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2023.09.30

将来デザイナーを目指す学生とコラボしたカットソーを商品化!アパレルブランド「Chu-let」の第二弾―自給率ほぼ0%の国産コットンの現状と向き合うー

将来デザイナーを目指す学生とコラボしたカットソーを商品化!アパレルブランド「Chu-let」の第二弾―自給率ほぼ0%の国産コットンの現状と向き合うー
「ファッションでふくしまを盛り上げる!」を合言葉に福島中央テレビの永井麻葵アナウンサーが立ち上げたアパレルブランド。ブランド名は、英語で“お守り”を意味するamulet(アミュレット)と中テレの語呂を掛け合わせて「Chu-let」と名付けました。チューレットと呼びます。
個性的なテレビ局のアナウンサー陣の中にあって自らの個性を発揮できず、自信を失っていた永井アナウンサー。日テレ系列の番組「ヒルナンデス!」のアナウンサーファッション対決に出場した際に、着こなしのセンスの良さが認められ決勝に進出する快挙を成し遂げました。自分の大好きなファッションが多くの人に認められた瞬間でした。

「私にも個性があったんだ」

永井アナにとってファッションは「自信のない自分を守ってくれるもの。まるでお守りのような存在です」と話します。そんな思いから、ブランド名が付けられました。
 

■自給率はほぼ0%?国産コットンを使用したカットソーへ込めた思い

さて、「Chu-let」の第二弾商品の開発ストーリーです。第一弾商品のハンドタオルで使用したいわきコットンを使ってアパレル(衣服)を作りたいという思いがありました。福島県産の素材にこだわったアパレルブランドですが、衣服の素材となるコットン(綿)は、福島県内はおろか国内ではほとんど作られていないという現状を知っているでしょうか?
衣服やタオル、ファッション小物、医療用品などに使われるコットンは生活には欠かせない存在ですが、日本はその供給のほぼ100%を海外からの輸入に頼っています。さらに、糸や布への紡績加工すらほとんどが海外で行われています。つまり、国産コットンはとても貴重なものなのです。もちろん安価な海外産のコットンのおかげで私たちの生活が支えられているのも事実ですが、今後もそうした状況が続くかどうかは分かりません。
国内自給率ほぼ0%の現状の中で、私たちはいわき市でコットンの生産を始めたことを知りました。東日本大震災から1年が過ぎた2012年春にスタートした「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」です。当時は原発事故による風評被害で福島県産の作物が敬遠されている状況でした。そうした中で、口に入れない作物であるコットンを有機栽培で育て、得られた収益を生産農家に還元し復興を目指そうというものです。
その後、企業やアパレル商社のサポートなど様々な“縁”がつながっていき、いわき産のコットンの収量が増えていきます。さらに、この取り組みは休耕地の活用による環境保全など様々な視点をもたらしていきます。そして、いわき産のコットンを原料とした製品が次々に生み出されるようになり、福島県に新たなビジネスが生まれつつあります。
【写真提供】株式会社起点(いわき市)
【写真提供】株式会社起点(いわき市)
「Chu-let」のカットソーには、その「いわき産のコットン」を素材として使用し、少しでも生産者の思いを伝えたいとの願いが込められています。単なるロングTシャツなのに13,000円という値段をみて驚く方もいらっしゃると思いますが、大量生産される海外産素材との価格差であることを知っていただければ幸いです。
 

■将来アバレル業界を目指す学生たちとコラボ

さて、永井アナウンサーが大のファッション好きとはいえ、専門的な服飾デザインの技術はありません。そこで、初めてのアパレル製品の制作に協力してくれたのが郡山市にある専門学校「学校法人FSGカレッジリーグ 国際ビューディ&フード大学校」です。
こちらのファッション学科では、将来デザイナーやアパレル業界を目指す学生たちが日々学んでいて、全国的なコンテストで数々の賞を受賞しています。

「肩がそこまで落ちていないで、ぴったりしていて、上着を着てももたつかない感じにしたいんです」
【画像】永井アナのイメージ図
【画像】永井アナのイメージ図
永井アナがそう学生たちに伝えると、学生たちはすぐに「パターンを引きます」と答えました。パターンとは洋服を作るための設計図。仕上がりを左右する大事なものです。まず、型に合わせて線を引き型紙を作って行きます。このときに肩甲骨や腕まわりなど人の動きを考えて立体的に設計していくことが大事です。また、着たときのシルエットや着心地などを考えながら、学生たちと永井アナがChu-let商品となるカットソーのパターンを作って行きました。
真剣な表情で作業する学生たち。永井アナが将来の夢を聞いてみると…。

「中学校の修学旅行で舞台を見たときに、役者さんたちの衣装にすごく感動したので、私も感動を与えたいなと思って舞台衣装のデザイナーを目指しています」

「自分は小さい頃からアイドルが好きだったので、そういう人たちの洋服をコーディネートしていろいろな人を楽しませたいと思い、将来はアパレル関連の仕事に就きたいなと思っています」
様々な夢を持ちながらデザインを学ぶ学生たち。
“ファッションで世の中を盛り上げたい”という思いは永井アナも同じです。
パターン(型紙)ができたら、それに合わせて仮の生地をカットし試作品を縫っていきます。実際に来てみると想定していたイメージが違うこともあり、細かい修正があるごとにこの作業を何度も繰り返していきます。
最終的な洋服の設計図となるパターンができたら、次は縫製です。貴重ないわき産コットンを使った生地を裁断し、田村市にある老舗の縫製工場で仕上げの作業を行いました。こうして、まさに『メイドイン福島』のアパレル商品が完成したのです。

ちなみに、色は3色。永井アナがいわき産コットンを生産する「株式会社起点」の担当者と何度も打ち合わせを重ね、悩みに悩み抜いて決めた3色です。
【モデル】直川貴博アナウンサー
【モデル】直川貴博アナウンサー
「優しい風合いのホワイトは定番カラーで着回し力はバツグンです」と話す永井アナ。どんな色の服にも合わせやすいのが特徴です。

一見、普通の黒に見えるこちらは、チャコールブラックというオリジナルカラーです。黒い色の服と比較するとその違いが分かりますが、グレーをひとさじ足したような、少し優しさも感じられるような絶妙な黒を目指して染色しました。
【モデル】直川貴博アナウンサー
【モデル】直川貴博アナウンサー
そして、青系のこちらもオリジナルカラーでブルーグレーという色。男女ともに使いやすい色を目指して染色しました。さて、完成したカットソーの魅力について永井アナに解説してもらいました。
【モデル】直川貴博アナウンサー
【モデル】直川貴博アナウンサー
「素材となったいわきコットンは、丈夫ながらも柔らかでしなやかな風合いが感じられます。貴重な国産コットンですが綿糸を贅沢に3本合わせることで、肌に触れる面がより丸みを帯び、肌さわりがとてもいいのが特徴です。また、生地に厚みがあるので下着などが透けず1枚でも安心感をもって着ることもできます。そのときにスッキリとした見た目になるように、スリットの深さも計算してデザインしました。そして、厚みはありますが柔らかい生地なので重ね着してもごわつきは少ないのも特徴です。体のラインを拾い過ぎない、だけどゆったりし過ぎていないサイズ感を目指しました。」
こうして福島の素材を使って福島の技術を盛り込んで作ったこだわりカットソーが完成しました。「ファッションで福島を盛り上げる!」その思いは今後も続きます。
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