2024.02.08
with a camera in Inawashiro Town 2-2
観光遊覧船乗り場のある猪苗代湖の通称「長浜」には、猪苗代湖の絶景と白鳥等を見に、多くの人が訪れます。その長浜に「焼いも」の提灯を下げた店がありますが、その店の前に
猪苗代湖長浜の風景。白鳥や鴨が近い。 |
焼いもの提灯を下げた店が。 |
「ミズドリたちのパンあります」
の看板が置いてあります。まだ店は閉まっているようですが、「学校休校日が営業日です」とあります(ロケ日は2月3日(土))。
の看板が置いてあります。まだ店は閉まっているようですが、「学校休校日が営業日です」とあります(ロケ日は2月3日(土))。
ミズドリたちのパンがあるようだ。 |
閉まった店内には、「学校休校日」に営業との文字が。 |
暫くすると、お店の人がやってきました。
「一時期白鳥が猪苗代湖に来ない時期があったんですが、1980年に白鳥が再飛来したんです。その年から店を出しています。」
「一時期白鳥が猪苗代湖に来ない時期があったんですが、1980年に白鳥が再飛来したんです。その年から店を出しています。」
お店の人が店を開けにやってきた。 |
白鳥の再飛来とともに40年以上店を営む。 |
ここではパンの耳を売っています。
「昔は白鳥が来ると、茶殻なんかをやっていたんです。そうしたら段々色々なものをやる人が出てきて、今はパンか米しか食べないです。」
舌が肥えたのか、それともエネルギーになりやすい食べ物が分かるのか。
「昔は白鳥が来ると、茶殻なんかをやっていたんです。そうしたら段々色々なものをやる人が出てきて、今はパンか米しか食べないです。」
舌が肥えたのか、それともエネルギーになりやすい食べ物が分かるのか。
小分けされたミズドリの餌。量で値段が変わる。 |
値段が上がるほど、内容量はお得らしい。 |
パンと言えば、そうです、最近発売になった遊覧船形のパンを取材しなくては!(ミズドリのパンを売っているお店の方、有難う御座いました。)
そのパン屋さんは長浜沿いの旅館「みなとや」にあるお店です。幟にも「BAKERY」「OPEN」とあるので、入ってみます。
そのパン屋さんは長浜沿いの旅館「みなとや」にあるお店です。幟にも「BAKERY」「OPEN」とあるので、入ってみます。
新発売のパンは、みなとやのパン屋さんで販売している。 |
なかなかお洒落なガラス窓。 |
ここは旅館に併設されたレストラン「中国料理 西湖(さいこ)」の中に去年(2023年)12月21日に出来たばかりの、新しいパン屋さん。しかも遊覧船形のパンは先週1月27日に発売されたばかりとの事です。国道49号のすぐ向こうは猪苗代湖、眺めも最高のロケーションです。取材許可を得られたので、パン屋さん部分を見てみましょう。
中国料理 西湖のテーブルが並ぶ。パン店も同居。 |
レイクビューが楽しめるのが嬉しい(冬は寒くないし)。 |
パンはレストランの手前、ガラスの屋根がついた棚に焼き上がったものからずらりと並んでいます。
手前がパンのショーケースで、奥が中国料理の店。繋がっている。 |
旅館併設だが、パンの中身は充実している。片手間での営業ではないのが分かる。 |
食パン・菓子パン・総菜パン等種類も豊富で、
美味しそうなパンが並ぶ。 |
惣菜系から菓子パンまで。 |
パンには店の焼き印が押されているものもありました。
食パンなどには… |
パンと小麦の焼き印が。 |
肝心の遊覧船「かめ丸」の形をしたパンは、厨房でクリームをかけるなどの最後の仕上げ中。
そして出てきました! こちらが「かめまる」(500円)です。
そして出てきました! こちらが「かめまる」(500円)です。
ガラスの向こうの厨房では職人さんが一人でパンを焼きあげている。 |
これが「かめまる」。1日10個限定。 |
遊覧船同様、親亀の背中に子亀が乗っています。何とも愛らしい容貌です。
こっちを見ている。可愛い~♪ |
並ぶともっと可愛い。表情が微妙に違う。 |
パンは本来テークアウトのみですが、特別に「かめ丸」の見える窓側の席で頂きます。
食べやすいように子亀部分のパンをおろすと、親亀部分のパンには何とクリームがたっぷり♪
頂いてみると……パンがふわっふわ、そこにミルククリームの甘さがしっかりたっぷり加わります。ただ頭と子亀の部分にクリームは入っていないので、このクリームをディップし(すくい取り)ながら頂くのが良いですねぇ。上の緑色のクリームもまた別の甘さが楽しめて、美味し~い。
食べやすいように子亀部分のパンをおろすと、親亀部分のパンには何とクリームがたっぷり♪
頂いてみると……パンがふわっふわ、そこにミルククリームの甘さがしっかりたっぷり加わります。ただ頭と子亀の部分にクリームは入っていないので、このクリームをディップし(すくい取り)ながら頂くのが良いですねぇ。上の緑色のクリームもまた別の甘さが楽しめて、美味し~い。
元祖?かめ丸とツーショット。 |
子亀をとると、親亀の背中はぱっくり割れてクリームがたっぷり。 |
職人さんは恥ずかしがり屋で撮影はNGだったのですが、話はして下さり
「最初は子亀をくっつけた形で焼きたかったんですが、そうするとどうしても親亀の下のパンが潰れちゃうので、別々に焼く事にしました。ブリオッシュ(柔らかい食感のバターたっぷりパン)風を目指して作りました。」
「最初は子亀をくっつけた形で焼きたかったんですが、そうするとどうしても親亀の下のパンが潰れちゃうので、別々に焼く事にしました。ブリオッシュ(柔らかい食感のバターたっぷりパン)風を目指して作りました。」
本来は親亀子亀全体で1つのパンとして焼きたかったのだそう。 |
親亀の甲羅・頭・子亀の3つのパンを組み合わせている。 |
「かめまる」は1日限定10個です。今回は特別に店内で頂きましたが、「西湖」でドリンクを頼んで一緒に飲食するなら、店内で食べる事も出来るという事です。
パン屋さん「みなとやベーカリー」は11時から夕方7時までで、火曜・水曜は休みです。(つづく)
パン屋さん「みなとやベーカリー」は11時から夕方7時までで、火曜・水曜は休みです。(つづく)
どうしても欲しい人は、早い時間帯の購入がお勧め。 |
猪苗代方面を通る際に、立ち寄ってみては? |
「みなとやベーカリー」が出来るまでの話を、旅館の方に伺う事に。すると「かめまる」に続く新たなパンの開発話や、旅館の歴史や魅力を知る事に…。
その3「地元らしく、来たくなるスポットへ…みなとやの伝統と創造」はこちらをクリック。
その3「地元らしく、来たくなるスポットへ…みなとやの伝統と創造」はこちらをクリック。
旅館の社長さんが取材に応じて下さった。 |
新たな事への挑戦が、新たな伝統を作る事に。 |
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