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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
Chiba Prefecture, attractive and my hometown 1
 『ゴジてれChu!』第1部のきょうの特集で、千葉県をテーマに放送しました。リポーターは、千葉県を故郷に持つ私。今回は「代打オレ!」ではなく、故郷の理由でご指名でした。そこで出掛けてみたくなる千葉県北部(北総エリア)の特集の取材&こぼれ話をお送りします。
美味しいものを食べたり飲んだり…
美味しいものを食べたり飲んだり…
この趣を楽しめる所が、故郷千葉にあった!←今回初めて行った
この趣を楽しめる所が、故郷千葉にあった!←今回初めて行った
 ロケは1泊2日。朝は5時中テレ発!! なので私は3時50分起き(/_;)
 郡山市内からだと磐越道~常磐道~圏央道経由でまずは成田へ(途中圏央道への分岐では「成田方面」と出ているので分かりやすいです)。
牛久大仏が高速道からも見える。
牛久大仏が高速道からも見える。
成田山へと続く参詣道。
成田山へと続く参詣道。
 成田と言えば、成田山新勝寺(なりたさん・しんしょうじ)や成田空港が有名です。
 成田山は関東でも有数の大きな寺で、年間約1000万人の参詣客が訪れます。また芸能人が節分の豆まきをするニュースや、歌舞伎の市川宗家との結びつきが強い寺として芸能ニュースで見た事があるという方も多いでしょう(團十郎さんなどに「成田屋!」と声が掛かるのも、成田山との繋がりからです)。
平成20年に出来たという総門(道理で記憶が無い筈だ)。
平成20年に出来たという総門(道理で記憶が無い筈だ)。
参詣道には、「うなぎ」の看板が目立つ。
参詣道には、「うなぎ」の看板が目立つ。
 そんな成田山に遠くから参詣に訪れる人に、地元で食されている川魚、鰻で以て疲れをいやしてもらおうという事から、成田山参詣時に鰻を食べる人が多い…のだそうです! いやいや確かに私も高校生位までは成田山に詣でてはいましたが、鰻なんて食べた事がありません。小腹が空くのですが、おでんが良いところです。…多分家庭の経済事情に因るところが大きいのでしょう。ただ鰻屋さんが多いのは、確かです。
ちょうちんというのも乙だ(新そばも気になる)。
ちょうちんというのも乙だ(新そばも気になる)。
こちらの店は、『千と千尋の神隠し』に出てきそうな佇まいだ。
こちらの店は、『千と千尋の神隠し』に出てきそうな佇まいだ。
 そこで今回は去年6月にオープンしたばかりの「上町(かみちょう)菊屋」を紹介する事に致しました。
 こちらの店は成田山に更に近い所に「菊屋」(本店)があり、2店舗目としてオープンしました。道路に面した所では、柳津町の粟饅頭や福島県銘菓「薄皮饅頭」よろしく、作る所(つまり鰻を焼く所)が見られます。
去年オープンした「上町菊屋」。
去年オープンした「上町菊屋」。
道路に面した所で鰻を焼く。
道路に面した所で鰻を焼く。
 開店は11時ですので、お客が入る前9時半に撮影にご協力頂きました。撮影場所は、1階席の奥。額が飾ってあります。店の方曰く、
「吉幾三さんがいらして、『この店は殺風景だな。筆を持ってきて。』と言って書いて下さったのが、こちらです。」
1階席で撮影準備中。
1階席で撮影準備中。
撮影する席の壁に、額が。実は、吉幾三さん書。
撮影する席の壁に、額が。実は、吉幾三さん書。
 薄墨で大きく「旅」と書かれた上に、「旅さきで人と会い/人知って詩を知る」と達筆で書かれています。
「自己流だって仰っていました。」
 自らの筆で店に彩りを添えるなんて、吉幾三さんも粋な方ですね。
右隅には、印と署名が。
右隅には、印と署名が。
自己流とは思えない達筆。
自己流とは思えない達筆。
 今回ご紹介するのは、メニューの筆頭に載っている「国産鰻重(一尾)」4500円です! 役得~♪
 白焼きの鰻を、創業当時から継ぎ足してきたたれにつけて、焼いていきます。
白焼きした鰻を…
白焼きした鰻を…
たれをつけて焼く。
たれをつけて焼く。
「よく秘伝のたれ等と言われますが、菊屋のたれは極めてシンプル。醤油・砂糖・味醂のみです。醤油も銚子のヤマサ醤油で、市販品の普通のものを使っています。ただしっかり煮詰めていますので、甘めだと思います。」
つけるたれは、継ぎ足されてきたもの(但し中身はシンプル)。
つけるたれは、継ぎ足されてきたもの(但し中身はシンプル)。
香ばしい香りが漂う。
香ばしい香りが漂う。
 そして出来上がったのが、こちらです。蓋を開けた瞬間、香ばしい香りが立ち上ります。
 おや、箸置きはもしかして…
「落花生です。2階席はひさごの箸置きも用意しているんですが、可愛いので1階席はこの箸置きにしています。」
 落花生は千葉県の特産品です。
 頂くと…んんん~身はふわっふわ、外がぱりっと香ばしい焼き上がり。ふっくらほろほろとける感じの柔らかさです。たれは確かに甘めで最初にその甘めの味が先に感じられるのですが、しっかりコクがあって、しかも鰻の美味しさととご飯の優しい甘さを引き立てる味です。不思議と後味がさらっとしているので、後ひく味なのです。
国産鰻が、お重いっぱいに…。
国産鰻が、お重いっぱいに…。
ごはんにたれもしみしみ。
ごはんにたれもしみしみ。
「よく『忙しいのは正月7日位までですか』って言われますが、成田山は2月初旬まで参詣客が多いんです。商売をやっていけるのは、成田山のお陰ですね。」
 昔は大晦日から元日まで夜通し営業をやっていたそうですが、従業員も翌日が大変なので、いまは止めたそうです。遠方から元日詣に来た人々は、参詣道沿いの鰻屋さんで、精をつけたのでしょうね。
 「上町菊屋」は、JR成田駅から成田山へと続く成田山の参詣道沿いにあります。
遠くからの参詣客は、これでエネルギー充填。お腹も満足。
遠くからの参詣客は、これでエネルギー充填。お腹も満足。
のれんが、たれの色に見えて来る…。
のれんが、たれの色に見えて来る…。
 鰻でエネルギーを充電したところで、成田山へと向かいます。
 成田山新勝寺は、千年以上前に弘法大師が開いた真言宗智山(ちさん)派の大本山で、平日にも関わらず多くの参詣客が訪れていました。
 参詣道から電柱は無くなり、また成田山に平成20(2008)年に高さ15mの総門が完成しました。
参詣客を総門がお出迎え。
参詣客を総門がお出迎え。
成田山の文字が輝く。
成田山の文字が輝く。
 総門をくぐって階段を上るとあるのが、国の重要文化財「仁王門」です。文政13(1830)年に建立され、真ん中には大きな提灯がぶら下がっています。成田山の方に話を伺うと、
「『魚がし』と書いてあります。築地の漁業関係の方々が奉納したもので、重さが800kgあるそうです。」
 近くの柱には、「昭和四十三年四月奉献」とありますから、私の生まれた1年後、55年前に奉納された事になります。
階段の先が仁王門(国の重文)。
階段の先が仁王門(国の重文)。
大きな提灯は、重さ800kg!
大きな提灯は、重さ800kg!
 なお額の「成田山」は、東大寺の別当道恕(どうじょ)上人の筆になるそうです。
「魚がし」の文字の左には、奉納した人の名前が列挙されている。
「魚がし」の文字の左には、奉納した人の名前が列挙されている。
両脇の像もお見逃しなく。
両脇の像もお見逃しなく。
 更に石段を上っていくと見えてくるのは、正面に大本堂、右手にこれまた国の重要文化財「三重塔」です。
 正徳2(1712)年に建立された、高さ約25mの塔です。十六羅漢や竜の彫刻が見られ、極彩色が鮮やかです。
大本堂の右手に、三重塔(写真右手前・国の重文)。
大本堂の右手に、三重塔(写真右手前・国の重文)。
十六羅漢などの見事な彫刻も。
十六羅漢などの見事な彫刻も。
 彩色工事は昭和56(1981)年~58(1983)年に、享和3(1803)年の古文書に基づいて行われたそうです。
 こういった重要文化財があちこちに見られるので、詣でるだけでなく歴史的な建造物も見られるのが成田山ならではの魅力かも知れません。
極彩色が十六羅漢と対照的。
極彩色が十六羅漢と対照的。
こういった文化財も参詣と同時に見られる。
こういった文化財も参詣と同時に見られる。
 大本堂で手を合わせ、おみくじを引く事に。
 成田山に詣でるのが30年以上振りなら、おみくじを引くのも30年以上振り。私は成田山のおみくじはあまり良い結果がなく、最後に引いたのは「凶」でした。
 成田山の方に聞くと、大吉から凶まで7種類あるそうで
「私の感覚ですが、概ね同じ割合で入っているように思われます。」
との事。自販機タイプもあるのですが、こちらは自分でくじを引いて出た番号のおみくじを、引き出しから1枚取り出すタイプです。三十数年ぶりのおみくじは? 六十六番、ぞろ目です。結果は…
まずは大本堂でお参り。
まずは大本堂でお参り。
三十年以上振りのおみくじ。
三十年以上振りのおみくじ。
凶 Bad Luck

でした(T_T) 
 慶事おこらず、待ち人来ず、旅行順調にいかず、商売利益なし…。今回の旅を象徴しているのでしょうか?

 成田山の方には、
「おみくじは結んでください」
と言われたので、指定の場所に結んでまいりました。悪い厄は新勝寺に置いていきます。神仏を拝み、謙虚に暮らすよう心がける事にします。(つづく)
今回も「凶」。この先のロケが不安だ。
今回も「凶」。この先のロケが不安だ。
慎み深く生活します…。
慎み深く生活します…。
飛行機が降りて来た!
飛行機が降りて来た!
でもここは空港じゃない!?
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