2023.03.23
with a camera in Aizubange Town 2-2
冷たい雨の降る中再び町中をぶらぶらしていると、遠くに「昭和レトロ雑貨 販売中」という真っ赤な幟を見かけます。その建物の手前に「昭和レトロ希望の方は 店員にお声がけください」とあります。
「レトロ雑貨」の幟を発見。 |
まずは店員に声をかけて、との掲示が。 |
矢印の指す方には、山内屋商店の暖簾が出ています。
「あ、どうぞご覧ください。息子がやっている店なので、声をかけてきますから…。」
「あ、どうぞご覧ください。息子がやっている店なので、声をかけてきますから…。」
こちらの店の方にお声がけを…。 |
昭和レトロ雑貨の店は、息子さんが経営しているとの事。 |
「どうぞおはいり下さい。」
と言って下さったのが、その息子さん。中に入ると、まず入口にはEP盤のレコードが!(新曲を出す時に表裏計2曲を録音して売り出していた。ファンでお金に余裕があれば買い、無ければテレビやラジオで放送されるのを聞いたり録音したりした。)まさにレトロ。昭和世代の私にとっては、宝の山にいきなり出会います。
と言って下さったのが、その息子さん。中に入ると、まず入口にはEP盤のレコードが!(新曲を出す時に表裏計2曲を録音して売り出していた。ファンでお金に余裕があれば買い、無ければテレビやラジオで放送されるのを聞いたり録音したりした。)まさにレトロ。昭和世代の私にとっては、宝の山にいきなり出会います。
息子さんに誘われて、素敵な感じの店の中へ。 |
入口すぐの所に、ドーナツ盤のシングルレコードが!! |
アリスの『チャンピオン』…懐かしい!! しかもどれでも1枚110円、5枚買うともう1枚無料で選べるなんて、レコードプレーヤー買おうかな。ディレクターが
「地元出身の春日八郎さんのレコードはありますか?」
と尋ねると、
「それなら2階にありますよ。」
「地元出身の春日八郎さんのレコードはありますか?」
と尋ねると、
「それなら2階にありますよ。」
ライラライラライラライラライ…♪ |
2階にもレコードがあると言う。 |
急な階段を上ると、何と屋根の内側がEP盤の“棚”になっています。その中を探す息子さん、
「これです。」
「これです。」
2階の屋根の内側が、EP棚に! |
その中の一枚を取り出すと…。 |
春日八郎さんの『会津坂下町民歌(B面 会津坂下音頭)』がちゃんとあります。これも110円です。
「元は東京でコンピューターのソフト関連の仕事をしていたんです。こちらに戻って、実家の店の古い商品も含めて最初は店を出さずにネットで販売していたら好評だったものですから、倉庫を改装して店に陳列する事にしたんです。」
「元は東京でコンピューターのソフト関連の仕事をしていたんです。こちらに戻って、実家の店の古い商品も含めて最初は店を出さずにネットで販売していたら好評だったものですから、倉庫を改装して店に陳列する事にしたんです。」
春日八郎さんのレコードも、地元で手に入る。 |
ネット販売をきっかけに、店を構えた。 |
2階にはカセットテープやそれを再生するラジカセ、もっと前の時代のラジオ、
いまだに人気のカセットテープや再生できるラジカセ、 |
その前の時代のラジオなども。 |
更には映画ポスター(『翔んだカップル』だ~! 薬師丸ひろ子さんと鶴見辰吾さん初主演映画で、観に行ったなぁ)、キャラクターグッズ、
『翔んだカップル』は、原作の少年マガジンの連載も読んでいた。 |
ママの味を思い出すぜ。 |
昔のテナントに文房具(ガリ版刷り用の鉄筆が残っていました)、
土産店に必ずあった(今もある?)ペナント。 |
昔の学校通信などは、これだった。 |
和装に柱時計、カメラに食器など、昭和やそれ以前に使っていたであろう古物が、見本市のように並んでいます。
引き取り手を待っている。 |
フィルムで撮影するタイプやポラロイドカメラもある。 |
そうそう、EP盤で物足りない方には、LP盤(レコードのアルバム版)もあります(おお、本田美奈子さんの『M’シンドローム』があるじゃないですか! 4枚目のシングル曲『Temptation(誘惑)』や、『HARD TO SAY “I LOVE YOU”』という私イチ押しのバラードも収録された、お勧めアルバムです)。昔はアルバムって名前通り、ジャケット自体がポスターがわりに飾っておけるような存在感があったんですよね。
LPアルバムも! 大きさは30センチ四方。大きい分、ポスターがわりに飾る事も出来た。 |
私が愛した本田美奈子さんのアルバム。歌も見目も麗しいし、今も色褪せない。 |
再び1階に戻ると、しまう場所が幾つもある筆箱や、懐かしのアルミの弁当箱、
筆箱は入れる場所が小分けされていた。このスケートボードが五輪種目になるとは…。 |
アニメなどの主人公をプリントしたアルミの弁当箱は、定番中の定番。 |
お祭りの屋台でついつい欲しくなってしまうお面や、駄菓子屋さんなどに置いてあったであろう女の子のお洒落グッズ、
お祭りの屋台と言えば、お面が懐かしい。 |
売り方・展示の仕方が昔の駄菓子屋を彷彿とさせる。 |
お風呂場や洗面所に欠かせない石鹸やスポンジ、
昔は石鹸と言えば固形だった。 |
スポンジは柄から取れるらしい。 |
有名メーカーから私はよく存じ上げない会社のシャンプー、
昔は個人商店ですぐ並べられるよう、箱がポップ等も兼ねていた。 |
昭和42年生まれの私でも知らないものが…。 |
レコードプレーヤー(Technicsでっせ~)やブラウン管テレビ、8トラックのテープも使えるカラオケ機など…。
(そういえば、「ぶらカメ」喜多方市篇でも8トラックのテープに出会ったっけ。)
(そういえば、「ぶらカメ」喜多方市篇でも8トラックのテープに出会ったっけ。)
当時テレビが買えたら次に手を出したいのが、ステレオだった。 |
カラオケは新曲が出る度、曲を買い足さねばならなかった。 |
「こちらは、50代以上のお客様が多いですね。また探すものが明確で、蛙なら蛙のグッズだけ探して帰っていく方もいらっしゃいます。」
正直売り上げはどうなのでしょう?
「母のやっている店も雑貨店ですが、こちらの店も結構収益を上げているんですよ。」
今は「平成レトロ」なんて言葉もありますが、どっこい昭和も“本家”レトロとして人気があるようです。(つづく)
正直売り上げはどうなのでしょう?
「母のやっている店も雑貨店ですが、こちらの店も結構収益を上げているんですよ。」
今は「平成レトロ」なんて言葉もありますが、どっこい昭和も“本家”レトロとして人気があるようです。(つづく)
昔の雑貨店は、本当に何でも揃った。 |
昭和にタイムスリップしたい方は、こちらへ…。 |
こちらのレトロ雑貨の店にお邪魔する前にお声がけした実家でもある山内屋商店側には、「竹細工」の幟が立っています。こちらは或る意味今後“レトロ”と呼ばれるものになるのかも知れません。ちょっと覗かせて頂きましょう。
その3「町民の需要に応え続けて… 創業120年余の老舗万屋に匠の品あり」はこちらをクリック。
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本店?の方には「竹細工」の幟が。 |
いまも竹細工の実用品が手に入る。 |
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