2021.10.28
with a camera in Date City 2
「ぶらカメ」伊達市篇その2です。
その1 「伊達市あらまし・庭にパイナップル!?・銅で出来たさざえ堂!?」はこちらをクリック。
その1のつづきです。
前回は、通りに面した所にさざえ堂や薬師寺東塔のミニチュアを飾っているお宅を見かけた話で、さざえ堂の話はその1でお伝えしました。
その隣の薬師寺東塔は、
「これは冬だけじゃ作れなくて、半年かかりました。」
しかもこちらは真鍮製。
「重いですよ。ここまで運ぶのも一苦労しましたから。」
しかしこんなに精巧なものをよく作れましたね。
「実は、薬師寺東塔の木のミニチュアを通販で買ったのがきっかけだったんです。」
そのセットには木の部材で塔を組み立てる、設計図に近い手順書が付いていたのです。それを参考に、板金の技術を生かして、真鍮で作ってみようと思い立ったそう。
その1 「伊達市あらまし・庭にパイナップル!?・銅で出来たさざえ堂!?」はこちらをクリック。
その1のつづきです。
前回は、通りに面した所にさざえ堂や薬師寺東塔のミニチュアを飾っているお宅を見かけた話で、さざえ堂の話はその1でお伝えしました。
その隣の薬師寺東塔は、
「これは冬だけじゃ作れなくて、半年かかりました。」
しかもこちらは真鍮製。
「重いですよ。ここまで運ぶのも一苦労しましたから。」
しかしこんなに精巧なものをよく作れましたね。
「実は、薬師寺東塔の木のミニチュアを通販で買ったのがきっかけだったんです。」
そのセットには木の部材で塔を組み立てる、設計図に近い手順書が付いていたのです。それを参考に、板金の技術を生かして、真鍮で作ってみようと思い立ったそう。
ケースに大切に仕舞われた「薬師寺東塔」。 |
木製ミニチュアを買った時の手順書が、参考になった。 |
「著作権等もあるのかなと、念のため通販の会社に問い合わせようとしたんですが、もうその会社が無くて…。」
販売目的や営利目的の制作ではないので、問題はないでしょう。
「苦労したのは、実物は桝組が細かいんですよ。一つ一つ削り出すんです。そこを作るのが大変でした。」
こういうものは、お父さんやお爺さんもやっていらしたのでしょうか?
「2代目まではこういうのは作らなかったんです。私の代からですね。いやぁ、ほかの板金店でこういうのを作っているところは余り無いんじゃないですか。」
そして、3代目から更に驚きの言葉が。
「中には薬師寺の西塔がありますよ。」
販売目的や営利目的の制作ではないので、問題はないでしょう。
「苦労したのは、実物は桝組が細かいんですよ。一つ一つ削り出すんです。そこを作るのが大変でした。」
こういうものは、お父さんやお爺さんもやっていらしたのでしょうか?
「2代目まではこういうのは作らなかったんです。私の代からですね。いやぁ、ほかの板金店でこういうのを作っているところは余り無いんじゃないですか。」
そして、3代目から更に驚きの言葉が。
「中には薬師寺の西塔がありますよ。」
実物の東塔は、木の組み方が大変細かいという。 |
忠実に出来ちゃうところが、ご主人の腕の凄いところ。 |
3代目が東塔の後に、西塔を作ったと言うのです。特別に中にあがらせて頂き見せてもらう事に。すると床の間にありました、金色に輝く薬師寺西塔が!
「東塔と違って、西塔は窓があるんです。そこが大変でした。」
中央の戸の両脇に窓があるのが、東塔との違いだそう。手間がかかっていますし、やはり半年がかりで作った西塔も、見た目の正確さに拘りがあります。と思ったら、中も!
「東塔と違って、西塔は窓があるんです。そこが大変でした。」
中央の戸の両脇に窓があるのが、東塔との違いだそう。手間がかかっていますし、やはり半年がかりで作った西塔も、見た目の正確さに拘りがあります。と思ったら、中も!
床の間に鎮座する「薬師寺西塔」。 |
東塔と違って、更に戸の両脇に窓がある。これは作るのも大変だ。 |
「心柱があるでしょ?」
古寺の大きな塔には、心柱といって一本の太い柱が塔の内部を上まで貫いて塔を支えています。
「いや、さすがにこっちは、一本柱でなくて、短いのを継ぎ足したものですけどね。」
それでも造りの内部まで拘った西塔は、見事の一言です。突然のお邪魔に申し訳ない旨を伝えると、
「でも事前に言われるとこっちも構えちまいますから、却って急に来られた方が好いかも知れません。」
と言ってくださる温かさ。家の奥でダクトを作っている最中に、取材に対応して頂きました。有難う御座いました。これからもお時間があったら、周りを驚かせるものをまた作ってくださいね。
古寺の大きな塔には、心柱といって一本の太い柱が塔の内部を上まで貫いて塔を支えています。
「いや、さすがにこっちは、一本柱でなくて、短いのを継ぎ足したものですけどね。」
それでも造りの内部まで拘った西塔は、見事の一言です。突然のお邪魔に申し訳ない旨を伝えると、
「でも事前に言われるとこっちも構えちまいますから、却って急に来られた方が好いかも知れません。」
と言ってくださる温かさ。家の奥でダクトを作っている最中に、取材に対応して頂きました。有難う御座いました。これからもお時間があったら、周りを驚かせるものをまた作ってくださいね。
戸の奥、心柱が…ピントが合ってないじゃないか!←自分を責める |
貴重なものを見せて頂き、有難う御座いました。 |
きょうは素敵な出会いが立て続けに2つありました。きょうは何だか良い出会いがある予感があったのです。
というのも時雨れていたこの日、伊達市に来る途中の高速道から虹が見えたのです。時雨れやすいこの時期には、太陽の反対側に綺麗な虹がよく見られます。これは吉兆では?しかも市内を歩いていたら、またも虹が!!まさに人との出会いを美しく彩る架け橋のよう…←都合よく解釈。
さぁ、次の出会いを求めていきましょう!
というのも時雨れていたこの日、伊達市に来る途中の高速道から虹が見えたのです。時雨れやすいこの時期には、太陽の反対側に綺麗な虹がよく見られます。これは吉兆では?しかも市内を歩いていたら、またも虹が!!まさに人との出会いを美しく彩る架け橋のよう…←都合よく解釈。
さぁ、次の出会いを求めていきましょう!
伊達市に向かう途中、高速道路の車の中から。 |
屋根のすぐ上に、虹がかかっている(伊達市内で)。 |
中学校のテニスコートでは、男女の生徒がテニスを練習中。聞けば、男子は新人戦の県大会に進出したそうですが、女子は惜しい所で地区予選敗退だったそう。
そんな女子達は、TikTokで歌や踊りを見るのが、楽しみの一つと言います。ただ女子同士で遊びに行ったりはあまりしないそう。
そんな女子達は、TikTokで歌や踊りを見るのが、楽しみの一つと言います。ただ女子同士で遊びに行ったりはあまりしないそう。
週末、部活動の練習中。 |
皆、練習中もマスクを外さなかった。 |
「今、コロナなんで、あまり遊んだりできないんです。」
新型コロナの影響が無ければ、女子トークに花咲く時間を長く取れるんでしょうけどね。
そんな中お勧めのスポットを聞くと、その中の一人が
新型コロナの影響が無ければ、女子トークに花咲く時間を長く取れるんでしょうけどね。
そんな中お勧めのスポットを聞くと、その中の一人が
私的な時間も、コロナで制限が…。 |
その分、部活に全集中。 |
「ケーキを売っている店で、美味しくて売り切れる事もあるらしいです。猫のマークが店についています。」
ただその名がマントゥ―シャトーとかなんとか……??。3回聞き返して最後に聞きとれたのがこの「マントゥーシャトー」だったので、多分この名前でしょう。
ただその名がマントゥ―シャトーとかなんとか……??。3回聞き返して最後に聞きとれたのがこの「マントゥーシャトー」だったので、多分この名前でしょう。
今どきの中学生お勧めスポットは… |
快く練習を撮影させてくれて、有難う御座いました。 |
そして探していくと、見つかりました「マン ドゥ シャトン」。…「トゥー」でも「シャトー」でもなく、「ドゥ シャトン」だったのね。それで何度も言い直してくれていたんですね(そして伝わらないので、諦めさせちゃったんですね、「しょうがないな、このおじさんは」って感じで)。聞き取れなかった私は、耳が少し遠くて外来語に弱い54歳です。
こちらが「マン ドゥ シャトン」。お洒落で新しいお店だ。 |
通り沿いには、猫の”目印”も…。 |
「マン ドゥ シャトン」は10時からの開店で、伺ったのは開店から1時間後位だったのですが、もうひっきりなしにお客さんが訪れています。小ぢんまりしたお店だけに一度に入る人数を制限していますので、お客さんは入れ代わり立ち代わりの状態。女性店員の1人に取材をお願いすると、
「オーナーシェフを呼んでまいりますので、少々お待ちください。」
との事。暫くして別の小柄な若い女性店員さんが出て来ますが、オーナーシェフは奥でお忙しそう?すると目の前の小柄な店員さんがちょこんと頭を下げます。
「オーナーシェフを呼んでまいりますので、少々お待ちください。」
との事。暫くして別の小柄な若い女性店員さんが出て来ますが、オーナーシェフは奥でお忙しそう?すると目の前の小柄な店員さんがちょこんと頭を下げます。
お客さんのいない時に撮影。店内は5~6人でいっぱいになる感じの広さ。 |
こちらはハロウィーン仕様?どきっとするデコレーション。 |
失礼しました!!目の前の女性がオーナーシェフでした。明らかに20代、こちらの女性がオーナーシェフでいらっしゃるとは…。
「きょうは店のPR関係の仕事が入っていてこの時間忙しいので、後程来て頂ければ対応出来ますが…。」
その時刻は午後の2時頃。店のお邪魔をしてはいけませんので、店で人気の品を取り置きして頂く事にして、一旦町をぶらぶらする事にします。
「マン ドゥ シャトン」のつづきをすぐ読みたい方は、こちらをクリック。
「きょうは店のPR関係の仕事が入っていてこの時間忙しいので、後程来て頂ければ対応出来ますが…。」
その時刻は午後の2時頃。店のお邪魔をしてはいけませんので、店で人気の品を取り置きして頂く事にして、一旦町をぶらぶらする事にします。
「マン ドゥ シャトン」のつづきをすぐ読みたい方は、こちらをクリック。
ごめんなさい、最初店員さんかと思っちゃいました。 |
こちらがオーナーシェフです。若いオーナーですね。 |
嘗て伊達市には福島市などとを結んだ軽便鉄道(路面電車)が走っていました。伊達市保原中央交流館には、いまでも一両が展示されています。そのそばのベンチで寛いでいる親子連れがいます。
嘗ての路面電車の前のベンチ(写真左端)に親子が! |
お子さんとここにいた理由は…。 |
3歳の娘さんは、お喋り上手。
「鬼滅の刃が好きなの?」
「うん、禰豆子が。」
「幾つ?」
「まだ3歳。」
「名前は?」
「言えないの。」
「知らないおじさんに言っちゃ駄目だね~。」
1歳の妹さんが可愛くてしようがない様子。
「鬼滅の刃が好きなの?」
「うん、禰豆子が。」
「幾つ?」
「まだ3歳。」
「名前は?」
「言えないの。」
「知らないおじさんに言っちゃ駄目だね~。」
1歳の妹さんが可愛くてしようがない様子。
マスクがあの漫画でおなじみの模様だ。 |
お姉ちゃんがかわいがっている妹さん。 |
お母さんは小学生の息子さんの学習発表会があって、帰りの待ち合わせ中なんですが、午前中は大忙しだったようで…
「学校に駐車場がないものですから、歩いて学校に行って発表会を見て、カメラに収めて一旦家に帰ってカメラを家に置き、そこから保育所に娘たちを迎えに行って、お兄ちゃんと待ち合わせなんです。家から学校まで歩いて30分位あるんですが、そこを2往復…。」
そんな話を伺っていると、娘さんたちが動き回り始めます。
「学校に駐車場がないものですから、歩いて学校に行って発表会を見て、カメラに収めて一旦家に帰ってカメラを家に置き、そこから保育所に娘たちを迎えに行って、お兄ちゃんと待ち合わせなんです。家から学校まで歩いて30分位あるんですが、そこを2往復…。」
そんな話を伺っていると、娘さんたちが動き回り始めます。
お母さん、午前中は発表会に子どものお迎えに大忙し。すると… |
子どもあるある。自由に動き始めましたよ~。 |
「もう大変です。家の中でも誰かしら動いていますから。絵本の角に頭ごつんとか…。」
因みに息子さんの学習発表は、ダンス系のものだったとか。家で練習はしていたのでしょうか?
「恥ずかしがって家では見せないんですよ。きょうも教室で私がいたのが分かった瞬間、顔を背けながら踊っていました。」
そんな中、
「これなんだろう?」
とお姉ちゃん。松の木の根元になぜか設置されているタヌキの親子を発見したようです。
因みに息子さんの学習発表は、ダンス系のものだったとか。家で練習はしていたのでしょうか?
「恥ずかしがって家では見せないんですよ。きょうも教室で私がいたのが分かった瞬間、顔を背けながら踊っていました。」
そんな中、
「これなんだろう?」
とお姉ちゃん。松の木の根元になぜか設置されているタヌキの親子を発見したようです。
小さなお子さんがいると、苦労が絶えませんよね…。 |
何かを発見!? |
「見て見て、これ。」
お母さんに報告です。
「こっち見ているよ。」
末っ子さんも興味があるようで、一緒に指さしています。
「もうそろそろ帰ってくるかな?」
お母さんと一緒に、お兄ちゃんとの合流を待ちます。
「あ、あれ、そうかな?」
お母さんに報告です。
「こっち見ているよ。」
末っ子さんも興味があるようで、一緒に指さしています。
「もうそろそろ帰ってくるかな?」
お母さんと一緒に、お兄ちゃんとの合流を待ちます。
「あ、あれ、そうかな?」
お母さんに報告。妹さんも、指差し確認。 |
そろそろかな…。 |
お母さんの声を聞き、お兄ちゃんを見つけた妹たちは、お兄ちゃんの方に駆け寄ります。
一緒に戻ってくるのかと思いきや…お兄ちゃんと上の妹さんは、早速追い駆けっこが始まります。
一緒に戻ってくるのかと思いきや…お兄ちゃんと上の妹さんは、早速追い駆けっこが始まります。
「お兄ちゃ~~ん!」 |
遊び始めた。子どもは遊びの天才だ。 |
お兄ちゃんに、
「巧く踊れた?」
と聞くと、頷きながらも
「恥ずかしかった。だってお母さんがいるんだもん。」
と一言。何となく、この年頃の男の子の気持ちは分かります。
これからおよそ30分かけて歩きで帰ります。
母は強し、そして毎日が大変だ、お母さんは。体力勝負の週末の午後は続きそうです。(つづく)
つづきの伊達市篇その3 「地元で人気の“子猫の手”でいよいよ試食!」は、こちらをクリック。
「巧く踊れた?」
と聞くと、頷きながらも
「恥ずかしかった。だってお母さんがいるんだもん。」
と一言。何となく、この年頃の男の子の気持ちは分かります。
これからおよそ30分かけて歩きで帰ります。
母は強し、そして毎日が大変だ、お母さんは。体力勝負の週末の午後は続きそうです。(つづく)
つづきの伊達市篇その3 「地元で人気の“子猫の手”でいよいよ試食!」は、こちらをクリック。
無事、お母さんと合流。 |
最後に家族揃って1枚。末っ子は「早く歩かせて」と泣き出した。ごめんね。 |
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