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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Furudono Town 1
 夕方の情報番組『ゴジてれChu!』木曜恒例「ぶらカメ」のコーナー、今回は古殿町(ふるどのまち)に出掛けて参りました。しかもスペシャルウィークという事で、今回は石井アナがカメラを持つメーンリポーター役で伺いました。普段使うカメラを石井アナに託し、私は石井アナより広い画角の写真が撮れるワイドレンズ付きのカメラで、石井アナが撮影・取材する姿も含めて追いかける事にしました。
石井アナを撮ってみた。傍から見ると写真を撮り合う不思議な2人。
石井アナを撮ってみた。傍から見ると写真を撮り合う不思議な2人。
観世音菩薩も見守る中、スタートだ。
観世音菩薩も見守る中、スタートだ。
 古殿町は福島県の南部、太平洋に面したいわき市の西隣にあり、面積は164平方キロ余り、人口4900人程の町です。林業が盛んなほか、こんにゃくや日本酒、味噌等の特産品があります。また古殿八幡神社の流鏑馬(やぶさめ)が有名です。
村が合併する際に、町の名の由来になった”古殿”八幡神社。
村が合併する際に、町の名の由来になった”古殿”八幡神社。
林業・農業など第一次産業が盛んな町だ。
林業・農業など第一次産業が盛んな町だ。
 まずは道の駅ふるどの「おふくろの駅」に向かいます。こちらでは犬を連れたご夫婦とお孫さんとの出会いが。車に向かってRADIO FISHのパーフェクトヒューマン宜しく、両手を後ろ手に走る男の子が石井アナの目に留まります。
 何でも運動会は1位だったそうで、おじいちゃん・おばあちゃんを喜ばせました。またご夫婦はビートルズの絵柄のTシャツを着ています。奥様曰く
「たまたまそうなったんです。」
と言えば、ご主人も
「車内でビートルズをかける事はあります。音楽は好きで、私はフォークソングを演奏していた事もありました。」
との事。音楽の趣味が合うのは、素敵な事ですね。きょうは会津へお出かけとの事。お気をつけて…。
古殿町の道の駅。新鮮な農産物や加工品も販売されている。
古殿町の道の駅。新鮮な農産物や加工品も販売されている。
最初に出会ったのは、お出かけ途中のご家族。
最初に出会ったのは、お出かけ途中のご家族。
 さて許可を得て道の駅の中を取材していると、農産物売り場で或る産品を抱える女性に目が留まった石井アナ。その女性が抱えていた産品とは、
「『ポポー』って言うんです。」
 ポポー??
「この時期にしか並ばなくて、少し前に来たら無かったんですが、『間もなく(追加分が)入荷する』というので待っていたんです。」
という程のポポーファンの女性は、柔らかくなって少し追熟した位が美味しいと教えてくれました。我々スタッフ間で後で買って試食をしてみようかという話をしていると、
「これなら熟しているので、すぐ食べられますよ。」
と、抱えていた内の1パックを石井アナに渡してくれました。
「幻の果物」ポポー。北アメリカ原産らしい。
「幻の果物」ポポー。北アメリカ原産らしい。
食べ頃を1つ譲って下さった。
すぐ試食するならと、食べ頃を1つ譲って下さった。
 道の駅の駅長も、
「果物なんですけど、並べるとその日の内、早いとお昼頃までには売り切れてしまいますね。古殿町では数軒生産している農家がいるんです。流鏑馬のあるこの時期(10月第2日曜日)の辺りまでの1か月位ですかね。今年は新型コロナの影響であすの流鏑馬は中止なんですけどね。」
と、味と数量と期間に限りがある故の人気の高さを語ります。
 暫くして駅長が、試食用のポポーを準備してくれました。外で食べるスペースに案内して頂く途中、
「そういえば、これもポポーの木じゃないかな?」
と言って、道の駅の建物の裏手の植物を指さします。
「多分そうですけど、農家の方に確かめてみます。」
と言って、ポポーを生産し道の駅に納品している農家の方を呼んでくださいました。石井アナが事情を説明すると、
道の駅の駅長が、ポポーを説明。
道の駅の駅長が、ポポーを説明。
道の駅の裏に生えているポポーの木。
道の駅の裏に生えているポポーの木。
「これはポポーの木です。」
と確認してくれました。そして
「これくらいの実がなるんですよ。でも穫れるまで十数年かかりますかね。」
と教えてくださいます。道の駅の裏の木で実が穫れるまでには、まだ時間がかかりそうです。
「実のなる量は年によって差があって、今年は天候が不順だったせいか、実の付きは余り良くありませんでした。」
道の駅にポポーをおさめている農家の方。
道の駅にポポーをおさめている農家の方。
「これ位の実がなるんです。」と教えて下さった。
「これ位の実がなるんです。」と手で大きさを教えて下さった。
 その貴重なポポーを早速試食をしてみると、香りはバナナのような爽やかで佳い香りがし、バナナの繊維質だけをなくしたような滑らかな食感と甘さ、種の周りは、柿の種の周りのようにぷるんとしているのです。石井アナと二人で甘さと美味しさを絶賛します。農家の方は、
「うちは来週の月曜位で収穫は終わりそうですね。」
との事で、放送・ブログ掲載時はもう道の駅では販売を終了していそうです。ただこの時点ではまだ実がなっているという事で、どんな風に実がなっているのか、お願いして見せて頂く事に。
ポポーを試食する石井アナ。「美味しい!」と絶賛。
ポポーを試食する石井アナ。「美味しい!」と絶賛。
ポポーがなっているところを見せて頂ける事に。
ポポーがなっているところを見せて頂ける事に。
 車で後をついていく事しばし、家のすぐ裏にあるポポーの木をご主人も一緒に案内してくださいました。大きな葉が茂る、6~7m位の高さがありそうな木です。
ポポーの木を説明するご夫婦(奥の濃い緑の葉の木がそう)。石井アナが撮りまくる。
ポポーの木を説明するご夫婦(奥の濃い緑の葉の木がそう)。石井アナが撮りまくる。
「美味しいけど、傷みやすくてね…。」とご主人。
「美味しいけど、傷みやすくてね…。」とご主人。
 木の下に入ると、2つ3つと横長の実がなっています。ご主人は、
「美味しいんだけど、獲った後長持ちしないのと、傷がつき易いから、余り出回らないんです。」
 確かに傷つきやすさは、桃やバナナのような繊細さがある印象です。
「これもちょうど良い頃だから、あげましょう。」
 出ました、福島県あるある、お客さんが来ると過剰なくらいのおもてなしが始まります。その後も
「あ、これも食べ頃になるなぁ。」
と言いながらもいでいくご主人。もう結構です~~。お気持ちだけで充分です~~!
こちらが、なっている状態のポポー。
こちらが、なっている状態のポポー。
実が終わると、葉を落とすという。
実が終わると、葉を落とすという。
 自宅前にはパラソルとテーブル、椅子があり、
「食べていってください。」
とサイダーや食べごろのポポーを並べて下さいます。そして近くには大きなきゅうりが!!
「これは地這いきゅうりって言って、藁を敷いた上で育てるんです。」
 石井アナと比較しても、大きさが伝わります。
地這いきゅうり。手間がかかる育て方で、ここまで育つとは…。
地這いきゅうり。手間がかかる育て方で、ここまで育つとは…。
どんだけ~~~!と言いたくなる立派なきゅうりだ。
どんだけ~~~!と言いたくなる立派なきゅうりだ。
 庭からの眺めは最高で、ご主人にとっても自慢の景色。ここから見える田んぼの多くは、こちらのご家族で育てているのだとか。
 この後もポポーを道の駅に出すというので、我々はここでお暇。ポポーの木になる実、そして自宅からの素敵な景色を見せて頂き、有難う御座いました。
自家の田を見下ろせる庭で、おもてなしを受ける(スタッフ撮影)。
自家の田を見下ろせる庭で、おもてなしを受ける(スタッフ撮影)。
景色が自慢の庭で、ご夫婦のショットを撮る石井アナ。
景色が自慢の庭で、ご夫婦のショットを撮る石井アナ。
 次なる出会いを求めて再び町中に戻る途中、道の駅で出会った方から
「ポポーを放送するなら、町の防災無線で流してもらうように役場の人に頼んだら好いよ。いろんな放送局が取材に来ると、防災無線で放送日を流してもらっているから。」
と教えてもらった旨をスタッフに話すと、
「じゃ、役場に行ってみようか。」
と土曜日の町役場へ直行。すると役場の前には、大きな動物の木の彫刻が。説明によると、毎年干支に合わせたチェーンソー彫刻を作っていて、材料の木は地元産なのだとか。なかなか手に入らないのでは、という大きな木が使われていて、申や亥等が庁舎前に並びますが、今年の丑は見当たりません。
古殿町役場前。チェーンソーアートが並ぶ(スタッフ撮影)。
古殿町役場前。チェーンソーアートが並ぶ(スタッフ撮影)。
申年に彫られたゴリラ。迫力が違うし、使っている木も大きい。
申年に彫られたゴリラ。迫力が違うし、使っている木も大きい。
 役場は一応開いているようなので、お邪魔します。対応してくれた職員によると、
「日直制で、土曜日ですが数名出ています。」
との事。チェーンソー彫刻は十二支あるのか伺うと、
「まだ揃っていないんです。毎年11月にチェーンソー彫刻でその年の干支を作るんです。」
との事で、丑はこれからのようです。
 で、町役場の方に、防災無線で番組の放送予告を流してもらえるかお願いすると、
「上の者に聞いてみます。」
と返事を頂き、放送日時や内容などをメモでお渡しします。その際に町で生産されているポポーを食べて来た話をすると、
「ポポー?私は知らないです。」
 何と、町役場の方もポポーを知らない!?←数時間前の私達と同じ。
 そこで先程手に入れたポポーを見て頂き、試食をしてもらう事に。
役場で石井アナが交渉中(を撮影する徳光)(を撮影したスタッフ)。
役場で石井アナが交渉中((を撮影する徳光)を撮影したスタッフ)。
ポポーを初めて手にする役場職員。
ポポーを初めて手にする役場職員。
「ねっとりとした食感で、甘くて美味しいですね。」
 そうそう、食感が滑らかで美味しいんですよ。好反応に、道の駅でも並べるとどんどん売れていくんですよ、町の特産になるんじゃないですか等、先程仕入れた知識や感動を職員の方にまくしたてる石井アナと私。スタッフから
「石井君、ポポー大使を狙っているんじゃないの?」
とツッコミが入り、私は
「では私は副大使に。」
と、まるでポポーの第一・第二発見者気取りです。
その場で試食して頂きました(手は消毒済み)。
その場で試食して頂きました(手は消毒済み)。
美味しそうに食べる職員。
美味しそうに食べる職員。
 さてその役場の窓口のところに、町の公認キャラクター「やぶさめくん」が黄色く染まる銀杏の木の前にいる絵葉書が置いてあります。
「古殿八幡神社です。流鏑馬と銀杏が有名ですよね。今年は新型コロナの影響であすの流鏑馬は中止になってしまいましたが…。」
 ここでも流鏑馬中止の話が出て来ました。中止の今年、神社はどんな感じなのでしょう?(つづく)

つづき「古殿町篇」その2 今年の古殿八幡神社 本当に怖い?鬼瓦 等のエピソードは、こちらをクリック。
町役場で頂いた絵葉書とパンフレット。立派な銀杏が写っている。
町役場で頂いた絵葉書とパンフレット。立派な銀杏が写っている。
昭和の名石工が彫ったらしいぞ!
昭和の名石工が彫ったらしいぞ!