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アナウンサーブログ

徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Tamura City 2-3
(10月29日・28日のブログの続きです。)
 家の中に入ると、そこには所狭しと絵が飾ってあったり置いてあったりします。

部屋には、ご主人の描いた絵がびっしり。
部屋には、ご主人の描いた絵がびっしり。
 虎の絵があったり、優しい感じの絵があったり、はたまた今人気の漫画風の絵があったり、絵のタッチやタイプもそれぞれ違います。

絵のタッチが全く違う。色んな絵を描き分ける。
絵のタッチが全く違う。色んな絵を描き分ける。
「それ全部描いたの。」
 ご主人が描いたものです。

おっと、いま人気の…。これも「鬼」繋がりか。
おっと、いま人気の…。これも「鬼」繋がりか。
 高校時代に絵を習った事があるそうですが、暫くは絵から離れていました。再開したのは10年ほど前からだそう。
「描く度に、少しずつ巧くなっていくんですよ。」

服にもなっちゃいます。
服にもなっちゃいます。
 今では洋服のワンポイントのデザインを頼まれる事もあるそうです。もしかしたらあなたの着ている洋服にも、ご主人デザインのワンポイントが入っているかも!?

洋服のワンポイントのデザインまで。
洋服のワンポイントのデザインまで。
「和紙に描いたのは、灯篭流しに使うものです。」
 田村市船引町では、大滝根川に灯篭を流すのが夏の風物詩。しかし今年は新型コロナウイルスの影響で、中止になってしまいました。

灯篭流し用に、和紙に様々な絵を描く。
灯篭流し用に、和紙に様々な絵を描く。
「絵を描いていると、没頭できるのが好いね。集中しているのに、お茶を持ってきたりするんだから…。」
とご主人。半分おのろけと推察致します。
「今度、徳光さんの干支の絵を描いてあげますよ。」

来年の干支の牛も。
来年の干支の牛も。
 鬼の像が置いてあるお宅は、鬼とは対照的に心温かなご夫婦がお住まいでした。


いつまでも素敵な整髪と、温かい絵で、町民を和ませてください。
いつまでも素敵な整髪と、温かい絵で、町民を和ませてください。
 さて、更に町をぷらぷらしていると、何やら立派な盆栽が並んでいるのを目にします。
 普段目にする盆栽と違って、かなり幹が太いのが特徴です。盆栽のお店のようですので、お邪魔してみます。

盆栽がずらりと並んだ店先。
盆栽がずらりと並んだ店先。
「これは『さつき盆栽』と言って、6月頃にさつきの花が咲く盆栽なんです。」
 こちら「青美園」はそのさつき盆栽を専門に扱う店で、専門店は県内でも数えるほどだそう。
「さつき盆栽は昭和50年代に流行りまして、うちも昭和49年に店を開きました。」

さつき盆栽専門店の御主人。店を開いて40年以上になる。
さつき盆栽専門店の御主人。店を開いて40年以上になる。
 その頃はひっきりなしにお客さんが来て、それはそれは売れたそうです。
 こちらのタイプは、かなり大きめのものです。

立派な盆栽。鉢と枝葉の伸びとのバランスが得も言われぬ絶妙さだ。
立派な盆栽。鉢と枝葉の伸びとのバランスが得も言われぬ絶妙さだ。
「こういった枝ぶりにするのが、大変なんですよ。」
 この手のタイプのものだと、流行していた当時は1000万円で買い手がついたそうです!当時はまだ壱万円札が聖徳太子の時代ですよ。その時代の1000万円ですから、“高値”の花だった訳です。

屈んで見上げると、枝ぶりが手を空に広げているようだ。
屈んで見上げると、枝ぶりが手を空に広げているようだ。
 ご主人は、実際に盆栽を作っている方です。
「さつき盆栽の愛好家が高齢化してきまして、最近は小ぶりのものが人気なんです。大きいタイプのだと、歳を重ねると鉢が持てなくなるんですよ。」

ビニールハウスで、さつき盆栽を作り続けている。
ビニールハウスで、さつき盆栽を作り続けている。
 さつき盆栽愛好家にも高齢化問題があるんですね。
「今は海外でも人気で、中国・韓国・ヨーロッパから買う人もいるんです。」
 日本文化の良さが認められている訳で、聞いていて嬉しくなる話です。

最近は、高齢者でも持てるミニサイズが人気だそう。これでも20年物。
最近は、高齢者でも持てるミニサイズが人気だそう。これでも20年物。
「さつき盆栽は、さつきの花が咲きます。だから咲いた時のバランスも考える必要があります。」
 なるほど、それで普通の盆栽と違って、花が咲くスペースを空けた枝ぶりとなっているんですね。

枝が段々になっているのは、花が咲くスペースになっている。これで150年物。
枝が段々になっているのは、花が咲くスペースになっている。これで150年物。
 そんなブームの頃からご主人を支えてきたのが、奥様です。何も分からないところからスタートしたそうで、一年中毎日水をやらねばなりません。しかも土は根腐れを起こさないよう、水はけの良い土を使う為、特に夏場は水分管理が重要なのだとか。それでも「水やりはたまに人に頼む事も出来た」そう。何より大変だったのは「お客さんへの対応」だったと言います。ブームだった頃は、「いつもお客さんが店にいた」そうです。更に、

店を支えてきた奥様。休みらしい休みは無かったという。
店を支えてきた奥様。休みらしい休みは無かったという。
「昼間は仕事があって盆栽を見に行けないからって、夜に店に来るお客さんもいたんです。そうすると当時は自宅と店が離れていたので、夜9時とかでも店に出て対応していました。」
 夏休みらしい夏休みもとれなかったそうです。
「家族で長い間遠出をした事は一度もないですね。昔、子どもを浜に連れて行った事がある位かな。」

夫婦二人三脚で、盆栽ファンを楽しませてきた。
夫婦二人三脚で、盆栽ファンを楽しませてきた。
 奥様は、盆栽に添える野草を育てる事もしていたそうです。
「盆栽と野草を一対にして飾るんです。」
 お互い無くてはならないさつき盆栽と野草、まるでご夫婦の様ですね。

本来は、野草と一対で飾るものだそう。
本来は、野草と一対で飾るものだそう。
 中には、根の部分にわざと石を挟ませた盆栽も作ります。
「石を抱く形で根を這わせて、水苔等を使って馴染ませていくんです。」
 石割桜ではありませんが、個人的にはこのタイプが私は生命力を感じて好きです。しかし愛好家の皆さんは、色々な事を考えるものですね。

わざと石を根に抱かせた盆栽も。
わざと石を根に抱かせた盆栽も。
 さつき盆栽の専門店「青美園」は、国道288号沿いにあります。最寄り駅はJR船引駅です。興味のある方、昔のブームが懐かしくて再開(再会)してみたい方は、立ち寄ってみては如何でしょう?

 おしまいは、美味しいランチを頂いたお店です(10月26日のブログにつづく)。

青美園に行けば、好みのさつき盆栽が見つかる筈。
青美園に行けば、好みのさつき盆栽が見つかる筈。
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