2024.02.08
with a camera in Inawashiro Town 2-3
「ぶらカメ」猪苗代町篇2巡目その3です。
その1「町のシンボル猪苗代湖で今年の新情報ゲット & 湖の絶景と水鳥に惹かれる人達」は、こちらをクリック。
その2「パン2題 新発売の“かめまる”パンを、かめ丸を見ながら食べてみる」は、こちらをクリック。
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その2「パン2題 新発売の“かめまる”パンを、かめ丸を見ながら食べてみる」は、こちらをクリック。
「みなとやベーカリー」を併設する「LAKE SIDE HOTELみなとや」は明治10(1877)年創業で、現在の社長は4代目です。
「去年(2023年)の12月にパン店をオープンする時に『かめまる』パンを出したかったんですが、職人が納得のいくパンを作るまで待ってくれという事になって、先週の土曜日(1月27日)発売になったんです。」
「去年(2023年)の12月にパン店をオープンする時に『かめまる』パンを出したかったんですが、職人が納得のいくパンを作るまで待ってくれという事になって、先週の土曜日(1月27日)発売になったんです。」
みなとやベーカリーは、老舗旅館のみなとやに併設。 |
本当はパン店オープンと同時にかめまるパンは発売される筈だったと語る社長さん。 |
子どもが食べる事も想定し、少しクリームを甘めでしょ、とも語る社長は、職人に多くの部分を任せた一方、
「目は入れた方が良いといって、最後にチョコの目を入れてもらいました。可愛くなったでしょ?」
「目は入れた方が良いといって、最後にチョコの目を入れてもらいました。可愛くなったでしょ?」
パン職人が納得するまで販売を待つ一方、目をつけるアイディアも出した。 |
確かに、目もかわいい「かめまる」達。 |
そして「かめまる」に続く新たなパンの構想があるそうで、
「次は“はくちょう丸”の形をしたパンも考えているんです。」
遊覧船に乗って、その帰りにその形をしたパンを買っていくのも良いですね。
「次は“はくちょう丸”の形をしたパンも考えているんです。」
遊覧船に乗って、その帰りにその形をしたパンを買っていくのも良いですね。
今度は「はくちょうまる」が食べられる日も? |
珍しくパンに癒された。 |
社長のインタビューを撮っている最中、ちょうど社長の後ろの壁の絵にも“かめ丸”と“はくちょう丸”が描かれているのに、ディレクターが気付きます。
「館内をアートで彩ろうという事になりまして、この壁以外も、旅館の階段や浴室も絵を描いてもらったんです。」
「館内をアートで彩ろうという事になりまして、この壁以外も、旅館の階段や浴室も絵を描いてもらったんです。」
たまたま話を聞いたロビーの壁に、遊覧船の絵が描いてあった。 |
これは2021年に描いてもらったもの。 |
こちらは2019年に岩切章悟氏が描いたもので、白鳥が旅立つ春からの四季を表現しています。
「しかもお客さんがいるので、寝静まった夜中に描いたんです。」
階段の下など、自分より上の斜面に描くのはさぞご苦労があった事でしょう。
「しかもお客さんがいるので、寝静まった夜中に描いたんです。」
階段の下など、自分より上の斜面に描くのはさぞご苦労があった事でしょう。
ロビーから階段室を仰ぎ見る。四季を表現しているそう。 |
白鳥が羽ばたく様は、旅館や猪苗代町の躍動を鼓舞するかのようだ。 |
続いて、浴室にも案内して頂きます。その廊下には、150年余の歴史にまつわる史料が飾られています。
こちらは、現在の天鏡閣の迎賓館が出来て25周年の時の広告だそうで、記念で旅館を安くするなどしたようです。風光明媚の猪苗代湖畔/雄大絶景ノ磐梯山麓の長濱へ!!なんて、なかなかのキャッチコピーです。
「うちには残ってなくて、別の方が『こんなものが見つかったよ』って持ってきてくださったんです。」
こちらは、現在の天鏡閣の迎賓館が出来て25周年の時の広告だそうで、記念で旅館を安くするなどしたようです。風光明媚の猪苗代湖畔/雄大絶景ノ磐梯山麓の長濱へ!!なんて、なかなかのキャッチコピーです。
「うちには残ってなくて、別の方が『こんなものが見つかったよ』って持ってきてくださったんです。」
昔の宿泊料サービスを知らせるちらし(光っていて、済みません)。 |
キャッチコピーが粋だ。 |
「徳光さんは、画家の山下清の実物の写真を見た事がありますか? こちらです。」
4代目(社長のご両親)も写っていて、その後ろはまだ瓦屋根の頃の旅館です。
「鉄道が出来る前までは水上交通が盛んだったんです。年貢米を運ぶなどしていて、旅館の前にもああいう桟橋があったんです。その関係者が旅館を利用していました。長浜に翁島(おきなじま)港という港があるので、そこからうちも『みなとや』としました。」
更には野口英世博士が“撮影した”という写真も。
「翁島駅に戻ってきた野口博士を、大きな杉の木のゲートを建てて歓迎したんです。人の身長と比べても大きなゲートですよね。」
4代目(社長のご両親)も写っていて、その後ろはまだ瓦屋根の頃の旅館です。
「鉄道が出来る前までは水上交通が盛んだったんです。年貢米を運ぶなどしていて、旅館の前にもああいう桟橋があったんです。その関係者が旅館を利用していました。長浜に翁島(おきなじま)港という港があるので、そこからうちも『みなとや』としました。」
更には野口英世博士が“撮影した”という写真も。
「翁島駅に戻ってきた野口博士を、大きな杉の木のゲートを建てて歓迎したんです。人の身長と比べても大きなゲートですよね。」
山下清画伯が、みなとや前で撮った写真などもある。 |
野口英世が撮ったという写真。大正4(1915)年に故郷に戻り、翌日みなとやで歓迎会をしたそう。 |
そしてこちらが、壁に絵の描かれた浴室です。
「日本に3人しかいないという銭湯ペンキ絵師の田中みずきさんが描いて下さったものです。」
冬から春へ、まだ雪をかぶった会津磐梯山が描かれています。
「日本に3人しかいないという銭湯ペンキ絵師の田中みずきさんが描いて下さったものです。」
冬から春へ、まだ雪をかぶった会津磐梯山が描かれています。
隣棟の浴室まで案内して下さる。 |
こちらが浴室。富士山ではなく磐梯山が描かれている。 |
洗い場には、猪苗代湖を望む親子の赤べこや、猪苗代湖を泳ぐ赤べこも。
洗い場には、猪苗代湖を泳ぐ赤べこが。 |
屏風絵のように角をいかした立体感がある。 |
脱衣所には、ここ「みなとや」を訪れた野口英世博士や山下清画伯の姿も描かれています。まさに猪苗代町の良さと、みなとやの歴史が感じられる絵の数々です。
「ここにしかないものを提供していきたいと思います。ベーカリーも、“はくちょう丸”に限らず、今後は地元の小麦粉を使ったパンであるとか、猪苗代を感じられるものをやっていきたいですね。」
「ここにしかないものを提供していきたいと思います。ベーカリーも、“はくちょう丸”に限らず、今後は地元の小麦粉を使ったパンであるとか、猪苗代を感じられるものをやっていきたいですね。」
野口英世博士や山下清画伯が、時を超えて猪苗代町へ。 |
「ここにしかないものを提供したい」と想いを語る。 |
「LAKE SIDE HOTELみなとや」はJR猪苗代駅からバスで約10分、国道49号沿いにあります。また看板にもあるようにテントサウナ等も楽しめるほか、宿泊しない人もレストランやベーカリーを利用する事が出来ます。(つづく)
国道49号沿いに建つ。 |
パンやサウナなどのサービスが楽しめるのが、看板からも分かる。 |
さて、今回スタジオMCは母心・関あつしさんという事で、その関さんにも楽しんでもらえる場所へ行ってみようと思います。
その4「動画制作はこのソフビから始まった イナワシロンと再会&最新ソフビ販売情報」は、こちらをクリック。
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関さんは、懐かしがってくれるかな? |
光沢があるが、これはもしかして… |
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