2021.03.17
with a camera in Hirata Village 2
(3月18日のブログの続きです。)
「ぶらカメ」で今回お邪魔した平田村。村で唯一の写真館の方にご紹介頂いたのは、いわき市にほど近い所にある農家民宿「お福来郎」(おふくろ)の奥様。玄関を入ると…
「ぶらカメ」で今回お邪魔した平田村。村で唯一の写真館の方にご紹介頂いたのは、いわき市にほど近い所にある農家民宿「お福来郎」(おふくろ)の奥様。玄関を入ると…
農家民宿「お福来郎」。立派なお宅だ。 |
ふくろうがお出迎え。
「うちの主人は鳥が好きで、近くでフクロウの巣が襲われて、雛が落ちていたんですよ。その面倒を見てやったら、飛ぶまでに成長したんですね。そんなところから、フクロウと民宿の『おふくろ』を掛けて名付けました。」
「うちの主人は鳥が好きで、近くでフクロウの巣が襲われて、雛が落ちていたんですよ。その面倒を見てやったら、飛ぶまでに成長したんですね。そんなところから、フクロウと民宿の『おふくろ』を掛けて名付けました。」
名前の通り、木彫りのふくろうがお出迎え。 |
こちらがフクロウを保護したご主人とフクロウ。
「名前は二郎。うちで前から秋田犬を飼っていて、その犬の名前が太郎なので、こちらは二郎。」
「名前は二郎。うちで前から秋田犬を飼っていて、その犬の名前が太郎なので、こちらは二郎。」
カラスにつつかれ落ちていたというフクロウと、餌やりをしたご主人。 |
こちらが秋田犬の太郎。番犬として、知らない人が来ると吠えて知らせてくれるそうです。
こちらは太郎。雨降りの日で、外はちょっと嫌そうだった。 |
フクロウは「不苦労」の当て字で、苦労が無いという意味合いを持たせる事もあります。験の良い名前ですね。
玄関のそばには看板が…。 |
因みにこの置物は?
「チェーンソーアートの人が知り合いで、農家民宿を始める時にお祝いで頂いたんです。」
なかなかチェーンソーアートの人が知己にいる方は少ないと思います。顔の広い方なんですね。
「チェーンソーアートの人が知り合いで、農家民宿を始める時にお祝いで頂いたんです。」
なかなかチェーンソーアートの人が知己にいる方は少ないと思います。顔の広い方なんですね。
先程の木彫りの全体像。かなり大きい。 |
実際に中に入っても、フクロウの絵や
家には、ふくろうグッズがいっぱい。 |
フクロウの小物、
あちこちに置物などが…。 |
フクロウがデザインされた座布団等、フクロウが好きなのが分かります。
「うちは昔ダチョウも飼っていて、子どもが見学に来た事もあったんですよ。」
「うちは昔ダチョウも飼っていて、子どもが見学に来た事もあったんですよ。」
座布団まで。フクロウ一色だ…と思ったら、 |
幼鳥の内に死んでしまったダチョウが剥製になっていました。今はダチョウは知人に譲ったそう。
「聞いたら、ダチョウって60年も生きる鳥なんですって。だとすると、私達夫婦が最後まで面倒を見切れないかも知れないから…。」
鳥の立場に立つ位、鳥も好きなんですね。
「聞いたら、ダチョウって60年も生きる鳥なんですって。だとすると、私達夫婦が最後まで面倒を見切れないかも知れないから…。」
鳥の立場に立つ位、鳥も好きなんですね。
嘗てはダチョウも飼っていたという。鳥好きなのだ。 |
それでもダチョウがいた頃は、やってきた子ども達にダチョウの卵で作ったホットケーキを振る舞った事もあると言います。
ダチョウの卵の殻。実際に見ると、大きい。 |
「ダチョウの卵1個で、鶏の卵20個分以上になるんですよ。なので、殻に穴をあけて、中をかき混ぜてボウルにあけるんです。
殻に穴をあけて中をかきまぜ… |
そこにホットケーキの素を入れて、庭にホットプレートを持って行って、ホットケーキを焼いてあげたら、子ども達も喜んでくれました。」
ボウルにあけてホットケーキの素を入れて、ケーキを焼いたそう。 |
因みにこちらが、民宿として宿泊する人に貸す部屋から見た庭の眺め。ここでホットケーキを楽しんだんですね。それにしても立派な庭です。
「松は主人が夏に切り揃えています。3月の終わりから種蒔きが始まるので、今は草むしりも要らないし、一番のんびりできる時期ですね。」
「松は主人が夏に切り揃えています。3月の終わりから種蒔きが始まるので、今は草むしりも要らないし、一番のんびりできる時期ですね。」
家に負けないくらい、庭も立派。窓からの眺めがこれですよ。 |
そしてこちらの「お福来郎」が農家民宿を始めたのは今から5年ほど前、お子さんが独立したのを機に、村で初めて始めたそうです。
「若い人や県外の人も来るので、刺激になります。ミャンマー人の留学生が来た時は、教わったミャンマー語を書き出して、合宿で来ていた学生と夜はわいわいやって、楽しかったですよ。あとうちは野菜も育てているので、収穫を一緒にやって、外のピザ窯でピザを焼く事もあるんですよ。ピザ、食べます?」
「若い人や県外の人も来るので、刺激になります。ミャンマー人の留学生が来た時は、教わったミャンマー語を書き出して、合宿で来ていた学生と夜はわいわいやって、楽しかったですよ。あとうちは野菜も育てているので、収穫を一緒にやって、外のピザ窯でピザを焼く事もあるんですよ。ピザ、食べます?」
金色に輝く立派な和室。お殿様気分を味わえる? |
と言って、台所へ。こちらは外のピザ窯ですが、この日は急遽の訪問だったので、材料を揃えてオーブンレンジで焼いてくれました。
宿泊客などとこの窯でピザを焼く事もある。 |
「はい、どうぞ。」
頂くと、生地は薄く、外はかりっとしています。とろっとチーズが具を包んで、トマトの酸味・旨味がまた好いのです。この甘さはなんでしょう?
頂くと、生地は薄く、外はかりっとしています。とろっとチーズが具を包んで、トマトの酸味・旨味がまた好いのです。この甘さはなんでしょう?
台所で焼いて下さったピザ。レベルの高い美味しさだった。 |
「うちで穫れた玉ねぎです。ほかに(調味料など)は足していませんよ。」
しっかりと、それでいて優しい甘さが出ていて、ピザの美味しさを引き立てています。旬の時期はトマトやピーマンも自家製だそう。因みに生地はきょうも自家製です。
しっかりと、それでいて優しい甘さが出ていて、ピザの美味しさを引き立てています。旬の時期はトマトやピーマンも自家製だそう。因みに生地はきょうも自家製です。
旬には、具も全て穫れたてのものになる。さぞ美味しいでしょうね。 |
「ほかの農家民宿の皆さんも参加して、ちゃんとピザ焼き教室を開きました。ほかにも自家製こんにゃく作りも習ったりしましたよ。」
いまでは村の農家民宿は5軒だそうです。
「ただ去年はコロナ禍でお客さんが減って、残念だったわね。そんな中だからというのもあって、ボランティアで手品をやったり、腹話術をやったりするんですよ。」
いまでは村の農家民宿は5軒だそうです。
「ただ去年はコロナ禍でお客さんが減って、残念だったわね。そんな中だからというのもあって、ボランティアで手品をやったり、腹話術をやったりするんですよ。」
ピザ教室を開いて、ピザ作りを勉強していた。道理で美味しい訳だ。 |
元々は幼稚園や保育所でもやっていたそうで、催し物などで呼ばれる機会が多かったそう。特別に見せて頂きました。
あら、アタッシェケースとお人形を連れて登場! |
「さぁ、けんちゃんご挨拶しましょう。」
(けんちゃんが腹話術で)「皆さん、こんちくわ。」
(けんちゃんが腹話術で)「皆さん、こんちくわ。」
腹話術劇場の始まりはじまり~。 |
「こんちくわ、じゃないでしょう。どうしてこんにちはって挨拶できないの?」
(けんちゃん)「だって、ちくわが好きなんだもん。」
(けんちゃん)「だって、ちくわが好きなんだもん。」
「こんちくわ」。挨拶から腹話術ワールドにひきこんでいく。 |
「昔々、おじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ柴刈りに…」
(けんちゃん)「柴ってなぁに?」
「薪にする木のことよ。」
(けんちゃん)「柴ってなぁに?」
「薪にする木のことよ。」
最初は世代間ギャップの知識を埋める会話かと思いきや… |
(けんちゃん)「それを集めに行くなんて、おじいちゃん、貧乏なんだね。」
「流れてきた桃を割ってみると、中から元気な男の子が…。」
「流れてきた桃を割ってみると、中から元気な男の子が…。」
世代間ギャップは埋まらないままだった… |
(けんちゃん)「桃を拾ったなら、警察に届けなきゃ。」
結構毒を吐くけんちゃんです。
「これは孫との会話がヒントになって出来たんです。幼稚園児位の子が言うなら、何を言っても罪ない言葉ですから。」
結構毒を吐くけんちゃんです。
「これは孫との会話がヒントになって出来たんです。幼稚園児位の子が言うなら、何を言っても罪ない言葉ですから。」
孫との会話や孫の素朴な疑問が、腹話術に活かされている。 |
家にはお孫さんの一人※が描いてくれたおじいちゃん・おばあちゃんの絵が飾ってありました。
(※腹話術のヒントとなったお孫さんと関係あるかどうかは、聞いておりません。)
「この絵を描いてくれた孫は、今年中学を卒業したんですよ。」
(※腹話術のヒントとなったお孫さんと関係あるかどうかは、聞いておりません。)
「この絵を描いてくれた孫は、今年中学を卒業したんですよ。」
以前にお孫さんの描いてくれた絵を大事に飾ってある(左がおばあちゃん)。 |
携帯には、送られてきたお孫さんの写真が…。立派に成長しています。
更には手品も披露してくださいました。
(3月16日のブログにつづく。)
更には手品も披露してくださいました。
(3月16日のブログにつづく。)
卒業証書を手にした写真が、おばあちゃんの携帯に。卒業おめでとうございます。 |
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