2024.01.23
Chiba Prefecture, attractive and my hometown 2-2
明治以前は“神宮”と称されるのを許された3社の一つ、香取神宮(ほかは伊勢神宮・鹿島神宮)を参拝したあと、折角なのでご当地の美味しいものを頂く事に。
朱塗りの大鳥居の前には、幾つかの店が軒を連ねます。その中の一つ、「亀甲堂(きっこうどう)」にお邪魔しました。こちらの名物は、「厄落としだんご」です。ほかの店でも団子を出す店はあるのですが、どうして団子がここの名物なのでしょう? 店の方に話を伺うと、
朱塗りの大鳥居の前には、幾つかの店が軒を連ねます。その中の一つ、「亀甲堂(きっこうどう)」にお邪魔しました。こちらの名物は、「厄落としだんご」です。ほかの店でも団子を出す店はあるのですが、どうして団子がここの名物なのでしょう? 店の方に話を伺うと、
参道には、茶屋などが軒を連ねる。 |
その内の1軒、亀甲堂に。 |
「11月から12月にかけて香取神宮では大餐祭・賀詞祭・内陣神楽・団碁祭と神事が行われるんですが、最終日の団碁祭(だんきさい)だけは比売神へのお祭りなのでお神酒でなく、玄米で作った団子を供えるんです。そこからこの辺りは団子が名物になりました。」
因みに、出雲に全国の神様が集まる10月は別名「神無月」(出雲以外では神様がいない月だから)と言われますが、こちらの店の人曰く
「香取神宮の神様は、10月にも出雲には行かれませんよ。」
因みに、出雲に全国の神様が集まる10月は別名「神無月」(出雲以外では神様がいない月だから)と言われますが、こちらの店の人曰く
「香取神宮の神様は、10月にも出雲には行かれませんよ。」
香取神宮の12月の祭りで、団碁祭のみ団子を供える。 |
その珍しい神事から、団子が名物に。 |
そんな中生まれた名物の団子は、「厄落とし団子」(480円)です。あんこと黄粉の2種類の味の草団子です。
「ここは1個1個餡を絡めるのが特徴なんです。」
まずはあんこを頂くと、こしあんの滑らかさと程よい甘さ、そこにもっちもちのヨモギ団子の香りが、口の中に広がります。
黄粉は、ヨモギ団子の優しい甘さに大豆の旨味やコクがよく合っていて、面白い組み合わせです。
そこに(写真ではあんこに隠れて見えにくいですが)ピリ辛の漬物も添えてあって、これがまたアクセントになって、再び甘い団子にいきたくなるんです。
「ここは1個1個餡を絡めるのが特徴なんです。」
まずはあんこを頂くと、こしあんの滑らかさと程よい甘さ、そこにもっちもちのヨモギ団子の香りが、口の中に広がります。
黄粉は、ヨモギ団子の優しい甘さに大豆の旨味やコクがよく合っていて、面白い組み合わせです。
そこに(写真ではあんこに隠れて見えにくいですが)ピリ辛の漬物も添えてあって、これがまたアクセントになって、再び甘い団子にいきたくなるんです。
厄落とし団子(480円)。漬物もついてくる。 |
あんこは1つ1つ手で絡めていく。 |
店名の由来は
「ここは川の鳥居から神宮の方向を見ると、森になっているんですが、ちょうど亀の甲羅のように見えた事から『亀甲山』と呼ばれたんです。そこから名前を頂戴しました。醤油で有名な『キッコーマン』も社名を決める時にここから取ったそうです。」
厄も落とせて(落とせた筈?)、甘味で一服できるので、参拝帰りに立ち寄るのも良さそうです。
「ここは川の鳥居から神宮の方向を見ると、森になっているんですが、ちょうど亀の甲羅のように見えた事から『亀甲山』と呼ばれたんです。そこから名前を頂戴しました。醤油で有名な『キッコーマン』も社名を決める時にここから取ったそうです。」
厄も落とせて(落とせた筈?)、甘味で一服できるので、参拝帰りに立ち寄るのも良さそうです。
香取神宮方面が亀の甲羅形に見える事から、名前に。 |
店先で次々と団子を作っていく。 |
更に参道をぶらぶらしていると、「いもコロッケ」なる看板を見つけます。コロッケと言えば芋だと思うのですが、なぜ「いもコロッケ」と呼ぶのか、看板をよ~く見て理由が分かりました。紫芋とさつま芋の紅あずまを使っているからなんですね。でもジャガイモではないところが面白い。
出店には、大きな模型も! 縮尺用に手を出すのを忘れましたが、縦は手のひら3人分位の大きさです。
出店には、大きな模型も! 縮尺用に手を出すのを忘れましたが、縦は手のひら3人分位の大きさです。
参道には「いもコロッケ」と書かれた看板の出店が。 |
断面は、こんな感じ。模型はかなりでかい。 |
「紫芋は契約農家に作ってもらっています。多い時は1日1000個出ますよ。」
と話すのは、岩立(いわたて)本店の社長の息子さん。出店の後ろの店舗では、和菓子などを販売しています。
「うちは、わらび餅も有名なんですよ。」
ただどちらが珍しいかと言うと、いもコロッケでしょうか。寒いですし、食リポ用にいもコロッケをお願いします。
既にたくさんのたねが用意してあり、その場で注文を受けてから揚げてくれました。
「油に入れて浮き上がってきたら、出来上がりです。」
2分位でしょうか、いもコロッケ(1個250円)の出来上がりです。
と話すのは、岩立(いわたて)本店の社長の息子さん。出店の後ろの店舗では、和菓子などを販売しています。
「うちは、わらび餅も有名なんですよ。」
ただどちらが珍しいかと言うと、いもコロッケでしょうか。寒いですし、食リポ用にいもコロッケをお願いします。
既にたくさんのたねが用意してあり、その場で注文を受けてから揚げてくれました。
「油に入れて浮き上がってきたら、出来上がりです。」
2分位でしょうか、いもコロッケ(1個250円)の出来上がりです。
出店には、既にコロッケのたねがスタンバイ。 |
注文を受けて揚げてくれた。 |
頂くと、周りはかりさくっとしていて、まず紫芋の香りが来ます。そのあと紅あずまの味が追いかけてくるのですが、意外にあっさりした甘さで、ほくほくというよりとろっとした食感で芋の美味しさを味わえました。
20年ほど前に始めたそうで、看板商品の一つとなっています。木曜日が定休のようです。(つづく)
20年ほど前に始めたそうで、看板商品の一つとなっています。木曜日が定休のようです。(つづく)
断面はこんな感じ(切る前のコロッケを撮影するのを忘れた、というか既に腹の中)。 |
文字通り岩立本店の”看板”商品。 |
いまや知名度もある銚子電鉄。 |
キャベツ畑を抜けていく。 |
全文を読む