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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Shirakawa City 1
 『ゴジてれChu!』毎週木曜にお送りしている「ぶらカメ」のコーナー、今回は2月1日に白河市にお邪魔してきた様子を放送しました。そのこぼれ話です。


白河市で出会った元気な子。エピソードは後程…。
白河市で出会った元気な子。エピソードは後程…。
 白河名物の一つが「白河だるま」です。時の白河藩主の松平定信公(江戸時代、老中として寛政の改革を行った事で有名)が、城下の繁栄を願って作らせたものが今に残ると言われています。当時の画家、谷文晃の図案と言われ、眉や髭などに鶴亀、松竹梅をあしらったデザインで、大変おめでたくも縁起が良いものです。
 弊社のある郡山市から国道4号を白河市に向かって南下していると、右手に大きなだるまが見えてきます。こちらラーメン店の「看板」なのです。私も白河に出掛ける時は、運転しながらこの大きなだるまを目にすると、白河に入ったなと感じる景色です。
 ディレクターに誘われるままだるまの背中側に立っている、白河だるま紹介看板を読んでいると、
「徳光さん、あれ!」
との声にだるまを見上げてびっくり!

郡山・福島側から行くと、言わば「白河の玄関口」に大きなだるまが佇む。
郡山・福島側から行くと、言わば「白河の玄関口」に大きなだるまが佇む。
 そこには白河だるまの背中…ではなく、白い白河だるまが国道4号の白河方向を見下ろしているではないですか。いやぁ白河に向かう時は、運転席のある右側に見えるだるまに気付いていましたが、郡山に北上する時に左手に見えていた筈の白い白河だるま看板は、覚えがありませんでした。横から見ると…

白河側から福島方面に向かって望むと、白かった!
白河側から福島方面に向かって望むと、白かった!
 こうなっているんですね。結構シュールです。車で走っていると片側しか見ていないので、白と赤が背中合わせにくっついたようなデザインだったと、立ち止まって見て初めて気付きました。
 お店の人にだるまの看板について話を聞こうと店を覗きますが、店は無人です。この時の時刻は朝9時。開店は11時ですが、まだ仕込みに入っていないようです。後程改めてお邪魔するとして、我々は白河の中心部に向かって更に国道4号を南下します。


何と!紅白綺麗に抱き合わせ状態に…。
何と!紅白綺麗に抱き合わせ状態に…。
 白河のシンボルと言えば、小峰城(こみねじょう)です。戊辰戦争で落城・焼失しましたが、平成3年に三重櫓が復元された、国の史跡でもあります。その後東日本大震災で石垣が崩れる被害が出ましたが、5年前に三重櫓への入場を再開、去年は石垣の復旧も完了しました。因みにこちらは震災とは関係なく、通常点検の中の不具合の修復作業だそうです。

こちらは通常点検内の修復作業(現在は終わっているそうです)。
こちらは通常点検内の修復作業(現在は終わっているそうです)。
 三重櫓が見える所まで上がってくると、眼下に白河の町が見下ろせます。手前の芝生は、公園として市民に親しまれている場所です。

小峰城の三重櫓。これを見ると、白河だなぁと思う。
小峰城の三重櫓。これを見ると、白河だなぁと思う。
 そこでは親子でしょうか、洋凧を揚げて楽しんでいます。公園は広いし電線は無いし、午前中で人もまばらなので、凧揚げには絶好の場所で、まさに凧揚げ日和。微笑ましいなと思ってみていました。暫くしてまた目をやると、子どもの揚げていた凧が失速、そして…何と、桜の枝の上に落ちてしまいました。その中のお姉ちゃんと思しき子どもが糸を上に振って凧を枝から下ろそうとしますが、枝にひっかかって下ろせません。すると小さな子どもが、一旦離れていたお父さんに助けを求めに行きます。

眼下には凧揚げ親子が…(この時点では親子の頭上に凧が揚がっている)。
眼下には凧揚げ親子が…(この時点では親子の頭上に凧が揚がっている)。
 お父さん、くいっくいっと何度か糸を上下させると…無事枝から凧を下ろせました♪さすがお父さん!こういう事が出来るお父さんは、子どもの目にきっと格好良く映っている筈です。

こちらは凧を「回収」した後(2人の子どもがカイトを持っている)。ほっとした~。
こちらは凧を「回収」した後(2人の子どもがカイトを持っている)。ほっとした~。
 今度は桜の木から離れた所で凧揚げ再開です。カメラを持って親子に近付いていきます。すると…

こちらが無事凧の「回収」を終えた親子。実は子どもは従姉弟どうし。
こちらが無事凧の「回収」を終えた親子。実は子どもは従姉弟どうし。
 カメラに向かって、ポーズ!決まっていますね。

カメラを向けると、早速ポーズ!
カメラを向けると、早速ポーズ!
 こちらのお子さんはウルトラマンシリーズが好きだそうで、光線を出してきます。むむむ、やられた~。

ウルトラマンシリーズの決めポーズを。光線が飛び出してきそうだ。
ウルトラマンシリーズの決めポーズを。光線が飛び出してきそうだ。
 お姉ちゃんはこの春小学校にあがるそうで、水色のランドセルを買ってもらってあるそうです。お友達がいっぱい出来ると好いね。
 お話を伺うと、お父さんのお子さんは真ん中の子。両端の二人は甥っ子・姪っ子で、この日は預かっていたのだそうです。姉弟のように仲良しさんです。

平和な休日の風景。心がほっこりした。
平和な休日の風景。心がほっこりした。
「凧を揚げていたら太陽が眩しくて、サングラスを取りに車に戻っていたら、凧が木に引っかかっちゃっていて…。」
 私も凧を揚げさせてもらったら、確かに凧と太陽が重なって見えなくなる瞬間があるのです。お子さんもきっと太陽が眩しくて、木にひっかけてしまったんでしょうね。

凧揚げの日光対策のサングラスをとったお父さん。
凧揚げの日光対策のサングラスをとったお父さん。
「正月も凧揚げに来たんですけど、きょうも天気が好いし2月にしてはそれほど寒くないので、皆で凧揚げに来ようかなと。このあとは図書館に行って本を借りて、家で読もうかと思っています。」
 何とも平和な休日ですね。

僕も揚げる~~!
僕も揚げる~~!
 そしてディレクターが白河お勧めの場所や人を聞くと、
「南湖公園、白河の関……、ほかですか?僕の友人が本屋さんをやっています。『昭和堂』って言うんです。」
 図書館で本を借りるのではなく、昭和堂で本を買わなくて良いのか聞くと、
「今日は…好いです。」

凧の速い動きに、少しびっくり!?
凧の速い動きに、少しびっくり!?
 図書館と書店を上手に活用しながら、素敵な本とたくさん出会えますように。楽しい午後をお過ごしください。

凧揚げと凧「追い」が続いた…。
凧揚げと凧「追い」が続いた…。
 我々は小峰城を後にし、書店の昭和堂を目指します。昭和堂はJR白河駅を挟んで小峰城と反対側にあるようです。ナビ等を頼りに昭和堂に通じる路地に入ると、目の前に教会が見えてきます。城下町に教会、ちょっと意外な組み合わせと素敵な佇まいに思わず見惚れます。白河には取材やプライベートでも他の町よりは訪れている方ですが、まだまだ知らない事があるものです。

紹介された書店に向かう途中にあった教会。
紹介された書店に向かう途中にあった教会。
 そして教会の先に…ありました。昭和堂書店の看板です。町中の昔ながらの書店の趣が残ります。昭和生まれの私には、「ストライク」な光景です。早速伺ってみましょう。

昭和堂書店を発見。昔ながらの町の本屋さんだ。
昭和堂書店を発見。昔ながらの町の本屋さんだ。
 そうすると公園で会った方の友人の、お父さんが対応してくださいました。公園で会った方のお名前を出すと、
「ああ、消防士のね。」
とご存じの様子。
「いま息子は配達に行っていて、その後は駅前のイルミネーションの撤去に向かうと思うんですよ。」
 こちらの昭和堂書店は、店名通り昭和に始まった書店で、お父様で3代目。息子さんは4代目となります。
「うちは、学校関係の教科書を扱っているんです、50校。」

本棚の上には、有名作家のサイン色紙がずらり。
本棚の上には、有名作家のサイン色紙がずらり。
 町の1書店が扱う小学校から大学までの学校の数としては、県内でも破格の多さだそうです。白河や郡山とその周辺が、店の守備範囲です。
「これからもっと数が増えますよ。」
 光村図書など、お世話になった教科書出版社の懐かしい名前を、久し振りに目にしました。

倉庫にあった教科書。新年度前はこの箱がもっとうず高く積まれる。
倉庫にあった教科書。新年度前はこの箱がもっとうず高く積まれる。
 店の奥には、小学校の名前が書かれた札の下に、本が何冊か積まれています。
「図書室などに納める、学校図書も扱っているんです。」
 町の書店が、町の学校の教育を支えているんですね~。多くの本が、小学校に納品されるのを待っています。
「裏通りの店なので、一般向け以外の事もやっているのです。」

学校の図書の充実も、地域の書店の大事な役割だ。
学校の図書の充実も、地域の書店の大事な役割だ。
 また入ってすぐの所には、地元白河や福島県に因んだ書籍の平積みコーナーもあります。白河の歴史や、白河観光物産協会公認キャラ「小峰シロ」に関するものなど、硬軟取り混ぜた品揃えです。

書店入口には、地元関連の書籍が…。地域の良さを新たに発見しそうだ。
書店入口には、地元関連の書籍が…。地域の良さを新たに発見しそうだ。
 するとご主人、そのコーナーの本を一冊取り上げると、
「そこに教会があるでしょ?それを司馬遼太郎が、本に書いているんですよ。」
と驚きの発言が!!ここから話が一気に展開していきます。(2月5日のブログにつづく)


何と司馬遼太郎が、著作の中で町の事に触れているという…。
何と司馬遼太郎が、著作の中で町の事に触れているという…。
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