2019.12.18
with a camera in Iwaki City 2
(12月19日のブログの続きです。)
満腹になった我々は北上します。いわきの絶景の一つ、塩屋埼灯台へとやってきました。灯台の建つ塩屋埼は、美空ひばりさんの名曲『みだれ髪』の歌詞にも歌われ、今年で灯台は120周年を迎えました。
満腹になった我々は北上します。いわきの絶景の一つ、塩屋埼灯台へとやってきました。灯台の建つ塩屋埼は、美空ひばりさんの名曲『みだれ髪』の歌詞にも歌われ、今年で灯台は120周年を迎えました。
豊間海岸側から望む塩屋埼灯台。今年で120周年だ。 |
海岸の近くでは、サッカーボールで遊ぶ子どもの姿が。二人ともおばあちゃんの所へ遊びに来ていたとの事です。おばあちゃんは塩屋埼灯台の下で、土産物店を営んでいます。
「孫は5人いるんだけど、下の2人が遊びに来てくれるの。双子だよ。」
確かに顔もそっくり、服も色違いの御揃いです。
「双子って、不思議な事もあるもんだね。片方がクリスマスに腕を骨折したら、その翌月の同じ日に、もう1人も同じ手をけがしたんだから。」
「孫は5人いるんだけど、下の2人が遊びに来てくれるの。双子だよ。」
確かに顔もそっくり、服も色違いの御揃いです。
「双子って、不思議な事もあるもんだね。片方がクリスマスに腕を骨折したら、その翌月の同じ日に、もう1人も同じ手をけがしたんだから。」
サッカーボールで遊ぶ男の子たち。双子さんでした。 |
お兄ちゃんが肘を、弟くんが手首をけがしたそうです。今でも傷跡が残っています。
傷跡と言えば、東日本大震災ではいわき市の海岸沿いも大津波で大きな被害を受けました、ここ薄磯の土産物店付近を除いては。実は塩屋埼の出っ張った地形の関係で津波の進行方向が変わり、灯台の麓、土産物店付近だけ津波が押し寄せなかったのです。
傷跡と言えば、東日本大震災ではいわき市の海岸沿いも大津波で大きな被害を受けました、ここ薄磯の土産物店付近を除いては。実は塩屋埼の出っ張った地形の関係で津波の進行方向が変わり、灯台の麓、土産物店付近だけ津波が押し寄せなかったのです。
左の弟くんは手首に、右のお兄ちゃんには肘に、傷跡が残る。 |
「この子(孫)たち、まだ7か月だったもの…。親が抱えて逃げたわ。」
店の中に飾ってある震災前の写真を前に、指さしている所に嘗ての自宅があったそうです。
「ここにあった自宅は全部津波に持っていかれたわ…。瓦礫の山で…、でも灯台の明かりだけは点いていたの。感激したわ。」
店の中に飾ってある震災前の写真を前に、指さしている所に嘗ての自宅があったそうです。
「ここにあった自宅は全部津波に持っていかれたわ…。瓦礫の山で…、でも灯台の明かりだけは点いていたの。感激したわ。」
震災前の塩屋埼灯台と薄磯海岸の写真。住宅街が津波の被害に遭った。 |
震災を乗り越えた双子の孫は、現在もすくすく育っています。この写真撮影の時に、双子の孫が
「おばあちゃん、大好き~!」
と声を揃えると、
「おばあちゃん、大好き~!」
と声を揃えると、
「おばあちゃん、大好き~!」 |
おばあちゃんは、大事で可愛い二人を抱きしめるのでした。
ほっこりしたところで、おばあちゃんに塩屋埼灯台のフォトスポットを尋ねました。
「それはやっぱり、美空ひばりさんの碑の前でしょう。」
いらした事のある方はご存知でしょうが、土産物店の前のスペースには『みだれ髪』の歌碑と、美空ひばりさんのお姿を映した石碑があって、美空さんの石碑の前に立つと、センサーで自動的に『みだれ髪』が流れてくるのです。そのスペースから見上げると、美しい白亜の灯台が聳え立ちます。
「折角なんで、モデルしてもらえませんか?」
ほっこりしたところで、おばあちゃんに塩屋埼灯台のフォトスポットを尋ねました。
「それはやっぱり、美空ひばりさんの碑の前でしょう。」
いらした事のある方はご存知でしょうが、土産物店の前のスペースには『みだれ髪』の歌碑と、美空ひばりさんのお姿を映した石碑があって、美空さんの石碑の前に立つと、センサーで自動的に『みだれ髪』が流れてくるのです。そのスペースから見上げると、美しい白亜の灯台が聳え立ちます。
「折角なんで、モデルしてもらえませんか?」
お孫さんが可愛くてたまらないおばあちゃんでした。 |
とのディレクターの呼びかけに、照れながらも立って下さいました。まさにベストポジションではないでしょうか。勿論フォーカスは、笑顔のモデルに合わせておりますよ。
そろそろ失礼しようか、という頃、二人の孫はというと…
そろそろ失礼しようか、という頃、二人の孫はというと…
塩屋埼灯台下のフォトスポット。モデルも景色も良いですねぇ~♪ |
今度はお母さんと仲良くお店番です。あらあら、お兄ちゃんはお母さんの膝の上に乗っちゃって…。微笑ましい光景でした。
兄弟は今度はお母さんと一緒にお店番。 |
我々は再び南下し、三崎公園へと向かいます。小名浜にある丘の上の公園で、芝が広がり、360度のパノラマが楽しめるマリンタワーが建っています。そういえば震災後は、飼われていたであろう犬が結構集まり、人が上がって来ると餌欲しさに寄って来る…なんて事もありましたっけ。
「かめはめ波~~」(こちらは碑よりももっと海岸側から撮影) |
お昼前に着くと、仲良し三姉妹とお母さんが遊びから帰るところでした。なんとこちらの両脇のお姉ちゃんも、双子!何だか双子に出会う確率の高いロケです。
お昼ご飯のリクエストは
「親子丼!」
との事。しかしお母さんは
「…それは夜にしましょう。昼は…うどんかな。」
休日のお母さんの昼ごはん作りの大変さ、よ~く分かります。
お昼ご飯のリクエストは
「親子丼!」
との事。しかしお母さんは
「…それは夜にしましょう。昼は…うどんかな。」
休日のお母さんの昼ごはん作りの大変さ、よ~く分かります。
母と三人娘。お姉ちゃん二人も、双子さん! |
公園で何をしていたのか尋ねると、末っ子が袋を見せてくれました。
「家のツリーに飾るものを集めていたの。」
なるほど、自然のオーナメントを、公園に拾いに来ていたのですね。
「中を見せて。」
とお願いすると、末っ子がいやいやをします。
「大丈夫。取らない。ちゃんと返すから。見るだけね。」
と言うと、安心した表情に変わって、見せてくれました。
「家のツリーに飾るものを集めていたの。」
なるほど、自然のオーナメントを、公園に拾いに来ていたのですね。
「中を見せて。」
とお願いすると、末っ子がいやいやをします。
「大丈夫。取らない。ちゃんと返すから。見るだけね。」
と言うと、安心した表情に変わって、見せてくれました。
「ツリーに飾るの!」天然のオーナメントを拾い集めていたという。 |
袋の中からは、落ち葉や松ぼっくり、どんぐりなど…。綺麗なものをたくさん集める事が出来ましたね。
こちらが、きょうの「収穫」。たくさん集められたね。 |
天然オーナメントを袋に戻した後帰路につく途中も、このロケをきっかけにか盛り上がってきた三姉妹。末っ子を抱えると…
何だかテンションの上がった3姉妹、末っ子を抱えると… |
ぐるぐるぐる~と大回転。一人が倒れると…
回る回る…(♪『ブーメランストリート』by西城秀樹さんをバックに流すイメージ) |
それ~乗っかれ~~。子どもの元気の良さが羨ましい。これで一層お昼御飯が美味しくなった事でしょう。
お姉ちゃんに乗っかれ~。笑い声が最後まで絶えなかった。 |
ほかにも公園でワンちゃんと楽しいひと時を過ごしているご夫婦がいらっしゃいます。聞けば、車で1時間半ほどの郡山市から来たとの事。
「いつもは開成山公園や逢瀬公園(いずれも郡山市内の大きな公園)なんですけど、天気も良かったのでお出かけしようかと…。」
愛犬のラブくんは11歳。
「人が大好きなんです。」
と聞き、お二人の許可を得て戯れる事に。私が膝をつき、同じくらいの高さになって喉をなでるなどすると、ラブくんも喜んでいる様子。そして私が立ち上がると…
「いつもは開成山公園や逢瀬公園(いずれも郡山市内の大きな公園)なんですけど、天気も良かったのでお出かけしようかと…。」
愛犬のラブくんは11歳。
「人が大好きなんです。」
と聞き、お二人の許可を得て戯れる事に。私が膝をつき、同じくらいの高さになって喉をなでるなどすると、ラブくんも喜んでいる様子。そして私が立ち上がると…
好天に誘われて、ドライブがてらいわき市へ。 |
つい勢い余って、脚の間に顔がはさまってしまいました。
股越しに「こんにちは」(photo by Director) |
「狭い所が好きなんですよ。」
なんと、脚の間の狭さも、ラブくんのお気に入りだったのです。右の瞼が少しめくれ上がる位、顔を突っ込んできます。傍から見ると…
なんと、脚の間の狭さも、ラブくんのお気に入りだったのです。右の瞼が少しめくれ上がる位、顔を突っ込んできます。傍から見ると…
「隙間が好きなんだワン!」(photo by Director) |
何とも滑稽に見えますが、ラブくんにとっては楽しくも何だか落ち着くひと時なのでした。ラブくん、遊んでくれて有難う♪
(12月17日のブログにつづく)
(12月17日のブログにつづく)
ラブくん、遊んでくれて有難う!(photo by Director) |
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