリア・マッテオ&ジンギスカンペコ」だ。

「三春の里」の敷地内にある円形の建物

鈴木美伸リポーターが早速店内に足を踏み入れると、12種類のジェラートがお出迎え！とにかく彩り豊かで、見た目にもおいしい！すベて手作りで、フレーバーは日替わりだという。

どれもおいしそうで迷っちゃう！

オーナーの平山真吾さんのおすすめは、「イチゴ」と「ブルーベリー・甘酒」のダブル。

奥のピンク色が「イチゴ」、手前の濃い紫色が「ブルーベリー・甘酒」

まずは、「ブルーベリー・甘酒」というめずらしいフレーバーから。意外な組み合わせに驚くものの、ひと口いただいた鈴木リポーターは「しっかりとしたブルーベリーの味だが、ほのかに甘酒のコクも感じる」と気に入った様子。「イチゴ」も、「凍らせてそのまま食べているかのような濃さが楽しめる！」と話す。

驚きの味わいは、思わず目を見開くほど

どちらも素材のおいしさが生かされているが、実はここにこだわりが。それは、規格外の野菜や果物を使っていることだ。

今回いただいた「イチゴ」も、こうした傷んだものを使用

傷があったり形が良くなかったり…などの理由で廃棄されてしまうことを知った平山さんは、「フードロスをなくしたい」という思いからこのお店をオープンした。これらの規格外の野菜や果物は、知り合いの農家などで仕入れているという。

「廃棄なんて、もったいない」が原点

こうして思いを込めて作られたジェラートは、シングル（1種類）からクワトロ（4種類）まで、なんと一律550円！そこで次はクワトロを盛り付けてもらうことに。フレーバーは、「酒かす」に「トマト」、「ほうれん草」、「ごぼうチョコレート」と、どれも興味深いものだ。

白色が「酒かす」、赤色が「トマト」、緑色が「ほうれん草」、茶色が「ごぼうチョコレート」

鈴木リポーターが「ごぼうチョコレート」をひと口頬張ると、ごぼうの味と香りがドカン！そして後からチョコレートの味が重なって…「ごぼうとチョコレートって、本当によく合う！」と新たな発見が。
規格外の野菜や果物が生まれ変わった味。これから暑さがどんどん増していく中、これらのジェラートをお目当てに訪れるのも良さそうだ。

そして、お目当てにしたいものがもう一つ！
店内を奥に進んで、用意されたテーブル席に腰かけると…鈴木リポーター、なんだか外が気になる様子。

並べられたジンギスカンを紹介する前に、気になることが…

窓を開ければ、自由に遊ぶ愛犬の姿を愛でることができる

外にいたのは、ワンちゃん！ドッグランがある「三春の里」だからこそ、愛犬をすぐ側で見守りながら食事が楽しめる環境はありがたい。

そして、テーブルの上に並べられているのはイチオシの「ジンギスカン定食」。ラム肉に小鉢、ご飯がいずれも盛り盛り！これで1人前という驚きのボリューム感だ。野菜は、ジェラートと同様、県内の農家から仕入れた規格外のものが使われている。三春町の名産品、三角油揚の姿も。

とにかくボリューム満点！

ラム肉はニュージーランド産で、品質が高く、特有のニオイが少ないのが特徴。平山さんのこだわりは、これをスパイスを効かせた塩に付けていただくことだ。

たっぷりの野菜とラム肉を一緒にジュ〜ッと…たまらない！

タレではなく、塩で！

ジンギスカンの柔らかさと特有の鼻から抜ける香りを堪能する、鈴木リポーター。そこに、平山さんの「お待たせしました！」の声…そう、突如運ばれてきたのは、鈴木リポーターの片手に欠かせないビール！

「待っていたわけではないけれど…」と前置きしながらも「最高！」の一言

さらに、単品メニューでぜひ味わっておきたいのが「ラムタン」だ。1頭の仔羊から取れるタンはわずか約100gと言われているため、とても貴重なもの。

ラム肉独特の柔らかさとまろやかさがある

お馴染みの牛タンに比べるとかわいらしいサイズ感で、甘く、コリコリ感が強いという。味が濃くてしっかりしているため、鈴木リポーターも「これはクセになる！」と病みつきに。

こちらも、こだわりの塩を付けて

このほか、店名「ペコ」の由来にもなったイタリアのペコリーノチーズをたっぷり使った単品メニューや、ジンギスカンに合うワインなども用意されている。

食欲がそそるジンギスカンだけでなくジェラートまで楽しめる店。その裏側には、「フードロスをなくしたい」という強い思いがある。悩んでいる農家がいれば、「県内はどこでも引き取りに伺う」と話す平山さん。食べ物を大事に使ってみんなが幸せに…SDGsの輪がどんどん広がっていくことを期待したい。

Chu!PRESS編集部

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