2020.07.05
a stamp rally on Yuji Koseki in Kawamata Town and Fukushima City
(7月6日のブログの続きです。)
もう一軒お邪魔したのは、「かいてんや」である。大判焼きはかつて「かいてん焼」と呼ばれ(道具に由来する名前。宜しければ2019年8月29日のブログを御覧下さい)、そこから付けた店名である。
店を訪れるとご主人も誰もいない。奥から声がする。実は奥様が営むカフェと一つ屋根の下で繋がっている。声を掛けると、奥様が出て来てくださった。
「あら、その節はお世話になりました。主人は買い物に出かけているんですよ。」
もう一軒お邪魔したのは、「かいてんや」である。大判焼きはかつて「かいてん焼」と呼ばれ(道具に由来する名前。宜しければ2019年8月29日のブログを御覧下さい)、そこから付けた店名である。
店を訪れるとご主人も誰もいない。奥から声がする。実は奥様が営むカフェと一つ屋根の下で繋がっている。声を掛けると、奥様が出て来てくださった。
「あら、その節はお世話になりました。主人は買い物に出かけているんですよ。」
かいてんや(写真は去年のロケ時のもの)。 |
店には取材に訪れた時に撮ってお送りした写真を飾って下さっていた。こちらの店はスタンプラリーで訪れた人にはソフトクリームが50円引きになるので、蒸し暑かった事もありソフトクリームと、小腹が空いたので店先に既に作り置いてあったたこ焼きを買い求める事にした。
奥様がソフトクリームを作ろうとしていたところに、
「済みません、ハムからしマヨを10個予約していた〇〇です。」
とお客さんが。かいてん焼は、夏でも地元の人に親しまれていて、ハムからしマヨネーズは人気の味なのだ。奥様、
「先にこちらのお客さん、好いですか?」
どうぞどうぞ、急ぐものでもありませんので。
「はい、1100円になります。」
因みに前回取材に訪れた時には、1個100円(税込み)で値段を据え置いて踏ん張っていたかいてん焼…。その時ご主人が
「消費税が上がったら、さすがに今回は110円にするかも…。」
と話していたが、値段表を見ると値段が改定されていた。それでも良心的な値段だと思う。
さてかいてん焼のお客さんのあとにソフトクリームを作ってもらい、
「良ければ隣でどうぞ。」
とカフェの方に通して下さった。中のカウンター席には男性のお客さん。常連さんだそう。
川俣町は確か去年の東日本台風でも水が揚がったように聞いていた。目の前には広瀬川もあるが、
「ここは幸い大丈夫でした。でも川下の方などは水が出たようですよ。」
被害に遭われた皆様には改めてお見舞い申し上げます。
その後90歳になる元気なお母様の話やお孫さんの話を伺って、美味しいバニラソフトで美味しくクールダウンをし、店を後にした。この仕事をしていると、こうやって県内の色々な場所に知人が増えていく。普段は世間の狭い私には、こういう再訪・再会は楽しいもの。古関裕而の足跡を辿る小さな旅は、大変充実したものになった。
奥様がソフトクリームを作ろうとしていたところに、
「済みません、ハムからしマヨを10個予約していた〇〇です。」
とお客さんが。かいてん焼は、夏でも地元の人に親しまれていて、ハムからしマヨネーズは人気の味なのだ。奥様、
「先にこちらのお客さん、好いですか?」
どうぞどうぞ、急ぐものでもありませんので。
「はい、1100円になります。」
因みに前回取材に訪れた時には、1個100円(税込み)で値段を据え置いて踏ん張っていたかいてん焼…。その時ご主人が
「消費税が上がったら、さすがに今回は110円にするかも…。」
と話していたが、値段表を見ると値段が改定されていた。それでも良心的な値段だと思う。
さてかいてん焼のお客さんのあとにソフトクリームを作ってもらい、
「良ければ隣でどうぞ。」
とカフェの方に通して下さった。中のカウンター席には男性のお客さん。常連さんだそう。
川俣町は確か去年の東日本台風でも水が揚がったように聞いていた。目の前には広瀬川もあるが、
「ここは幸い大丈夫でした。でも川下の方などは水が出たようですよ。」
被害に遭われた皆様には改めてお見舞い申し上げます。
その後90歳になる元気なお母様の話やお孫さんの話を伺って、美味しいバニラソフトで美味しくクールダウンをし、店を後にした。この仕事をしていると、こうやって県内の色々な場所に知人が増えていく。普段は世間の狭い私には、こういう再訪・再会は楽しいもの。古関裕而の足跡を辿る小さな旅は、大変充実したものになった。
店内には、ロケの時の写真が飾ってあった。嬉しく有難い。 |
車の中でかいてんやのたこ焼きを食す。中の生地がふわっとしてなかなか美味。そう言えば川俣シャモの店に行って覗いてみたのだがたまたま開いていなかったようなので、これはまた次のお楽しみとしよう。因みに私が車を止めた場所は竹屋菓子店の駐車場。スタンプラリー期間中は、ラリー参加者に提供されているようだ。高橋家住宅に駐車場が無いので、車で来訪する人はここからメーンストリートを数分歩くと、高橋家住宅へ行ける。バスで来る人は、瓦町バス停が最寄りの停留所。なお古関裕而が一時勤めた旧川俣銀行の跡地は、高橋家住宅の向かいだそう。現在は東邦銀行が建っている。
もっとゆっくり回れば良いのだが、とりあえずスタンプラリーのコンプリートを目指し、福島市のラリー会場へと向かった、片平里菜さんのCDを聞きながら…。
もっとゆっくり回れば良いのだが、とりあえずスタンプラリーのコンプリートを目指し、福島市のラリー会場へと向かった、片平里菜さんのCDを聞きながら…。
こちらが、かいてんやのたこ焼き。 |
福島市でスタンプを押せる会場は2か所ある。先に向かったのは、古関裕而記念館。理由はスタンプラリーでスタンプを5つコンプリートした際に記念品(先着)がもらえる会場を終着点とする為である。片平里菜さんのCDを聞きながら行ったのは、一緒に古関裕而記念館のロケをした時の事を思い出したから(この時の事は、2020年3月27日・17日のブログを御覧頂ければ…)。
こちらがスタンプラリーの台紙(外側)。中を開くと、クイズが5問出題されている。 |
入場無料で古関裕而の作業部屋(再現)から、懐かしのレコード・所持品などが見られる。お昼頃に到着すると、2階の展示室の人数を制限する為に、1階のフロアで順番待ちをしていた。入り口で住所・名前などを書くと(もし感染確認者が出た場合の連絡に使うそうだ)、1階のフロアに離して並べてある番号札付きの椅子に案内され、記念館のスタッフから
「2階にご案内出来るようになりましたらお呼びします。」
と言われ、座って待つ。正面には古関裕而ドラマ関連の映像が流れているので、待ち時間は正直飽きない。15分程しただろうか、
「お待たせしました、階段かエレベーターでどうぞ。」
と言われる。階段手前の所でスタンプを押して、2階へと階段をあがる。階段には古関裕而の書いた色紙(歌の一節と風景画)が展示してあり、それを眺めつつ2階へ。
2階の展示室は片平さんとのロケでもお邪魔したのだが、ロケ時間内でのみ撮影しながらだったので、今回は自分のペースでじっくり見ながら、また館内に流れる古関裕而の名曲を聴きながら回った(当日流れている曲については、解説のボードが展示されている)。なお感染予防の為、パソコンによる検索などは出来なくなっている。それでも古関の使った8ミリフィルムカメラや当時のレコードなど、貴重な品々は一見の価値あり、だ。また1階には古関裕而関連グッズも販売されているので、記念やお土産にも良さそう。
「2階にご案内出来るようになりましたらお呼びします。」
と言われ、座って待つ。正面には古関裕而ドラマ関連の映像が流れているので、待ち時間は正直飽きない。15分程しただろうか、
「お待たせしました、階段かエレベーターでどうぞ。」
と言われる。階段手前の所でスタンプを押して、2階へと階段をあがる。階段には古関裕而の書いた色紙(歌の一節と風景画)が展示してあり、それを眺めつつ2階へ。
2階の展示室は片平さんとのロケでもお邪魔したのだが、ロケ時間内でのみ撮影しながらだったので、今回は自分のペースでじっくり見ながら、また館内に流れる古関裕而の名曲を聴きながら回った(当日流れている曲については、解説のボードが展示されている)。なお感染予防の為、パソコンによる検索などは出来なくなっている。それでも古関の使った8ミリフィルムカメラや当時のレコードなど、貴重な品々は一見の価値あり、だ。また1階には古関裕而関連グッズも販売されているので、記念やお土産にも良さそう。
古関裕而記念館。来客が多い時は、密を避ける為に待つことも…。 |
そして最後に向かったのは、まちなか青春館。ここはNTT福島大町ビルの1階なのだが、ナビによっては社員用駐車場入り口に案内されるかも知れない。地元の人以外は分かりづらいかも知れないが(私郡山市民も、福島市の道路がよく分からず、一方通行もあるのでぐるぐる回ってしまった)、青春館は国道13号の「福島警察署前」の交差点を北に折れ(その通りを「県庁通り」という)、間もなく左手に見える。車で行く人は駐車場が無いので、近くの有料駐車場に止める事になる。
幟の並ぶ県庁通りを挟んで向こう側が「まちなか青春館」。 |
こちらも住所氏名連絡先記入を兼ねたアンケート用紙が配られ、中を見学。個人的には古関裕而の実家「喜多三呉服店」の看板や、古関裕而が妻の金子さんや娘さんを含め撮影した福島市の様子(フィルム映像と、その静止画)が見られたのが良かった。また東京五輪に因み、須賀川出身で東京五輪マラソン銅メダリスト円谷幸吉のジャージーとユニホーム、更には古関裕而がそれを旧国立競技場で観戦した際のメモ書きも展示してあった。
さて一通り楽しんでアンケートを渡した後、
「全部回りました。」
とスタンプラリーのマップを見せると、
さて一通り楽しんでアンケートを渡した後、
「全部回りました。」
とスタンプラリーのマップを見せると、
正面に見えるのが「まちなか青春館」。左上、指が写ってしまった←携帯で私がよくやるミス(^-^; |
先着でもらえるステンドグラス風ステッカーを頂いた。裏にはスタンプが押されていた(私のに押されていたスタンプは、運命的な出会いの時のあの…←これは貰った人のお楽しみ。他のバージョンのスタンプもあるのだろうか…?)。また川俣シャモのすきやきセット(抽選で100人に当たるらしい)の応募用紙を手に入れ、折角なので応募してきた(川俣シャモ、本当に美味しいんです)。
こちらが5つのスタンプを集めた人が先着順で貰えるステッカー。川俣を終着点にする場合は「シルクピア」で貰える(先着順)。 |
今回はスタンプばかりに目が行った行程だったが、それぞれの会場には、町巡りやゆかりのポイントを紹介するマップやパンフレットが置いてある。時間のある人や、特に遠くから来る方(私は県民ですから、行こうと思えば時期をずらしても行けますが、旅行で来る方はなかなかしょっちゅう来られないでしょうから)は、マップやパンフレットを手に、更に散策などを楽しまれては如何?
福島県民30年の私もまだ、歌に出て来る春日神社や古関がよく出かけた舘ノ山(いずれも川俣町)、暁に祈るの歌碑(福島市)等に行った事がない。次に出掛けた際には色々回ってみたいなぁと思った、スタンプラリーだった。
福島県民30年の私もまだ、歌に出て来る春日神社や古関がよく出かけた舘ノ山(いずれも川俣町)、暁に祈るの歌碑(福島市)等に行った事がない。次に出掛けた際には色々回ってみたいなぁと思った、スタンプラリーだった。
川俣町だけでも、色々なパンフレットが手に入る。漫画の載ったものまである。 |
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