いよいよ明日5月2日から福島市の四季の里で、ふくしまラーメンショー2023が開幕します。
ふくしまラーメンショーは、全国から有名なラーメン店が9店舗集結する東北最大級のラーメンイベントです。
今回は、そのラーメンイベントに出店する9店舗のうち、「ひるがお」を取材しました。



ひるがおは、東京都世田谷区に本店を構える塩ラーメン専門店です。
ラーメン激戦区である東京で、「塩ラーメン」の名店として知られ、本店も、東京駅一番街にある東京ラーメンストリートも、平日でも行列必至の人気店です。

この「ひるがお」というお店の名前は、元々らーめんせたが屋という醤油ラーメンのお店をやっていて、塩ラーメンの専門店を作ろうと思った時に、お店が空いている昼間の時間を利用してオープンしたからなんだそうです。

ふくしまラーメンショーにも、ひるがおとして2018年、2019年に出店していて、福島の皆さんにも大人気でした。

今年、ふくしまラーメンショー2023で食べることが出来るのは、「ひるがお塩ラーメン贅沢盛り」です。



まずこのラーメンを前にして思ったのは、「なんて丁寧で上品なラーメンなんだろう」ということです。
トッピングは、トロっとした半熟卵の上にちょこんと丁寧にのせられたむきエビ、細めに切られたメンマ、肉の味をしっかりとかみしめることが出来る分厚いチャーシュー、白髪ねぎ。そして貝柱をこんがり揚げて作られた特製パウダーがまぶされています。トッピングを一目みただけで、「なるほど、これはどこからどう見ても手が込んでいるラーメンだ！」と思い知らされます。



驚いてしまうのが、口の中に入れた時も、その印象が全く変わらないことです。黄金色の油が浮かぶ、美しさすら感じる透き通ったキラキラとしたスープは、思わず、レンゲですくう手が止まらなくなるほど、「ずっと飲んでいたい」スープ。あっさりとしつつも、あらゆる食材の旨味が溶け合い、味わいの奥深さに形を変え、調和を保っています。



それもそのはず。スープには昆布、豚骨、貝柱、マルソウダガツオを原料とした宗田節などが絶妙なバランスで入っています。そして塩ダレは、素材の味をぐっと引き立てる白醤油に、干ししいたけとと天然干しで作られたミネラルがたっぷり入ったまろやかなベトナムの塩「カンホア」を使用。素材ひとつひとつの旨味と向き合い、最善の活かし方を研究し続けているからこその"この店だけの"奥深い味わいを実現させています。



モチモチとした細麺をすすると、小麦の香りと共に、豊かな深みのあるスープの香りが口いっぱいに広がります。



店主の前島司さんに座右の銘をきくと、「最善か無か」だと話していました。
想いが伝わらないものであれば、最初から作らないほうがいい。そう話す前島さんの真っすぐなまなざしは、このこだわり抜かれたラーメンの美味しさが間違いなく前島さんのひたむきな努力と信念によって生み出されたものであることを証明しているように思いました。常にベストな状態のラーメンだけをお客様に提供し続けています。



今回のふくしまラーメンショーについて、「4年ぶりにふくしまラーメンショーが開催されます。ひるがおのラーメンを待ち望んでいるという方もいらっしゃると思います。今回も気合を入れてラーメンを作ります。ぜひお待ちしています。」と話します。

天然食材と旨味がふんだんにつまったこだわりの塩ラーメンが、再びふくしまラーメンショーに舞い戻ってきます。


Chu!PRESS編集部