2024.03.21
with a camera in Mishima Town 2-1
『ゴジてれChu!』木曜恒例「ぶらカメ」のコーナー、今回は桐の産地で有名な会津は三島町(みしままち)にお邪魔しました。私が「ぶらカメ」でお邪魔するのは、2巡目です。
前回(2021年12月)お邪魔した時のエピソードは、こちらをクリック。
前回(2021年12月)お邪魔した時のエピソードは、こちらをクリック。
三島町の眺望ポイント、アーチ橋が3つ一所で見られる。 |
商店街では、様々な屋号が町の景色を彩る。 |
周りを見ると杉が結構花粉色に染まっていて、15の春から花粉症に悩まされている私としては花粉との出会いに苦しむ春です。そんな花粉に負けずに、町の人との良い出会いを探していきたいと思います。
只見川と山々。 |
杉は花粉色に。これが全部飛ぶのか…。 |
朝の町をぶらぶらしていると、薬や雑貨などを販売している店のご主人と出会います。聞けば千葉県銚子市出身で、奥様の故郷である三島町に40年以上前にやってきたそうです。
「三島町は関東に比べて四季がはっきりしているの。春はブナの若葉が出て、綺麗になりますよ。」
もうすっかり三島町が気に入っている様子。ただ銚子は太平洋に面した港町ですから、魚が美味しかったでしょう?と伺うと、
「私、魚が苦手なんです…。」
あら勿体ない。
「三島町は関東に比べて四季がはっきりしているの。春はブナの若葉が出て、綺麗になりますよ。」
もうすっかり三島町が気に入っている様子。ただ銚子は太平洋に面した港町ですから、魚が美味しかったでしょう?と伺うと、
「私、魚が苦手なんです…。」
あら勿体ない。
朝の街中の商店街。さすがに静か。 |
薬や雑貨を扱う商店主と出会う。 |
ところで町のお勧めを伺うと、
「この先の交流センターで“編み組(あみくみ)細工”の工芸品展があるんですよ。賞をもらった作品も展示されますよ。」
編み組細工とは、蔓や樹皮などの植物を編み込んで作る籠や笊等の工芸品の事で、三島町の「奥会津編み組細工」は国の伝統的工芸品に指定される程、歴史と伝統があります。それは楽しみです。後程行ってみます。貴重な情報、有難う御座います。
「この先の交流センターで“編み組(あみくみ)細工”の工芸品展があるんですよ。賞をもらった作品も展示されますよ。」
編み組細工とは、蔓や樹皮などの植物を編み込んで作る籠や笊等の工芸品の事で、三島町の「奥会津編み組細工」は国の伝統的工芸品に指定される程、歴史と伝統があります。それは楽しみです。後程行ってみます。貴重な情報、有難う御座います。
編み組細工の展示会情報を頂く。 |
三島町は編み組細工で有名。どんな展示会か楽しみだ。 |
続いてJR只見線の会津宮下駅前に行くと、立ち話をしている男性2人が。
「私たち町のバスの運転をしていて、いまは休憩中なんです。」
「私たち町のバスの運転をしていて、いまは休憩中なんです。」
JR只見線の、三島町内の駅の一つ、会津宮下駅。 |
男性二人が談笑中。 |
町営バスで駅前にお客さんを運んで一服中です。どんなお客さんが多いのでしょう?
「平日は学生さんや、病院へ行く方等が多いのですが、(ロケ日の)今日は土曜日なので、買い物に町外へ出かける人が多いんじゃないですか。」
町のお勧めスポットを伺うと、
「平日は学生さんや、病院へ行く方等が多いのですが、(ロケ日の)今日は土曜日なので、買い物に町外へ出かける人が多いんじゃないですか。」
町のお勧めスポットを伺うと、
奥に見えるバスで、町民を駅に送ったところ。 |
右の男性が生まれも育ちも三島町だそう。 |
「編み組細工の展示会がありますよ。あそこにポスターが貼ってあるでしょ?」
またも編み組細工の展示会を勧められました。駅の待合室のポスターを見ると今年で23回目という、長く続く催しのようです。
「結構お客さんが来ますよ。」
開始時刻の9時半には少々早いですが、向かってみる事にします。有難う御座います。
またも編み組細工の展示会を勧められました。駅の待合室のポスターを見ると今年で23回目という、長く続く催しのようです。
「結構お客さんが来ますよ。」
開始時刻の9時半には少々早いですが、向かってみる事にします。有難う御座います。
やはり編み組細工の展示会推し。 |
23回も続く人気の展示会のようだ。 |
そして展示会会場に向かうと、建物の前の駐車場は車がびっしり。結構人気なのでしょうか?
中へ入ると開場を待つ人たちで既に行列ができています。列に並んでいると
「きょうは取材ですか?」
と声を掛けて下さる方が。事情を話すと、
「では先にご案内しますよ。」
と開場前の会場に入れて頂きました。
中へ入ると開場を待つ人たちで既に行列ができています。列に並んでいると
「きょうは取材ですか?」
と声を掛けて下さる方が。事情を話すと、
「では先にご案内しますよ。」
と開場前の会場に入れて頂きました。
会場前の駐車場には、来客の車でびっしり。 |
既にお客が開場を待っている。 |
中には900点以上の編み組細工がずらりと並んでいます。
「いま出品作の中で受賞した方の表彰式が行われていて、表彰された作品も含めて展示販売されます。販売が始まると、多分動けなくなりますよ。」
展示“販売”会だったんですね。それで取材と分かって先に入れて下さいました。有難う御座います。
「いま出品作の中で受賞した方の表彰式が行われていて、表彰された作品も含めて展示販売されます。販売が始まると、多分動けなくなりますよ。」
展示“販売”会だったんですね。それで取材と分かって先に入れて下さいました。有難う御座います。
会場は編み組細工がずらりと並ぶ。 |
販売中はごった返すので、と先に会場を撮影させてくださった。 |
編み組細工と言っても手提げや花壺、
編み組細工と言えば、手提げ。 |
花壺等、入れたり運んだりするのにも、丈夫で向いている。 |
蓑や笊、財布等、多岐に渡ります。
蓑も編み組細工の一つ。 |
財布もたくさん。手触りも楽しめそうだ。 |
それぞれの作品には制作者の名前と材料、値段が書かれた札が付いていて、ふと目にしたものには何と20万円!
スタッフに話を伺うと
「花編みと言って、非常に手のかかるデザインと、山ブドウの蔓を使っているので、材料費もかかります。」
スタッフに話を伺うと
「花編みと言って、非常に手のかかるデザインと、山ブドウの蔓を使っているので、材料費もかかります。」
籠等も並ぶ。 |
こちらの手提げは、20万円也。 |
では、今回販売されている中で最も値が張るのはどれでしょう?
「一番高いのは、こちらですね。」
こちらは33万円!
「花編みももっと細かいんですね。それもあるかと思います。」
私には手の出ない工芸品ですが、価値の分かる方には33万円を出しても欲しい一品なのでしょうね。
「一番高いのは、こちらですね。」
こちらは33万円!
「花編みももっと細かいんですね。それもあるかと思います。」
私には手の出ない工芸品ですが、価値の分かる方には33万円を出しても欲しい一品なのでしょうね。
今回出品された中で最高値の、33万円の手提げ。 |
花編みも丁寧に作られ、美しい仕上がりだ。 |
そして特別な一角が設けられているのが、受賞作品です。最優秀賞にあたる経済産業大臣賞は、長野県の方が作ったものです。
こちらが表彰を受けた作品。 |
長野県の方の作った手提げが、経済産業大臣賞に! |
次点に当たる林野庁長官賞は、福島県の方の作ったものでした。
そして各メディアの名前のついた賞もあり、福島中央テレビ賞はやはり福島県の方の作ったものです。
そして各メディアの名前のついた賞もあり、福島中央テレビ賞はやはり福島県の方の作ったものです。
林野庁長官賞は、福島県民の作品。 |
中テレなど、各メディアの名前のついた賞も。 |
福島中央テレビ賞の手提げを作った方がこちらの男性です。応募は今までもしていたそうですが、受賞は初めて。
「材料からとなるとかなりの時間がかかりますが、材料を揃えてしまってからだと2か月位で出来上がります。作る際は女性の視点から、どういうデザインが好いか考えたりします。」
「材料からとなるとかなりの時間がかかりますが、材料を揃えてしまってからだと2か月位で出来上がります。作る際は女性の視点から、どういうデザインが好いか考えたりします。」
福島中央テレビ賞となった作品を作った男性。奥様も一緒にと呼びよせている。 |
女性の視点を大事に制作したと話す。 |
奥様がいらしていたのでその点を伺うと、
「中がスマホなどを入れられるように仕切られていて、またカバーもついているので手提げの中身を見られないのも好いのではないでしょうか。」
「中がスマホなどを入れられるように仕切られていて、またカバーもついているので手提げの中身を見られないのも好いのではないでしょうか。」
奥様も一緒に表彰式に出席していた。 |
中はスマホを入れるスペースなど、幾つか仕切られている。 |
どんぐり(クヌギ)とクルミの実で作ったアクセサリー付きです。
こういう作品は女性が作る物かと思っていましたが、
「いや、編みこんでいくのに、結構材料をひっぱったりして力が要るんですよ。ですから結構男性の方が作るのには向いているんではないですか?」
こういう作品は女性が作る物かと思っていましたが、
「いや、編みこんでいくのに、結構材料をひっぱったりして力が要るんですよ。ですから結構男性の方が作るのには向いているんではないですか?」
自然の実でアクセントも。 |
実は制作には力作業の部分もある。 |
9時半、開場となると待ちわびたお客が中へ。 |
あっという間に会場は多くの人でいっぱいに。 |
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