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Chu! PRESS

2023.05.31

【神尾佑 酒に交われば】昔ながらの道具で実直に酒を醸し続ける。会津気質が詰まった「鶴乃江酒造」

【神尾佑 酒に交われば】昔ながらの道具で実直に酒を醸し続ける。会津気質が詰まった「鶴乃江酒造」
福島県出身の俳優・神尾佑(ゆう)さんが県内の酒蔵を訪ね、その酒蔵にまつわる物語を紐解いていく番組「神尾佑 酒に交われば」。

日本酒王国福島県には、50を超える酒蔵がある。このうち、4回目に訪れたのは会津若松市の「鶴乃江酒造」だ。
大正浪漫の雰囲気が漂う「七日町通り」
大正浪漫の雰囲気が漂う「七日町通り」
時代や文化が交錯する、会津若松市の七日町。この味わい深い通りの中ほどに、会津藩御用達の流れを汲む老舗の酒蔵がある。
「鶴」=鶴ヶ城、「江」=湖から由来
「鶴」=鶴ヶ城、「江」=湖から由来
鶴ヶ城と猪苗代湖から名付けたという「鶴乃江酒造」である。
7代目蔵元は、父・平八郎さん
7代目蔵元は、父・平八郎さん
蔵人10人の小さな酒蔵。そこの看板娘で7代目蔵元の長女・林 ゆりさんは、26年前、大学卒業と同時に実家に就職した。現在の「専務」とう肩書きのほか、「一級酒造技能士」という酒造りのプロの顔をもち、秒単位の管理を要する洗米・浸漬を担当している。
時代の先駆けともなった女性酒造技能士
時代の先駆けともなった女性酒造技能士
酒蔵の娘として生まれ、父と母の働く姿を見て育ったゆりさん。高齢化などで造り手が不足する様子を目の当たりにしてきて、「自分に酒造りの知識があれば、いざとなった時に親孝行になるのかもしれない」と思ったのが資格を取るきっかけの一つだった。
実家に就職した頃のゆりさん
実家に就職した頃のゆりさん
蔵に足を踏み入れてまず目に飛び込んでくるのは、酒米を蒸す和釜。化粧直しをして、また仕込みが始まる冬を待っている。
ツヤめいた輝き
ツヤめいた輝き
先へ進むと、色とりどりの貯蔵タンクがお出迎え。冬に1年分の酒を仕込み、出荷時期や銘柄ごとに異なる方法で貯蔵している。例えば秋に販売したい銘柄は、「常温タンクでいかに夏の間寝かせるか」で旨味が大きく変わるという。
冷蔵機能付きのタンクもある
冷蔵機能付きのタンクもある
大正・昭和と建て増しを重ねたため、奥に長いつくりの蔵内。ゆりさんが子どもの頃は、自転車の練習にもってこいの場所だったという。タンクの裏側では、子どもたちがかくれんぼ…なんとも懐の深い酒蔵だ。
そのタンクの先には、見慣れないものが…。
代々受け継がれてきた道具の一つ
代々受け継がれてきた道具の一つ
昔ながらの井戸のつるべ落としのような滑車が付いた”エレベーター”。和釜で蒸した17〜18kgの酒米を2階に上げるための道具だ。最新の道具はほとんどなく、受け継いだ道具をうまく活用しながら酒を醸し続けている。
清潔がマストな酒蔵の心臓部
清潔がマストな酒蔵の心臓部
そして、急な階段を上った2階には、酒造りにとって欠かせない大切なものが2つある。
1つは「麹室(こうじむろ)」。扉の奥には、酒蔵の心臓部ともいえる麹を造る場所がある。麹は繊細な生き物であるため、雑菌を入れてはいけない部屋だ。
あなたは知ってる!?
あなたは知ってる!?
例えば納豆菌は繁殖力がものすごく強いため、酒造りの期間は大好きな納豆が食べられないという。清潔を保って大事な麹を守る…その努力が垣間見える。
酒造りの神様「松尾様」
酒造りの神様「松尾様」
2つめの大切なものは「神様」。酒蔵には必ず神棚があり、「松尾様」という酒造りの神様が祀られている。毎朝水を替え、ご飯と酒をお供えして「1日の作業が無事に終わりますように」とお祈りしているという。神様とのつながりが深い酒造り。「目に見えない力も大事だと思っている」とゆりさんは話す。
巨木を上に乗せて、ゆっくり圧をかけて搾る
巨木を上に乗せて、ゆっくり圧をかけて搾る
さらに歩を進めると、酒造りの仕上げ、搾りの場へ。酒を搾る道具は、この槽(ふね)のみ。昔ながらの上から圧をかける搾り方で、200kg以上はあると思われる巨木が重しになる。この巨木、いまはウインチを使って上げているが、昔は人の力で載せていたという。
昔ながらの「槽搾り」
昔ながらの「槽搾り」
「槽搾り」だからこその美しさ
「槽搾り」だからこその美しさ
丸2日かけて、ゆっくりゆっくり搾っていく。圧力のかけ方がやさしいため、雑味のないきれいな味わいのやさしいお酒に仕上がる。それが、ここの酒の特徴であり、魅力だ。
女性酒造技能士の母娘で醸した
女性酒造技能士の母娘で醸した
ゆりさんが蔵に入った年に誕生した、純米大吟醸「ゆり」。「女性にも楽しめる日本酒を」と、酒造りの先輩である母・恵子さんと一緒に醸し、7代目の父・平八郎さんが名付けた酒だ。「駆け出しの新人が名前を付けるなんて、恐れ多い…」当初はそんな気持ちが強かったというが、いまでは数々の賞を獲得する銘柄に。
お酒の感想は難しい…「うまい!だけじゃダメですか?」
お酒の感想は難しい…「うまい!だけじゃダメですか?」
最初に訪れるのは、ふわ〜っとした華やかな甘い香り。でも後味はすっきりで、さっぱりした呑み口だ。
「家飲みも楽しんでほしい」という思いから、ゆりさんお手製のおつまみも紹介してもらった。「トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ」。クリーミーなチーズやオリーブオイルに合わせることによって、「ゆり」のすっきり感が料理をおいしく引き立ててくれるという。
「ゆり」に適した、夏っぽい一品
「ゆり」に適した、夏っぽい一品
そして、この酒蔵の主力銘柄である純米大吟醸「会津中将」。会津松平家初代の保科正之公の官位から頂戴したものだ。
これぞ、純米大吟醸!
これぞ、純米大吟醸!
「ゆり」とは全然違い、日本酒らしいお米の力強さがガツンとくる一杯。甘みも感じられる。おすすめのおつまみは、「おつまみダラと会津産夏野菜の醤油漬け」だ。おつまみダラが良い出汁になっていて、イベント時などにアテとして提供することもあるという。
「おいしい!酒のアテに最高!」
「おいしい!酒のアテに最高!」
最高の自信作のコラボに思わず…おかわりを!
呑みっぷりも良くなってしまう!
呑みっぷりも良くなってしまう!
ちなみに、店頭には「会津中将くん」の姿も。元々は親戚の看板の子で、そちらの商売を辞めたのを機に、ここに来たという。「鶴乃江酒造」を支えている一人だ。
20年ほど、店頭に立ち続けている
20年ほど、店頭に立ち続けている
また、ゆりさんには経営者としての顔も。酒を売るため、酒造り以外の時期は店頭に立つほか、全国の百貨店の販売会へ出向いている。
顧客と直接向き合える貴重な機会
顧客と直接向き合える貴重な機会
造り手が実際に来ている安心感をお客さんに与えられるのに加え、酒好きな人のマニアックな質問に直接答えられる場。ゆりさんに会いに来てくれるお客さんも多くいて、大きな支えになっているという。
蔵人たちと力を合わせ、思いを一つにして…
蔵人たちと力を合わせ、思いを一つにして…
一人ではできない酒造り。「皆と一緒に一つの目標に向かって仕込みをすると、良いお酒ができる」そう実直に取り組む姿勢が、城下町である会津の歴史と気質が詰まった酒を生み出している。

Chu!PRESS編集部
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