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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Nishigo Village 1
 『ゴジてれChu!』木曜恒例「ぶらカメ」のコーナー、今回は福島県の南部、白河市のお隣の西郷村(にしごうむら)にお邪魔しました。

 西郷村は面積230平方キロ、人口2万人余の村です。白河市のお隣にあり、また新幹線の「新白河駅」や東北自動車道の白河インターチェンジもあり、白河や県南の工業を支える工場なども多い所です。温泉もありますよ。
西郷村は交通の便もよく、自然も豊かで、経済活動も盛んだ。
西郷村は交通の便もよく、自然も豊かで、経済活動も盛んだ。
 この日は立春の翌日ながら、観光名所の雪割橋(ゆきわりばし)付近はご覧の雪景色。ロケ開始早々から、心も体もほっこりしたくなりました。
 雪割橋は私が立っているのが去年開通したばかりの5代目、眼下に見えるのが65年前に出来た4代目です。この4代目の橋の近くには、番組でも何度も紹介しているお店があります。まだ開店していないようなので、後ほど立ち寄ってみる事にしましょう。
新しい雪割橋から、古い雪割橋を望む。
新しい雪割橋から、古い雪割橋を望む。
古い橋の上では、犬の散歩をしている人も…。
古い橋の上では、犬の散歩をしている人も…。
 街中をぶらぶらしていると、積もった雪で遊ぶ3姉妹がいました。
 一番下の妹さんは2歳。ちょっと恥ずかしがり屋さんです。
積もった雪で遊ぶ姉妹。
積もった雪で遊ぶ姉妹。
じっと見つめ返す…怪しい者では御座いません。
じっと見つめ返す…怪しい者では御座いません。
 一番上のお姉さんは8歳。挨拶もしっかりしていて、さすがお姉ちゃんという感じです。図画工作が得意だそう。そのお姉ちゃんが「一番元気」と表現するのが、真ん中の3歳の妹さん。潰れてしまったかまくらを雪の斜面に、そり遊びを楽しんでいます。
明るくはきはき話をしてくれた一番上のお姉ちゃん。
明るくはきはき話をしてくれた一番上のお姉ちゃん。
こちらは三姉妹の中で一番元気な、二女。
こちらは三姉妹の中で一番元気な、二女。
 とても仲が良さそうですが、時折けんかもするそう。
「妹は指で4歳とやろうとしても、2歳になっちゃいます。」
仲が良さそう♪
仲が良さそう♪
妹の秘密?を暴露。
妹の秘密?を暴露。
 真ん中の妹さんはよくお喋りするし、カメラにも興味津々。
わ~、カメラだカメラ。
わ~、カメラだカメラ。
素の表情を見せてくれた。
素の表情を見せてくれた。
 あらら、近いよ。近すぎるよ~。
どんどん近寄って…
どんどん近寄って…
これ以上、ひけません。
これ以上、ひけません。
 雪だるまにキ~~ック!子どもは元気いっぱい。仲良く遊んでくださいね。
雪だるまはこの後、2つに…。
雪だるまはこの後、2つに…。
風邪ひかないようにね。
風邪ひかないようにね。
 続いて冒頭にご紹介した、4代目雪割橋のそばの店に行ってみると、営業中の幟が立っていました。その店の名は「カルミヤ」。番組ではよくお邪魔していて、というのもここの御主人が面白くてダジャレ好きなのです。奥様が
「寒い所大変ですねぇ。」
というと、すかさずご主人、
「私は頭が寒くなってきて…。」
 早速店に入って30秒、1笑い頂きました。奥様に
「ちょっと休んでいって下さいね。」
と誘われ(殆どまだ休むほど仕事をしていませんが)休ませて頂く事に。
こちら、雪割橋にほど近いお店「カルミヤ」。
こちら、雪割橋にほど近いお店「カルミヤ」。
雪割橋は色んな歌手の方に歌われている(後ろは雪割橋を題材の歌を歌っている歌手のポスター)。
雪割橋は色んな歌手の方に歌われている(後ろは雪割橋が題材の歌を歌っている歌手のポスター)。
 中はお土産品などが置いてあるほか、喫茶としてコーヒーや団子、軽食が食べられるコーナーがあります。
 喫茶コーナーにお邪魔すると、
お店はお土産も買える(許可を得て、撮影・掲載しております)。
お店はお土産も買える(許可を得て、撮影・掲載しております)。
お土産コーナーの左手奥に、喫茶コーナーも。
お土産コーナーの左手奥に、喫茶コーナーも。
「良かったらどうぞ~。」
と奥様が頼んでいないものまで色々持ってきてくださいます。みかんはメニューにありません。あれ、コーヒーに合うとは思うのですが、これは?
「もうすぐバレンタインデーだから、チョコをつけておきました。」
 わ~い!今年最初(で最後?)のバレンタインチョコだ♪ロケ日は2月5日、粋なおもてなしです。
寒い日の蜜柑、お気遣い有難うございます。
寒い日の蜜柑、お気遣い有難うございます。
バレンタインチョコまで…。後程美味しく頂きました。
バレンタインチョコまで…。後程美味しく頂きました。
 こちらの団子は、もっちもちで甘辛味噌の香ばしさがよく合います。
「くるみ味噌なんですよ。」
 なるほど、そのくるみの食感や味わい、香ばしさがアクセントと深みになっています。
「そのソフトクリームは、わざわざ食べにくる人もいるんですよ。」
 テイクアウト仕様はコーンに入っていますが、イートイン仕様はグラスに入ってきます。このソフトクリームが濃厚でミルク感たっぷりで、暖かい店内で頂く冷たくて濃いソフトがたまらないのです。
「私は白河農工高校で農業を学んだので、ソフトクリームのミルクにもこだわっているんです。まさに『のうこう(農工・濃厚)』ソフトクリーム…。」
 商品紹介に笑いも欠かしません。
雪割団子(350円)。
雪割団子(350円)。
ソフトクリーム(420円)。いずれも値段は、テイクアウト価格。
ソフトクリーム(420円)。いずれも値段は、テイクアウト価格。
 そんな美味しいものを食べながら窓から見る雪割橋込みの景色が最高なのです。
「好いでしょ?私もここからの橋の景色を見るのが大好きなんです。」
 店から見る橋はちょうど目の高さ辺り。奥様もこの自然と橋の光景がお気に入りです。するとご主人から写真付きの橋の解説が入ります。
「ここは戦後食糧難を克服する為に、農地を開拓した地域なんです。ところが阿武隈川が流れる谷があるので、開拓地域と外とを行き来するのにいちいち谷に降りて梯子を上って…を繰り返していたんです。そこで橋を架ける事になったんです。最初は手すりは蔓の橋で、風でも吹こうものなら揺れるなんてものじゃないですよ。その後人馬も渡れるようにと2代目の橋が架かりました。馬の蹄鉄が橋の板をえぐっちゃうので、更に強い橋に変えたんです。」
喫茶コーナーからの景色。見えているのは4代目の雪割橋。
喫茶コーナーからの景色。見えているのは4代目の雪割橋。
歴代の雪割橋の写真を見せて下さった。
歴代の雪割橋の写真を見せて下さった。
 雪割橋は開墾用にいち早くと木製の吊り橋が昭和21(1946)年に、二代目の吊り橋が翌年に、その4年後に三代目の橋が出来ます。今残る4代目の橋は昭和33(1958)年に完成しました。この橋近辺の景色は新緑、紅葉、雪景色と四季折々の美しさがあり、村の観光名所となっています。
「この店は雪割橋近くにわざわざ来た人にゆっくりしてもらうのと、山野草の生産が盛んだったのでその売り場を、という役割を持って作った店なんです。」
 昔はほかにも幾つか店があったそうですが、今では今年で43年目となるこの店一軒となりました。
「自然が豊かで、色んな動物が出るわよね。」
と奥様が言うと、
「鹿・熊・猿・狐…。猿は悪さをしますよ。」
とご主人。
「夜に車で走っていたら道路に動物がいて、ヘッドライトを当てると踊ったり跳ねたりしているのよ。」
「貂だったんですよ。あ、こっちに良い写真があるんですよ。」
コーヒー(420円)を淹れて下さる奥様。
コーヒー(420円)を淹れて下さる奥様。
心も体も温まった。
心も体も温まった。
 店の入口には、4代目の橋の写真が飾ってあります。
「これは雪が解けて朝寒くて氷った『霧氷』なんです。珍しいんですけど綺麗で、橋がよく見える場所まで行って、下が崖になっている木にのぼって撮ったんです。」
 この地点から見る雪割橋が綺麗だとなり、いまはその場所に展望台が設置されているそうです。
「そこからは今、4代目・5代目の橋がセットで見えますよ。会津には3橋(兄)弟がありますが、こちらは2兄弟、晴れていれば橋の間に山々が見えて綺麗なんです、きょうの雪ではそれは無理でしょうが。」

アーチ3橋(兄)弟の画像は、こちらをクリック。

その橋の名付け親などのエピソードはこちらをクリック。
 
店の入口付近には、霧氷の雪割橋の写真が…。
店の入口付近には、霧氷の雪割橋の写真が…。
これを機に展望台が出来たという。
これを機に展望台が出来たという。
 奥様は、
「この橋がなくなるのが本当に残念。」
 4代目の橋は、5代目の橋が出来た事でお役御免なのだそうで、
「3月あたりから取り壊しの為の作業が始まると聞いています。だから2つの橋が見られるのは今のうちなんですよ。」
 それは見に行かねば!ご主人が展望台の場所を、橋の上に出て教えてくれました。
「あそこに見えるでしょ?ここから300m位歩くとありますから。この(4代目の)橋は車が走ると揺れるんです、まぁ揺れるように作られてあるんですが。ただ2台がすれ違えないので、不便は不便なんですよね…。」
 橋としては還暦を過ぎました。昭和・平成を支えてきたんですね。
「帰りにまた寄ってください。」
 では展望台からの景色を撮りに行ってまいります!(つづく)

つづきの「展望台はどこ? ご主人に急遽来てもらうと…」は、こちらをクリック。
5代目の橋のアーチの奥に、3代目の橋台が残っているのが見える。
5代目の橋のアーチの奥に、3代目の橋台が残っているのが見える。
「あれが展望台です。」わざわざ橋の上から教えて下さった。
「あれが展望台です。」わざわざ橋の上から教えて下さった。
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