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2022.07.04

文房具はただの道具じゃない!「文具女子」たちの心をくすぐる注目の文具店と女性経営者の挑戦

#文具女子
#女性活躍
文房具はただの道具じゃない!「文具女子」たちの心をくすぐる注目の文具店と女性経営者の挑戦
最近、女性の文具熱の高まりから「文具女子」という言葉が生まれ、全国各地で『文具女子博』という祭典も開かれ、注目が集まっています。
かくいう私も文房具が大好きで、小学生時代に使っていたお気に入り鉛筆を削らずに今でも大切に保管しているほどです。大人になってからは全国の文房具店を検索しては訪ね歩き、お店の雰囲気を楽しみながら自分好みの文房具を買い集めては楽しんでいます。
そうした中、福島県の“ある文房具店”がいま密かな人気を集めています。その店は、厳しい経営環境に置かれながらも“女性ならではの視点”で様々な取り組みを行い、海外の文具好きたちをもワクワクさせる存在ともなっています。

福島市の県庁通りで長く暖簾を守ってきた文房具店「文化堂」。1926年(昭和元年)に創業し、もうすぐ100周年を迎える老舗で、事務用品だけではなく学童用品や画材などあらゆる文房具が揃い「他の店にはない商品でもここに行けば手に入る」と言われるほどです。その「文化堂」で常務取締役を務めているのが尾形純江さん(44歳)。子どものころから文房具が好きで、文化堂で仕事をするようになってから万年筆の魅力に引き込まれた、まさに「文具女子」です。

■街文房具店が激減?

さて、本題に入る前に、読者のみなさまに知ってほしい街の文房具店の現実があります。
昔ながらのものから最新のものまで文房具のことは何でも熟知する尾形さんですが、話を聞くと、厳しい経営状態と向き合い続けているといいます。最近はオンラインショッピングが一般的となり、せっかく来店してくれたお客さんもお目当ての商品を購入するとすぐ店を出てしまう人も多く、たくさんの品揃えがある実店舗で直接商品に触れられる魅力を十分に伝えられないと感じていました。

街の文具店はこの十数年で数が激減。国の調査では2007年に全国に約1万2千店舗あった文具店が、2016年には約7000店舗と4割以上も減っています。「文化堂」でも、以前は大口で注文があったオフィス向けのコピー用紙やファイルなどの需要が減っているだけではなく、店舗の老舗感ゆえに、初めての人が立ち寄るには少々敷居が高い雰囲気もあって客足は増えず、厳しい状況が続いていました。
 

■姉妹店オープンの思い

そうした中で尾形さんは2012年、老舗の文房具店とは全く異なったイメージの姉妹店をオープンさせます。店名は「ペントノート」。その名の通り“ペンとノートがある暮らし”をコンセプトに、尾形さんが大好きな万年筆を中心にノートや便箋、雑貨など文具女子として「これいいな!」と思った商品を選んだいわば筆記用具のセレクトショップです。
 

「オフィス街にある文房具店ですが、ペンやノートとゆっくり向き合い、その時間を楽しめるような商品を扱えたらいいなと思い始めたのがこのお店なんです。」と話す尾形さん。店内には、文具女子の心をくすぐるカワイイ筆記用具や日常で使うと気分が上がる雑貨などが並びます。

尾形さんがかねてから抱いていた「お客様に少しでも長く滞在していただきたい」との思いから店内にはカフェも併設。文房具の購入だけではなくカフェを目的に来店する人も増え、取材中も訪れた人たちがリラックスした雰囲気の中で思い思いの時間を過ごしている様子が印象的でした。尾形さんのアイディアを活かしたチャレンジは他にもあります。「文房具の魅力をもっと色々な人に知ってもらいたい」と、文房具メーカーとコラボしたイベントを開催したところ予想を超える大盛況。「文房具を好きな人がこんなにいるんだ!」と改めて実感したそうです。
 

■オリジナル商品が海外へ!

そして、この福島市の「ペントノート」から様々なオリジナル商品も誕生しています。特筆すべきは福島の星空や四季の情景をイメージした万年筆とインクのシリーズ商品。いま最も人気のある「しのぶの翠色」というオリジナル万年筆は、福島市のシンボルとして知られる信夫山に霧がかかった情景をイメージしたもので、淡いグリーンの軸に細かなラメが入り思わず見とれてしまうほどの美しさ。4万円を超える価格にも関わらず売り切れになるほどの人気ぶりです。そのオリジナルの万年筆はカナダやオンランダ、台湾など海外からも注文があり、海外のファンからインスタグラムでも紹介されることもあるそうです。
「オリジナル商品が海を渡りお客さまの元へ届いたことを知った時はとても嬉しかったです。」と話す尾形さん。SNSを活用して情報発信をしたり、オンラインショップを海外向けに英語表記したりなど様々な苦労を伴いますが、「文房具の魅力や楽しさを知ってもらいたいから」と楽しそうに作業をしている尾形さんの姿はとても輝いていました。

 

■ネットではなく実店舗だからこそ

そして、文具女子の心を鷲づかみにするオリジナル文房具がもうひとつあります。ペン先から持ち手の部分まで全てガラスでできている「ガラスペン」です。光の当たり具合で輝きが違って見え、万年筆とは違うカリカリとした書き心地は、私がこれまで出会った中で最も美しい筆記用具の一つです。

その「ガラスペン」と出会って感じたことは、もし尾形さんがこの店を経営していなかったなら、私は一生、その魅力に気づくことができなかったのではないかということです。インターネットでの商品購入が一般的になった時代背景の中で、実際の商品を手に取り、その使い心地を確かめることができる実店舗は貴重な存在なのではないでしょうか。私と同じように、今まで知り得なかった文房具の魅力をこのお店をきっかけに知り、心が弾んだ方も多くいると思います。

多くの文具ファンを魅了する「ペントノート」ですが、2022年3月に発生した福島県沖地震で被害を受け、歴史ある本店の「文化堂」とともに街の中心部から郊外へ移転しました。「正直、不安なことも多いけれど、新天地でも頑張っていきたい」と前向きな尾形さん。多くの苦労を伴う店舗経営ですが「大好きなものを多くの人に届けたい」という思いは変わりません。

■「いつか自分も文房具店を開きたい」

私もいつの日か小さなお店を開き、大好きな文房具に囲まれて仕事をしたいと思っています。好きを仕事にすることは大変ですが、尾形さんがオープンさせた「ペントノート」の取材を通して、文房具の魅力を感じる側だけにはとどまらず“伝える側”に立ちたいと感じました。
この先、ワクワクしながら将来像を思い描いて夢の実現に向かっていきたいと思います。そしてこれからも「ペントノート」のファンで居続けようと思います。
 

【執筆者 古川恵美 (福島県在住)】
1978年生まれ。小学生と中学生2人の子供を子育て中。将来「文房具に携わる仕事をしたい」との夢を持ち、現在はケイリーパートナーズに在籍し、フルリモートで勤務中。

※この記事はケイリーパートナーズと福島中央テレビの共同連携企画です。
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