アナウンスルーム

アナウンサーブログ

徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Shirakawa City 3-1
 『ゴジてれChu!』木曜恒例「ぶらカメ」のコーナー、今回は白河市にお邪魔しました。私が担当した「ぶらカメ」としては3巡目です。

1巡目は2年半前でした。こちらをクリック。
2巡目は1年半前でした。こちらをクリック。
「ぶらカメ」白河市篇、今回は一気に全国的に有名になった福島県のスポット…
「ぶらカメ」白河市篇、今回は一気に全国的に有名になった福島県のスポット…
白河関跡からスタート!
白河関跡からスタート!
 今年一番有名になった東北の地名の一つが、「白河の関」ではないでしょうか。夏の全国高校野球選手権大会で仙台育英高校が優勝し、深紅の優勝旗が「白河の関」を初めて越えて東北へ、という言葉を耳にされたかと思います。正確には「白河関跡(しらかわのせきあと)」で、遅くとも8世紀には設置されたとみられる国指定の史跡で、東北の玄関口の代名詞です。
こちら白河神社。写真からも土砂降り具合が分かる。
こちら白河神社。写真からも土砂降り具合が分かる。
深紅の優勝旗、白河の関越えを祝う横断幕。
深紅の優勝旗、白河の関越えを祝う横断幕。
 ロケに出た24日は朝から大雨警報、取材中には土砂災害警戒情報も出される荒天で、白河の関があった場所に佇む白河神社の写真を見ても雨がはっきり写る位の土砂降り、参道もちょっとした川のように雨水が流れ落ちていました。
午前9時を回っても、灯篭の明かりが嬉しい。
午前9時を回っても、灯篭の明かりが嬉しい。
参道も小川のよう…。
参道も小川のよう…。
 この大雨の中朝9時半、白河関跡にある白河神社には参拝客が断続的に訪れます。こちらの方は神奈川県の小田原からいらしたとの事。

「高校野球で『白河の関』が有名になったので、こちらに来て御朱印を頂こうかなと思って…。でも社務所が10時半にならないと開かないみたいなので、ほかの神社も回ってみようかと思っています。」
神社に手を合わせる2人…。
神社に手を合わせる2人…。
神奈川県の小田原からやってきたそう。
神奈川県の小田原からやってきたそう。
 実はこちらの神社の「御朱印」は、仙台育英が高校野球で優勝して以来大人気。というのも、宮司が持っているこちらの「通行手形」に大きな理由があります。
白河神社の社務所は、石段を上らず、道路沿いを進んだ所にある。
白河神社の社務所は、石段を上らず、道路沿いを進んだ所にある。
白河神社人気急上昇の理由は、宮司の持つこちらの通行手形に…。
白河神社人気急上昇の理由は、宮司の持つこちらの通行手形に…。
 白河神社では25年程前から、深紅の優勝旗が白河の関を越えますようにと、甲子園に出場する東北各県の代表校に「通行手形」を送っていたのです。それで今年仙台育英が東北勢初優勝。白河神社の「通行手形」にご利益があったという訳で、白河神社の御朱印を頂きたいと言う参拝客が増えたのです。

「増えたなんてもんじゃないですよ。この人気も1週間もすれば終わるかと思ったら、とんでもない。」

 以前は御朱印が欲しいと言う人は平日は皆無、土日でも5~6人だったそうですが、今や100人位の日もあるとか。
「優勝旗が白河の関を通過できるよう」願いを込めた”通行手形”。
「優勝旗が白河の関を通過できるよう」願いを込めた”通行手形”。
仙台育英高校優勝後、御朱印を望む人が絶えない。
仙台育英高校優勝後、御朱印を望む人が絶えない。
「でも通行手形って領主や名主などが出すもので、神社が通行手形を出すのは本来おかしいのですが、地元の人などと話し合って『やっぱり白河の関を越える、というなら通行手形でしょ?』って事で、通行手形を送る事にしたんです。」

 そして来るお客さんの中には、御朱印の日付について或る“要望”を出す人も。

「仙台育英が優勝した日や、白河の関を通過した日を書いてほしいって言うんですよ。こちらも日付までは覚えていないので、ご要望にお応えする為に日付を調べておいた『見本』まで作りました。」

 本当は8月中にやめる予定だったそうですが、

「しばらくやめられないでしょうねぇ…。」
神社を維持する宮司と、宮司のお姉さん。
神社を維持する宮司と、宮司のお姉さん。
仙台育英優勝の日、白河の関越えの日を間違えないよう、見本に書き付けた。
仙台育英優勝の日、白河の関越えの日を間違えないよう、見本に書き付けた。
 そんな参拝客の中には、決勝で仙台育英と戦い惜しくも準優勝だった山口・下関国際高校の“代理”を名乗る人もいたとか。

「本当かどうか分かりませんが、そう仰って記帳していって下さいました。」

 日付だけは神社で書き添えたそうですが、こういうエールはスポーツマンシップに則った心意気とも言えそうです。
こちらが御朱印(写真が下手)。
こちらが御朱印(写真が下手)。
準優勝校関係者と思しき人も訪れたそう。
準優勝校関係者と思しき人も訪れたそう。
「これまでは抽選会で東北のチームと当たると喜ぶ高校があって悔しかったけど、これからはそれも無くなるでしょう。」

 福島代表・聖光学院も、優勝した仙台育英に準決勝で敗れたものの全国3位。全国的にレベルが拮抗して、今まで以上に甲子園は熱戦が続きそうです。
大雨警報の中、この日も御朱印を求める人々が…。
大雨警報の中、この日も御朱印を求める人々が…。
最寄りの停留所(ただバスの便数は少ない)。
最寄りの停留所(ただバスの便数は少ない)。
 白河神社(白河関跡)は、福島交通のバスで「白河の関」停留所下りてすぐ(但し本数は極めて少ないので要注意)、また社務所は境内ではなく、停留所のある道路沿い歩いてすぐです。駐車場は社務所前にもありますが、すぐいっぱいになるので、白河関の森公園の駐車場が便利です。突然お邪魔したのに、社務所にまであげて頂いての取材対応、本当に有難うございました。(つづく)
白河神社をはじめ、県南の神社は狛犬が特徴的だ。
白河神社をはじめ、県南の神社は狛犬が特徴的だ。
境内の木々も、歴史を感じさせる。
境内の木々も、歴史を感じさせる。
 続いて日本最古の公園とも言われる南湖公園に向かう途中、最近できたと思しき窯元を発見。新天地で腰を据える事を決めた十三代目の挑戦と若手の育成、更には嘗ての「ぶらカメ」で巡り会った○○との再会もあったのです。

その2「浪江と白河を繋ぐ作陶家 & 大堀相馬焼繋がりで若手作家の作品と再会!?」はこちらをクリック。
南湖公園入口に窯元を構えた十三代目。
南湖公園入口に窯元を構えた十三代目。
この器を作った方に、以前お会いした事が⁉
この器を作った方に、以前お会いした事が⁉
全文を読む
コメントを投稿してよろしいですか?
利用規約

中テレ会員サービス(以下「本サービス」)は、株式会社福島中央テレビ(以下「当社」)が提供する、ホームページ、各種ネットサービスを対象とします。
ユーザーは本規約の内容をよくご確認頂いた上で、本サービスをご利用ください。
当社は、ユーザーが本サービスをご利用されることにより本規約の内容を承諾したものとみなし、以後ユーザーと当社との間にて本規約が適用されるものとします。

1.    本サービスのご利用にあたって
本サービスへの登録は無料で行えますが、ユーザーの端末機からのアクセス、メッセージなどの受信に必要な通信費はユーザー自身の負担となる他、一部コンテンツは有料でご利用いただくものになります。ユーザーが本サービスの利用に際して行った一切の行為、その結果および当該行為によって被った損害について、当社は何等の責任も負わないものとします。

2.    個人情報の取り扱いについて
ユーザー情報は、当社からのサービス提供または利用者のサービス向上を図るための資料(個人が特定されない統計資料)等、当社の正当な業務遂行上必要な範囲に限定して利用し、その範囲を超えた個人情報の取扱い(目的外利用)を行いません。ユーザー情報自体の取り扱いについては、別途当社が定める「個人情報保護基本方針」に従い、適切に扱います。

3.アカウントの管理について
ユーザーは、本サービスのログインパスワード等の会員アカウント情報について、自己の責任において管理及び保管するものとし、第三者に開示あるいは貸与、譲渡、売買等をしてはならないものとします。アカウントの管理不十分または第三者の使用等によりユーザーに損害が生じた場合、その責任は故意・過失の有無にかかわらずユーザーが負うものとし、当社は一切その責任を負いません。

4.登録の変更・退会について
ユーザーは、登録情報に変更が生じた場合や、退会を希望する場合、当社が指定する所定の方法によって登録情報を変更または退会の手続きを行うことができます。

5.未成年による利用について
未成年者のユーザーは、本サービスの利用の一切につき、親権者等の法定代理人の同意のもと利用しなければなりません。未成年者のユーザーが、法定代理人の同意がないにもかかわらず同意があると偽り、または年齢について成年と偽って本サービスを使用した場合、その他行為能力者であることを信じさせるための詐術を用いた場合、本サービスに関する一切の法律行為を取り消すことはできません。本規約の同意時に未成年であったユーザーが成年に達した後に本サービスを利用した場合、当社は、当該ユーザーが本サービスに関する一切の法律行為を追認したものとみなします。

6.知的財産権について
本サービスに関する一切の特許権、実用新案権、意匠権、著作権、商標権等の知的財産権(それらの権利を取得し、またはそれらの権利につき登録等を出願する権利を含みます。以下「知的財産権」)は全て当社または当該権利を有する第三者に帰属します。ユーザーは、本サービスを利用するにあたって、一切の権利を取得することはないものとし、当社は、ユーザーに対し、本サービスに関する知的財産権について、本サービスを本規約に従ってユーザーの端末機においてのみ使用できる譲渡不能の権利として許諾するものです。したがって、ユーザーは個人で楽しむ目的(著作権法第30条第1項の範囲での私的使用)でのみ本サービスを利用できます。また、ユーザーは本サービスについて当社から提供された状態でのみ利用するものとし、本サービスに関する情報の全部または一部を、当社の了解を得ずに、複製、改変、貸与、配布等により転用してはなりません。

7.ユーザーによる情報の提供やアップロードについて
ユーザーは、本サービスの利用にあたってアップロードする文章、画像、動画、音声、音楽その他の情報(以下総称して「ユーザーコンテンツ」)について、その行為における適法な権利を有していること、及びユーザーコンテンツが第三者の知的財産権、所有権その他の権利を侵害していないことについて、当社に対し表明し、保証するものとします。ユーザーコンテンツに関する著作権は、当該投稿等を行ったユーザー自身に留保されるものとし、事前に著作権譲渡について当社がユーザーから許諾または同意を得たものを除き、当社は当該ユーザーコンテンツに関する著作権を取得することはありません。ただし、当社は、本サービスの提供、維持、改善またはプロモーション等に必要な範囲において、ユーザーコンテンツを複製、翻案、自動公衆送信などを、無償、無期限かつ地域非限定で行うことができるものとします。ユーザーは、当社及び当社から権利を承継または許諾された物に対し、著作者人格権を行使しないものとします。

8.禁止行為について
ユーザーは、本規約の他の条項に定めるものの他、本サービスの利用にあたって、以下の行為またはそのおそれのある行為を行ってはならないものとします。
(1)他のユーザー、当社または第三者に不利益または損害を与える行為
(2)公序良俗に反する行為
(3)法令に違反する行為
(4)当社の書面による事前の承認を得ずに、本サービスに関連して営利を追求する行為
(5)当社による本サービスの運営を妨害する行為
(6)本サービスの信用を失墜、毀損させる行為
(7)当社の承認した以外の方法で本サービスを利用する行為
(8)本サービスを譲渡、貸与、公衆送信、使用許諾する行為
(9)本サービスを複製、翻案、編集、改変する行為
(10)コンピュータウイルス等を本サービスで利用し使用をしたり、第三者に提供したりする行為、あるいはそのおそれのある行為
(11)その他、当社が不適切と判断する行為 

9.免責事項について
当社は、本サービスに関する情報およびデータの正常性、信頼性、正確性を保証するものではありません。本サービスにかかる情報によりユーザーまたは第三者に損害が生じた場合であっても、その損害についていかなる責任も負いません。また、当社は、本サービスの利用に起因するソフトウェア、ハードウェア上の事故、ユーザー間またはユーザーと第三者の間において生じたトラブル、その他の事故等による全ての損害についても、いかなる責任も負いません。

10.損害賠償について
本規約に違反して権利侵害等の問題が発生した場合、ユーザーは、自己の負担と責任においてかかる問題を解決するとともに、当社に何等の迷惑または損害を与えないものとし、仮に当社に損害を与えたときは、当社に対して当該損害の全てを賠償していただきます。

11.当社による本サービスの提供中止について
当社は、ユーザーが本規約に違反した場合、当該ユーザーに対してあらかじめ通知することなく、本サービスの全部または一部の内容の提供を中止することができるものとします。当該中止についてユーザーに損害が生じた場合であっても、当社はいかなる責任も負いません。

12.本サービスの変更・一時中断・廃止について
当社は、本サービスの内容を必要に応じて変更することがあります。また、メンテナンスや内容更新のため本サービスの提供を一時中断、あるいは本サービスの廃止を行う場合があります。当該変更または一時中断、廃止によってユーザーまたは第三者に損害が生じた場合であっても、当社はいかなる責任も負いません。

13.本規約の改訂
当社は、随時本規約を改訂できるものとします。当社は本規約を改訂した場合、その都度、改定後の本規約を掲示することによってユーザーに告知するものとし、改定後の本規約は当該掲示の時点で効力を生じるものとします。

14.準拠法、協議、管轄
本規約の解釈および運用は日本法に準拠します。 本サービスに関連してユーザー、当社ないし第三者との間で疑義、問題が生じた場合、その都度誠意をもって協議し、解決を図るものとします。 協議によっても疑義、問題が解決しない場合、これらに関する紛争は当社の本社所在地を管轄する地方裁判所または簡易裁判所を第1審の専属的合意管轄裁判所とします。
 
附則
本規約は2022年9月30日から実施します。