南相馬市の牛乳屋と醤油屋の老舗がコラボ！「とにかく醤油！」なしょっぱさがクセになる「俺たちの醤油プリン」

Chu! PRESS

2023.05.08

#醤油プリン

#南相馬市

南相馬市にある「道の駅南相馬」。新鮮な野菜から工芸品まで、地域の魅力がぎゅっと詰まっている場所だ。

国道6号沿いにある

そこを訪れた今野花織アナが見つけたのが…

売り場の一角に、お目当ての品を発見！

ネーミングがインパクト大！

「俺たちの醤油プリン」。なんだか気になるネーミングの商品、フタを開けると醤油の香りが広がる。ひと口いただいてみると…

ひと口頬張って「なるほど！たしかに！」と納得の様子

プリンといえばたまご感あふれる甘いスイーツだが、それよりも醤油感が強いよう…。去年8月に発売されたこの商品は、実は市内の老舗同士がタッグを組んで生み出したものだった。

お取り寄せも可能

まず、ラベルに書かれている「まつなが牛乳」とは、南相馬市原町区にある地域密着型の「松永牛乳」。創業は明治33年だ。

牛乳や乳製品の製造販売会社

市民に愛され続ける味

そして、南相馬市鹿島区にある「若松味噌醤油店」。創業は江戸時代末期で、質の高い味噌や醤油を作り続けている。

南相馬の地で150年あまり

家族経営の強みを生かしてクオリティを維持

この2つの老舗がコラボレーション！自慢の牛乳と醤油が合体して完成したのが「俺たちの醤油プリン」だ。ラベルは、若松味噌醤油店の前かけと蔵の模様をイメージしている。

その開発に携わったのが、こちらの3人。松永牛乳の井上禄也さんと若松味噌醤油店の若松真哉さん、そしていわきのモノ創りを元気にしようと活動している「いわきユナイト」の田子哲也さんだ。

「俺たちの醤油プリン」の生みの親は3人

開発のきっかけは、2022年3月の福島県沖地震で若松味噌醤油店が被害にあったこと。プリンの商品企画をしている「いわきユナイト」の田子さんが、「何かできないかな。復興に役立てたらいいな」という思いで商品化したのが始まりだった。

福島県沖地震で被災

「復興に役立てたい」の一心で…

井上さんと若松さんは普段から交流を密にしているため、このアイデアを実現させるのにそう時間はかからなかったという。70品の試作から3品に絞り、「どれが一番醤油らしいか」を軸に吟味。最終的に、普通の醤油と比べて濃厚でコクのある「再仕込み醤油」を使うことに決め、食べた人に「醤油という存在感」を与えられるものに仕上げた。

「醤油の存在感」を際立たせるには、コレ！

醤油が入っているだけに、お客さんからは「しょっぺえ！」という声もあがったというが…

プリンの甘さ＋醤油のしょっぱさ＝クセになる

一度口にすると、クセになってリピートしてしまうという。食感は少しかためだがクリーミーさもあって、甘さとしょっぱさがどちらも楽しめる商品になっている。みたらし団子のあまじょっぱい風味にしているため食べやすい。

みたらし風味のあまじょっぱいプリン

そして、このままいただくだけではなく、なんともう一つの楽しみ方があるという。「おいしいですよ」と今野アナに差し出されたのは…

緑色のモノの正体は…ワサビ！

なんと、ワサビ！松永牛乳の井上さんは角煮に近い味になるというが、果たして!?

醤油プリンの上に緑色のワサビをON…

第一声は「おいしい」！後に…

ぱくっといただいて「おいしい」！でも、後からしっかりとワサビの辛さも…。醤油とワサビの相性が良いのはもちろんのこと、「プリンの甘さを引き立たせてくれて、すごく良いアクセントになっている」と話す今野アナ。しかし、角煮ではなかったよう（笑）。スイーツではなく、おつまみとして味わいたい人におすすめの食べ方だ。

3人の力を結集した生み出した自信作！

牛乳屋と醤油屋の老舗が本気で考えて生み出した「俺たちの醤油プリン」。ネーミングだけでなく、味も個性が光る逸品だ。クリーミーな口どけに醤油の風味が香る上品な味わいに、やみつきになる人も多いはず。「とにかく醤油！」をぜひ体感してみたい。

Chu!PRESS編集部

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