2022.09.29
with a camera in Shirakawa City 3-1
『ゴジてれChu!』木曜恒例「ぶらカメ」のコーナー、今回は白河市にお邪魔しました。私が担当した「ぶらカメ」としては3巡目です。
1巡目は2年半前でした。こちらをクリック。
2巡目は1年半前でした。こちらをクリック。
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2巡目は1年半前でした。こちらをクリック。
「ぶらカメ」白河市篇、今回は一気に全国的に有名になった福島県のスポット… |
白河関跡からスタート! |
今年一番有名になった東北の地名の一つが、「白河の関」ではないでしょうか。夏の全国高校野球選手権大会で仙台育英高校が優勝し、深紅の優勝旗が「白河の関」を初めて越えて東北へ、という言葉を耳にされたかと思います。正確には「白河関跡(しらかわのせきあと)」で、遅くとも8世紀には設置されたとみられる国指定の史跡で、東北の玄関口の代名詞です。
こちら白河神社。写真からも土砂降り具合が分かる。 |
深紅の優勝旗、白河の関越えを祝う横断幕。 |
ロケに出た24日は朝から大雨警報、取材中には土砂災害警戒情報も出される荒天で、白河の関があった場所に佇む白河神社の写真を見ても雨がはっきり写る位の土砂降り、参道もちょっとした川のように雨水が流れ落ちていました。
午前9時を回っても、灯篭の明かりが嬉しい。 |
参道も小川のよう…。 |
この大雨の中朝9時半、白河関跡にある白河神社には参拝客が断続的に訪れます。こちらの方は神奈川県の小田原からいらしたとの事。
「高校野球で『白河の関』が有名になったので、こちらに来て御朱印を頂こうかなと思って…。でも社務所が10時半にならないと開かないみたいなので、ほかの神社も回ってみようかと思っています。」
「高校野球で『白河の関』が有名になったので、こちらに来て御朱印を頂こうかなと思って…。でも社務所が10時半にならないと開かないみたいなので、ほかの神社も回ってみようかと思っています。」
神社に手を合わせる2人…。 |
神奈川県の小田原からやってきたそう。 |
実はこちらの神社の「御朱印」は、仙台育英が高校野球で優勝して以来大人気。というのも、宮司が持っているこちらの「通行手形」に大きな理由があります。
白河神社の社務所は、石段を上らず、道路沿いを進んだ所にある。 |
白河神社人気急上昇の理由は、宮司の持つこちらの通行手形に…。 |
白河神社では25年程前から、深紅の優勝旗が白河の関を越えますようにと、甲子園に出場する東北各県の代表校に「通行手形」を送っていたのです。それで今年仙台育英が東北勢初優勝。白河神社の「通行手形」にご利益があったという訳で、白河神社の御朱印を頂きたいと言う参拝客が増えたのです。
「増えたなんてもんじゃないですよ。この人気も1週間もすれば終わるかと思ったら、とんでもない。」
以前は御朱印が欲しいと言う人は平日は皆無、土日でも5~6人だったそうですが、今や100人位の日もあるとか。
「増えたなんてもんじゃないですよ。この人気も1週間もすれば終わるかと思ったら、とんでもない。」
以前は御朱印が欲しいと言う人は平日は皆無、土日でも5~6人だったそうですが、今や100人位の日もあるとか。
「優勝旗が白河の関を通過できるよう」願いを込めた”通行手形”。 |
仙台育英高校優勝後、御朱印を望む人が絶えない。 |
「でも通行手形って領主や名主などが出すもので、神社が通行手形を出すのは本来おかしいのですが、地元の人などと話し合って『やっぱり白河の関を越える、というなら通行手形でしょ?』って事で、通行手形を送る事にしたんです。」
そして来るお客さんの中には、御朱印の日付について或る“要望”を出す人も。
「仙台育英が優勝した日や、白河の関を通過した日を書いてほしいって言うんですよ。こちらも日付までは覚えていないので、ご要望にお応えする為に日付を調べておいた『見本』まで作りました。」
本当は8月中にやめる予定だったそうですが、
「しばらくやめられないでしょうねぇ…。」
そして来るお客さんの中には、御朱印の日付について或る“要望”を出す人も。
「仙台育英が優勝した日や、白河の関を通過した日を書いてほしいって言うんですよ。こちらも日付までは覚えていないので、ご要望にお応えする為に日付を調べておいた『見本』まで作りました。」
本当は8月中にやめる予定だったそうですが、
「しばらくやめられないでしょうねぇ…。」
神社を維持する宮司と、宮司のお姉さん。 |
仙台育英優勝の日、白河の関越えの日を間違えないよう、見本に書き付けた。 |
そんな参拝客の中には、決勝で仙台育英と戦い惜しくも準優勝だった山口・下関国際高校の“代理”を名乗る人もいたとか。
「本当かどうか分かりませんが、そう仰って記帳していって下さいました。」
日付だけは神社で書き添えたそうですが、こういうエールはスポーツマンシップに則った心意気とも言えそうです。
「本当かどうか分かりませんが、そう仰って記帳していって下さいました。」
日付だけは神社で書き添えたそうですが、こういうエールはスポーツマンシップに則った心意気とも言えそうです。
こちらが御朱印(写真が下手)。 |
準優勝校関係者と思しき人も訪れたそう。 |
「これまでは抽選会で東北のチームと当たると喜ぶ高校があって悔しかったけど、これからはそれも無くなるでしょう。」
福島代表・聖光学院も、優勝した仙台育英に準決勝で敗れたものの全国3位。全国的にレベルが拮抗して、今まで以上に甲子園は熱戦が続きそうです。
福島代表・聖光学院も、優勝した仙台育英に準決勝で敗れたものの全国3位。全国的にレベルが拮抗して、今まで以上に甲子園は熱戦が続きそうです。
大雨警報の中、この日も御朱印を求める人々が…。 |
最寄りの停留所(ただバスの便数は少ない)。 |
白河神社(白河関跡)は、福島交通のバスで「白河の関」停留所下りてすぐ(但し本数は極めて少ないので要注意)、また社務所は境内ではなく、停留所のある道路沿い歩いてすぐです。駐車場は社務所前にもありますが、すぐいっぱいになるので、白河関の森公園の駐車場が便利です。突然お邪魔したのに、社務所にまであげて頂いての取材対応、本当に有難うございました。(つづく)
白河神社をはじめ、県南の神社は狛犬が特徴的だ。 |
境内の木々も、歴史を感じさせる。 |
続いて日本最古の公園とも言われる南湖公園に向かう途中、最近できたと思しき窯元を発見。新天地で腰を据える事を決めた十三代目の挑戦と若手の育成、更には嘗ての「ぶらカメ」で巡り会った○○との再会もあったのです。
その2「浪江と白河を繋ぐ作陶家 & 大堀相馬焼繋がりで若手作家の作品と再会!?」はこちらをクリック。
その2「浪江と白河を繋ぐ作陶家 & 大堀相馬焼繋がりで若手作家の作品と再会!?」はこちらをクリック。
南湖公園入口に窯元を構えた十三代目。 |
この器を作った方に、以前お会いした事が⁉ |
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