プチ旅行気分で本格的なタイ料理を味わいたい！夫婦で営む福島市の「タイ食堂 TARAYA」

Chu! PRESS

2022.12.22

福島市の中心部である文化通りに、2022年11月、鮮やかな看板のお店がオープン！それが「タイ食堂 TARAYA」だ。

JR福島駅東口から徒歩10分。一際目を引く看板が目印

リポーターの母心・関あつしは、漂ってくるいいニオイにつられてお店の中へ。
「サワディーカップ」とタイ語の挨拶とともに合掌して出迎えてくれたのは、オーナーの藤井さん夫婦。

藤井さんは、6年前にタイに旅行に行った際、現地の女性と出会って意気投合し結婚。一緒に日本に戻ってきたのをきっかけに、タイ料理のお店を始めた。「TARAYA」という店名は、妻タラヤさんの名前から付けたという仲良しぶりだ。

お店の味のルーツは、料理上手なタラヤさんのお父さん

日系企業で働いていたため、日本語が話せる

元々キッチンカーでファストフードを提供していた藤井さん。4年前からタイ料理を始め、先月には念願のお店を構えることに。

9年前からキッチンカーで活動

午前11時半から午後10時までの営業時間のうち、オープンから午後5時までがランチタイムというのも、ありがたいポイント。
タラヤさんが作る本格タイ料理の中でも、人気のランチメニューは…？

タイ米と鶏肉と卵をよ〜く混ぜて

タイ料理と聞いてイメージする人も多いであろう「ガパオライス」！「ガパオ」とはタイ語でバジルのことで、鶏ひき肉をバジルで炒めたものだ。日本人の口に合うように辛味や酸味は控えめに作っているため、もう少し刺激を求める人は卓上の酢やナンプラーをプラスしたい。

そして、こちらも人気！茹でた鶏肉に生姜のタレをかけていただく「カオマンガイ」！ひと口食べると、もうひと口…と思わず箸が進んでしまうおいしさだ。

ご飯とタレの相性もバッチリ！

午後5時からのディナータイムでは、ランチメニューに加えてお酒やおつまみも楽しめる。まず注文したいのが、タイ風の春雨サラダ「ヤムウンセン」。「ヤム＝和える」、「ウンセン＝春雨」という意味のスパイシーなサラダで、刻んだパクチーと魚の団子がゴロッと入っているのが特徴だ。

さわやかな味わい！だけど、ちゃんと辛い！

次に、寒くなってきた時期にうれしい「トムヤムシーフード」！よく耳にするのは「トムヤムクン」という人が多いだろうが、「クン」とは「エビ」の意。一方、この店のトムヤムスープにはエビだけでなくイカも入っているため、まとめて「シーフード」と呼ぶそうだ。
身体の芯からじわ〜っと温めてくれる定番のおいしさに、関も「あ〜！これは温まる！」と思わず心の声が…。

ココナッツミルクの味わいもクセになる

辛味を抑えたやさしい味わい

さらに、豚肉を発酵させて作っためずらしい料理も。それが「ネームソーセージ」だ。豚の生肉を使っていて、酸味の強さが特徴的。日持ちしないため提供しているタイ料理店は少ないというから、気になる人はぜひ味わっておきたい。

味もニオイも独特な酸っぱさ

多種多様なおいしいおつまみを次々にいただくと、片手に欲しくなるのが…ビール！
タイではメジャーな「シンハービール」だが、なんとこちらでは瓶ビールだけでなく生ビールも提供。生のシンハービールが味わえるのは、東北でもかなり希少だ。

同時に驚くのは、ビールと一緒に差し出された氷。年間を通して暑い国であるタイでは、ビールに氷を入れるのが一般的なため、本場の楽しみ方を味わってみるのもおすすめ！

大量の氷とともにシンハービールが登場！

ここにて、関の無限ループが完成。ビール→トムヤム→ビール→トムヤム→ビール……
酸っぱ辛いスープとビールの相性は最高だ。ん〜止まらない！！

本場に倣ってビールに氷を一つ入れて…

「う〜まいっ！これは…止まらないな〜！」

日本人向けに作られたタイ料理から、ちょっとめずらしい名物まで、幅広くタイの味を楽しめる「タイ食堂 TARAYA」。まだオープンしたばかりのため、これからもメニューの試行錯誤は続くそうだ。身近なタイを訪れて、プチ旅行気分…本場の屋台の雰囲気もぜひ味わってみたい。

Chu!PRESS編集部

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