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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Shirakawa City 3
(2月6日・5日のブログの続きです)。
 これは一昨年度2017年の12月に個人的に訪れた時の、白河駅前のイルミネーションです。これが綺麗なんです(駅のホームからも楽しめそうですね)。駅前も一部イルミネーションが点き、白河駅前は年末年始、美しく装います。

一昨年度、個人的に訪れた際のイルミネーション。見応えがあります。
一昨年度、個人的に訪れた際のイルミネーション。見応えがあります。
 お昼近かった事もあり、イルミネーションの撤去は最終段階を迎えていました。
「昭和堂書店の鈴木さんはいますか?」
 問いかけると、トラックの荷台から降りてきてくれました。
「けさ取材で公園に行ったら、ご友人の方とお会いして、白河のお勧めの場所を聞いたら『昭和堂書店』との事だったので…。」

電源ケーブルが、イルミネーションの名残だ。
電源ケーブルが、イルミネーションの名残だ。
 そこからお父様に話を伺い、教会まで取材出来た旨、事情説明いたしました。
 写真をお願いすると
「髭を剃っていないのですが…。」
と言いつつ、マスクをとって下さいました。

昭和堂書店4代目。あなたのご友人とお父様のお陰で、貴重な文化財に出会えました♪
昭和堂書店4代目。あなたのご友人とお父様のお陰で、貴重な文化財に出会えました♪
 このイルミネーションは、市内の学校や団体などが参加して作っています。
「来年度は福島中央テレビさんも参加しませんか?」
とお誘いを受けました。局のPRにもなって、好いかも知れませんね。商工会青年部の皆さん、お疲れ様です。尚ペットボトルはこのあとリサイクルされるそうです。

撤去作業をしていた商工会青年部の皆さん。町の盛り上げ役を担っている。
撤去作業をしていた商工会青年部の皆さん。町の盛り上げ役を担っている。
 昼食の時間となりました。今回は私が個人的に行きたいお店を主張しました。それがこちら、「新駒本店」です。なぜこちらの店かと言うと、白河市のご当地ヒーロー、ダルライザーを主演にした映画『ライズ』の撮影舞台となった店の一つなのです。しかも白河と言えば今でこそラーメンが有名ですが、私が福島県に就職した頃は、蕎麦の方が有名でした。ここ白河は「蕎麦処」でもあります。
こちらは、私個人としては初訪問の「新駒本店」。映画の舞台になった店なのだ!
こちらは、私個人としては初訪問の「新駒本店」。映画の舞台になった店なのだ!
 店の外には…ありました!ダルライザーがデザインされた自動販売機が♪白河市には所々にダルライザーや、敵役ダイスがデザインされた自動販売機があります。ダルライザーファンとしては、
黄色い暖簾が出ています。その脇には、ダルライザーがデザインされた自販機が…。
黄色い暖簾が出ています。その脇には、ダルライザーがデザインされた自販機が…。
 同じポーズをとって記念撮影なんていうのも、たまりません。
 こちらの店は、ダルライザーの中の人こと、主人公の舘アキヒロと、友人の田辺マナブ、格闘術の師匠アレハンドロが酒を飲みかわすシーンで使われています。
 念のため、原作・プロデューサー・主演の和知健明さんに電話で確認します。

「何度でも立ち上がれ!」格好良さは、ダルライザーにかなわない。
「何度でも立ち上がれ!」格好良さは、ダルライザーにかなわない。
「長いテーブルの一番上(かみ)…って言うんですか、下(しも)って言うんですか、端の所に座りました。」
「道路側ですよね。頼んだものは日本酒と何でしたか?」
「割子そば…だったと思うんですよ。」
「日本酒は、本当に飲んだんですか?」

スタッフが先に陣取っています。この長テーブルの奥に、和知さんら出演者が座ったのだ。
スタッフが先に陣取っています。この長テーブルの奥に、和知さんら出演者が座ったのだ。
「いやいやあれは水ですよ。でも頼むのなら、例えば有賀醸造さんの『陣屋』や、『千駒』も好いかも知れませんね。」
 更に新駒本店のご主人、突然の訪問にも関わらず、店内での撮影を、しかも映画の場面と同じ場所でさせて下さいとのお願いを快諾して下さいました。

私は迷わず、和知さんの座った左の椅子を選んだ。
私は迷わず、和知さんの座った左の椅子を選んだ。
 出演者が座った椅子も、しっかり撮影。まず出て来たのは、日本酒です。白河の有賀醸造「陣屋」(特別純米、1合720円)。口を近づけると、甘い澄んだ香りが立ち上ります。ぐびっ……品の良い甘さもありつつ、後味すっきり。いやぁ、これは簡単にはやめられない味わいです♪
地酒の一つ、「陣屋」。くいくいいけちゃう。
地酒の一つ、「陣屋」。くいくいいけちゃう。
 そして来ました、割子そば(1300円)。天ぷらや山菜、赤身など、5つの味が楽しめます。
 また蕎麦は白河産玄蕎麦を使った石臼挽きだそうです。こちらもこしがあって、のど越し良く、蕎麦の甘みも感じられて、いやぁ久し振りに美味しい蕎麦を頂きました。しかもあの映画のシーンと同じところなんて…。嬉しさと美味しさで、酔いもいつもより回りそうです。

割子そば。ここだけの話、あとで映画をよく見たら、和知さんはざるそばを食べていた(共演者は割子そば)。
割子そば。ここだけの話、あとで映画をよく見たら、和知さんはざるそばを食べていた(共演者は割子そば)。
 我々の取材が入る直前にはバスが止まっていました。団体で来る方もいるようです。白河に来たら、ラーメンも好いですが、蕎麦も是非堪能してみてください。
「生そば」の文字も輝くレジ前。白河は蕎麦処でもある。
「生そば」の文字も輝くレジ前。白河は蕎麦処でもある。
 貴重な出会いに恵まれた今回のロケ、最後は朝一番に立ち寄ったラーメン店の看板だるまについて話を聞いて帰る事にします。昼は午後3時でいったん休憩に入るのだそうですが、閉店20分前まで車がひっきりなしに入っていきます。こちらの店は、『大須賀』の白河店。郡山に2店舗、須賀川に1店舗あり、白河で4店目。『大須賀』は所謂がっつり系といったら良いでしょうか、ラーメン好きには結構有名なお店です。
 お忙しい店長に、3時の休憩の時点でお話を伺いました。

最初のだるまのある店に戻りました。「大須賀 白河店」。
最初のだるまのある店に戻りました。「大須賀 白河店」。
「2年前にオープンしまして、このだるまの由来はよく分からないんですが、実は私、こちら(白河)の出身なんで、このだるま、小さい頃から見ていたんですよ。20年以上になるんじゃないですか。」
 嘗ては別の食堂系の店が入っていたのは、私も覚えています。その頃から看板だるまは目立っていました。よく見ると、だるまの下には照明が点いていて、夜はライトアップ出来るようですが…。
「いや、私もライトアップしたいんですけど…電源が繋がっていないんですね。オーナーと今相談中なんです。」
 『大須賀』のラーメンは、所謂白河ラーメンとは違います。ただ逆に言うと、白河市民にとっては、いつもと違うラーメンを食べたい時には寧ろ有難い店の誕生かも知れません。

店長登場。白いタオルに赤いシャツ、だるま色なのは「たまたま」だそう。
店長登場。白いタオルに赤いシャツ、だるま色なのは「たまたま」だそう。
「確かに、お年を召した方や家族連れの方が多いんですよね。白河ではありますが、飽く迄大須賀のこのラーメンの味が好きで作っているので、ぜひ白河の皆さんにも食べてほしいです。」
 前は郡山の店で、今は白河の店で腕を揮っています。今回は白河蕎麦を満喫してしまっていたので、さすがにがっつり系を頂く事は出来ませんでしたが、今度白河方面に出掛ける時は立ち寄らせてくださいね。なお、がっつり系のラーメンが好きな会津の方に朗報です。『大須賀』が会津に進出する予定があるそうですよ。


 後日地元の視聴者からメールを頂戴し、この店のだるまについて、震災の時は半壊だった事、修復する前は両側赤いだるまだった事を教えて頂きました。紅白になった事で、余計に縁起が良くなったのでは??


近所で遊んでいた子ども達と。だるまの大きさが分かる。
近所で遊んでいた子ども達と。だるまの大きさが分かる。
 今回のぶらカメは、親切な方々に出会い、また公園で会った人の紹介がきっかけで、大変貴重な文化財を皆様にご紹介する事が出来ました。白河の人は優しく、また町には今も仁の心が息づいていると、ロケを通して感じる事が出来ました。来週2月11日には白河だるま市もあります。蕎麦やラーメンの美味しい食べ物に舌鼓を打ちながら、縁起物を買いながら、白河の町歩きをしてみては如何でしょうか。

以前撮ったダルライザーとのツーショット。映画『ライズ』が中テレで9日(日)12時45分~テレビ初放送!
以前撮ったダルライザーとのツーショット。映画『ライズ』が中テレで9日(日)12時45分~テレビ初放送!
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