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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Izumizaki Village 2
(11月7日のブログの続きです)

 泉崎駅前の掲示板に、「収穫感謝祭開催」のポスターを見かけました。私の趣味の一つがフラダンスなのですが、そのポスターにはステージイベントに「フラダンス」のグループが2団体出ると書いてあったので、そこも楽しみに会場にやってきました。
 会場の泉崎村ソフト球場は、台風21号と低気圧の影響で雨が降ったからでしょう、色の違う土が入っています。少々柔らかい所はありますが、ぬかって靴がどろどろになるような事はありませんでした。主催者側の陰の努力が伺えます。
 ステージの両側には色々な店が並んでいます。こちらはアクセサリーのブースです。ハンドメードアクセサリー作家、廣橋真美さんは、特定の店は持たずに、イベントに出店したり、インスタグラムでのやりとりを通じてアクセサリーを作ったりしています。ピアスなどのアクセサリーが1000円前後からあり、手頃な値段も魅力的です。

まずは収穫感謝祭のブースから。こちらはアクセサリーの店。
まずは収穫感謝祭のブースから。こちらはアクセサリーの店。
 多肉植物のブースもあります。最近人気、と以前『ゴジてれChu!』でも放送した記憶があります。この肉の厚みの部分などに水を蓄えているんですって。地元泉崎村のtakaさんお勧めの多肉植物は「桃太郎」だそうです。
 サボテンの仲間だそうで、このとげの辺りに、その面影(主張?)を残しています。ぷにぷにした肉感がなかなか愛らしいですね。

ここ数年人気上昇中の「多肉植物」。takaさんお勧めは、左手前の「桃太郎」。
ここ数年人気上昇中の「多肉植物」。takaさんお勧めは、左手前の「桃太郎」。
 しかしtakaさんは、
「こっちも是非見ていってください。」
と別置きで販売している多肉植物を紹介します。
「うちのお世話になっている須賀川(すかがわ)市の花屋さんが、今回の水害で販売できなくて、一つでも売れてほしいなと思ってお預かりしてきたんです。」
 今回の台風や雨の被害で、内陸部の一次産業も打撃を受けています。少しでも多肉植物を可愛がってくれる人に出会えると好いですね。

同じブースの一角で、須賀川「花工房」の多肉植物も販売。お互い様の精神だ。
同じブースの一角で、須賀川「花工房」の多肉植物も販売。お互い様の精神だ。
 こういった安価で楽しめるお店のほかに、このイベントの凄いところは、無料サービスも充実しているところです。
 こちらの大鍋で煮込まれているのは「豚汁」です。
「千人分を作るんです。」

どひゃ~~!千人分を振る舞うんですって。
どひゃ~~!千人分を振る舞うんですって。
 そう語るのは、泉崎村の女性ボランティアの皆さんです。前の日に半日がかりで野菜や肉などをとにかく切り、きょうは朝から味噌で煮込みます。野菜などは勿論、泉崎村産。地産地消です。
「食べてみます?」
と勧められ、お待ちの一般の人には申し訳ないのですが、一足早く、特別に頂きます(恐らく無料配布が始まると、私ら取材陣に構っていられないから…と思われます、それでも役得、失礼します!)。

豚汁を作るのは、村のボランティアの女性陣。
豚汁を作るのは、村のボランティアの女性陣。
…いやぁ、野菜の旨味・甘みが汁にたっぷり染み出て、美味しいですね。肉もほろほろ、薄く浮いた油は、肉を炒めた時のものだそうです。う~~ん、美味しい上に温まる~~♪
 作った女性は、泉崎村に長く住んだ人と、泉崎村に移住してきた人達のタッグチームです。関東から引っ越してきた人は、
「山並みも綺麗だし、食べ物も美味しいし、引っ越してきて良かった。」
と話していました。泉崎村や福島県が気に入ってもらえて、県民歴30年の私も嬉しく思います。

済みません、取材で一足先に頂きます…
済みません、取材で一足先に頂きます…
 午前11時、イベント開始と同時に振る舞いが始まります。もう人海戦術でもって、次々とよそっては無料配布をします。

青いテントの豚汁目指し、長い列が出来ている。
青いテントの豚汁目指し、長い列が出来ている。
 こちらでは小さなお子さんが早速豚汁を頬張ります。特にお姉ちゃんは一箸一箸が早い!相当美味しいのでしょう、箸が止まりません。

豚汁を食べる姉弟。はふはふ…。
豚汁を食べる姉弟。はふはふ…。
 一方で、別の所にも行列が出来ています。こちらも無料配布でして、中を見せて頂くと
「きくらげと里芋です。」

こっちのテントでも、袋に入ったものを手渡しています…
こっちのテントでも、袋に入ったものを手渡しています…
 こちらも1000人分を用意していますが、どんどんと無くなっていきます。夫婦や家族で並んでいる人たちは、合わせると結構な量になります。おかずが一つ出来ちゃいそうですね。

きくらげと里芋。家族で並べば、一品できますね。
きくらげと里芋。家族で並べば、一品できますね。
 更に子どもに人気だったのは、ポップコーン。こちらも無料です。作るのが追い付かず、子どもが出来上がるのを待つ時間帯もありました。

ポップコーンも無料!箱の上部に小さな鍋があり、コーンが爆ぜると下に落ちる。
ポップコーンも無料!箱の上部に小さな鍋があり、コーンが爆ぜると下に落ちる。
 一度に出来る量が限られているので紙コップサイズでの配布ですが、作りたてのポップコーンは香りもたって、一味違いますよね。

温かいポップコーンに、ご満悦♪
温かいポップコーンに、ご満悦♪
 更に泉崎村の名物の一つが、「蕎麦」です。こちらは蕎麦の生産組合の皆さんの店です。生産組合、ですから要は「蕎麦農家」さん達です。新蕎麦を収穫し、自らひきたて打ちたて茹でたてを提供するというもので、去年200食を用意したものの昼頃に売り切れてしまい、今年は倍の400食を作り、準備万端です。

こちらは、一杯300円の泉崎そばを求める行列。
こちらは、一杯300円の泉崎そばを求める行列。
 因みに蕎麦の打ち方は、自分たちの知っている村内の”名人“に教わって覚えたのだそうです。村には一般の方の中に蕎麦を打てる方がいるのだそうです。蕎麦を獲るだけでなく、作るという事が、村にとって身近だという事がよく分かるエピソードです。
 二八の新蕎麦で一杯300円、しかもかき揚げがサービスで付くとあって、今年も列が出来ています。
 皆さん、400食分をひいて打って、というのは大変だったそうですが、自慢の蕎麦を食べてもらうのは嬉しそうです。

煮立ったお湯に、蕎麦投入!
煮立ったお湯に、蕎麦投入!
 びっくりしたのは、茹で時間も。僅か40秒で茹で上がります。細い蕎麦は鍋の上に浮き上がってくればほぼ茹で上がりです。喜多方市の山都で、「一ノ戸弘法そば」を取材した事がありますが、ここが確か20~30秒。やはり極細の蕎麦ですが、この時間の茹で上げが一番美味しいのです。

僅か40秒で茹で上がる。
僅か40秒で茹で上がる。
 まずは流水でしめて、

蕎麦を洗うように流水にさらす…
蕎麦を洗うように流水にさらす…
更に氷水で、ダメ押しです。

今度は氷水で。蕎麦も詰めたいと、人間のようにきゅっと縮こまるのか…
今度は氷水で。蕎麦も詰めたいと、人間のようにきゅっと縮こまるのか…
 水を切ったら、200gずつよそっていきます。特製麺つゆをぶっかけて、たっぷりのねぎとかき揚げを載せれば、出来上がりです。

器に蕎麦を移し、秤で同じ量になるよう調整。
器に蕎麦を移し、秤で同じ量になるよう調整。
 こちらは、村長さん。地元の秋の味覚に舌鼓を打っていました。
 さぁ私達スタッフもちゃんと買って頂きます。

「いやぁ、美味しい!」村長も舌鼓。
「いやぁ、美味しい!」村長も舌鼓。
…これは素晴らしい!失礼かもしれませんが、蕎麦農家の方が作ったとは思えない美味しさです。茹で時間が短い事も奏功して、こしが強い。新蕎麦らしい味と香りが、口の中に広がります。蕎麦の楽しみを堪能できる一杯でした。願わくは蕎麦湯も飲んでみたかったなぁ、きっと美味しい事でしょう。(1日とんで、11月5日のブログにつづく)

こちらで300円!ねぎもたっぷり、かきあげサービス♪
こちらで300円!ねぎもたっぷり、かきあげサービス♪
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