2007.10.14
best 8 (the second day)
全国高校サッカー選手権福島県大会4回戦のきょうの結果。
福島工業2−1平工業
会津工業6−2郡山東
富岡1−0福島東
郡山2−1会津
明日の放送の為の編集が控えているので、とりあえず簡単に試合を紹介。
夏準優勝で第2シードの福島工業は、平工業と対戦。平工業は、序盤で点を取られて苦しい展開となる事が多い為、立ち上がりを無失点でいくゲームプランを立てる。前半は0−0とその通りの展開だったのだが、後半開始1分に福島工業の遊佐洸選手のシュートで先制を許す。だが平工業は7分に、フリーキックから渡辺優佑選手が直接ゴールを決めて同点とする。しかし福島工業は18分に、流れの中で菅野一弥選手が勝ち越しゴールを決め、これが決勝点となった。
夏ベスト4の会津工業は、郡山東と対戦。実は郡山東のFWの1人が骨折で出場できなくなった為、千田監督はDFの要の増子裕也主将をFWに抜擢して、取られても取りに行く事にする。しかし会津工業の怒涛の攻撃を受けた郡山東は、前半だけで1−6と大量リードを許してしまう。それでもFWに起用してくれた千田監督の期待に応えたい増子主将は、後半15分にクロスボールを上げると三坂凌平選手がゴールし、一矢報いる。しかし反撃もここまで。FWの負傷が大きく結果に出てしまった。
一方の会津工業は、前半だけで酒井啓佑選手がハットトリックを決めたほか、遠藤大地選手の2ゴールと山田寿典選手のゴールで6得点。前半唯一の失点は混戦から大井啓選手に許したゴールのみだった。ところが、後半はチャンスに得点できず逆に1失点。後半だけで見ると0−1だった事に、鈴木監督はお冠。詰めの甘さが準々決勝以降の勝敗を分けるという、勝負に対する厳しさを見せて会場を後にした。
創部2年目の富岡は、かつて全国ベスト8となった福島東と対戦。そのベスト8の時のメンバーの弟、大原優選手が主将となってDFで出場し、兄弟揃っての全国出場の期待がかかっていた。ところが後半に、その守りの要の大原選手が負傷退場。急遽選手を投入にしたが、そこを突いたのが富岡のエースストライカーの鈴木文健主将(2年)。鈴木主将のあげたゴールが決勝点となり、去年ベスト16敗退の富岡が、創部2年目でベスト8に進出した。佐藤監督も「選手達は、いかに選手権で勝つ事が大変か、改めて感じている筈。緊張のせいか、本来やれる事がやれていない。そこが選手権の難しいところ。」と振り返ったが、同時に「福島東と言う強豪と戦えて、勝ったと言う経験が、選手にはとても大きい。」ときょうの1勝に収穫を感じていた。富岡、台風の目となるか、楽しみである。
因みに、鈴木主将の1つ上の兄が前日に敗れた湯本のエースFW。お兄さんとは敗戦後はまだ話をしていないそうだが、「兄の分も、この選手権で頑張ります。」と力強く決意を語った。
対する福島東は、チャンスもありながら決められず、守備が落ち着かなかった時間帯の1失点のみとあって、試合後も選手の涙は止まらず、ベンチ横でFWの1人が突っ伏したまま泣き崩れる姿が、福島東の選手権にかけてきた想いを象徴していた。
郡山と会津の試合は、前半細かいパスに速いドリブル突破を織り交ぜた郡山が優位に試合を進め、12分にオウンゴールを誘う。更に後半14分に平山靖幸選手のゴールで郡山が2−0とリードを広げるが、その後なかなかゴールを決められず、逆に攻守の切り替えを早くしてシンプルなサッカーを見せる会津が、23分に今井悠仁選手のゴールで1点差に詰め寄る。しかしお互い追加点をあげられず、郡山が逃げ切った。
郡山の江本監督は、「昨日まで試験で、殆ど練習していなかった。動けないのが当然なので、こういう試合内容になったのは或る意味で予想通り。」と苦笑い。「ただこういう時は、同点PK戦にもつれこんだり、1点リードを許して負けたりするパターンなのだが、勝てて良かった。」と振り返り、「あと1週間で盛り返します。次です、次。」と結果オーライで、次の準々決勝に気持ちを切り替えていた。会津は後半良くなっただけに、惜しい敗戦だった。
以上、高校サッカー速報でした。映像でご覧になりたい方は、明日のゴジてれシャトルをお見逃し無く←ちゃっかり宣伝。
福島工業2−1平工業
会津工業6−2郡山東
富岡1−0福島東
郡山2−1会津
明日の放送の為の編集が控えているので、とりあえず簡単に試合を紹介。
夏準優勝で第2シードの福島工業は、平工業と対戦。平工業は、序盤で点を取られて苦しい展開となる事が多い為、立ち上がりを無失点でいくゲームプランを立てる。前半は0−0とその通りの展開だったのだが、後半開始1分に福島工業の遊佐洸選手のシュートで先制を許す。だが平工業は7分に、フリーキックから渡辺優佑選手が直接ゴールを決めて同点とする。しかし福島工業は18分に、流れの中で菅野一弥選手が勝ち越しゴールを決め、これが決勝点となった。
夏ベスト4の会津工業は、郡山東と対戦。実は郡山東のFWの1人が骨折で出場できなくなった為、千田監督はDFの要の増子裕也主将をFWに抜擢して、取られても取りに行く事にする。しかし会津工業の怒涛の攻撃を受けた郡山東は、前半だけで1−6と大量リードを許してしまう。それでもFWに起用してくれた千田監督の期待に応えたい増子主将は、後半15分にクロスボールを上げると三坂凌平選手がゴールし、一矢報いる。しかし反撃もここまで。FWの負傷が大きく結果に出てしまった。
一方の会津工業は、前半だけで酒井啓佑選手がハットトリックを決めたほか、遠藤大地選手の2ゴールと山田寿典選手のゴールで6得点。前半唯一の失点は混戦から大井啓選手に許したゴールのみだった。ところが、後半はチャンスに得点できず逆に1失点。後半だけで見ると0−1だった事に、鈴木監督はお冠。詰めの甘さが準々決勝以降の勝敗を分けるという、勝負に対する厳しさを見せて会場を後にした。
創部2年目の富岡は、かつて全国ベスト8となった福島東と対戦。そのベスト8の時のメンバーの弟、大原優選手が主将となってDFで出場し、兄弟揃っての全国出場の期待がかかっていた。ところが後半に、その守りの要の大原選手が負傷退場。急遽選手を投入にしたが、そこを突いたのが富岡のエースストライカーの鈴木文健主将(2年)。鈴木主将のあげたゴールが決勝点となり、去年ベスト16敗退の富岡が、創部2年目でベスト8に進出した。佐藤監督も「選手達は、いかに選手権で勝つ事が大変か、改めて感じている筈。緊張のせいか、本来やれる事がやれていない。そこが選手権の難しいところ。」と振り返ったが、同時に「福島東と言う強豪と戦えて、勝ったと言う経験が、選手にはとても大きい。」ときょうの1勝に収穫を感じていた。富岡、台風の目となるか、楽しみである。
因みに、鈴木主将の1つ上の兄が前日に敗れた湯本のエースFW。お兄さんとは敗戦後はまだ話をしていないそうだが、「兄の分も、この選手権で頑張ります。」と力強く決意を語った。
対する福島東は、チャンスもありながら決められず、守備が落ち着かなかった時間帯の1失点のみとあって、試合後も選手の涙は止まらず、ベンチ横でFWの1人が突っ伏したまま泣き崩れる姿が、福島東の選手権にかけてきた想いを象徴していた。
郡山と会津の試合は、前半細かいパスに速いドリブル突破を織り交ぜた郡山が優位に試合を進め、12分にオウンゴールを誘う。更に後半14分に平山靖幸選手のゴールで郡山が2−0とリードを広げるが、その後なかなかゴールを決められず、逆に攻守の切り替えを早くしてシンプルなサッカーを見せる会津が、23分に今井悠仁選手のゴールで1点差に詰め寄る。しかしお互い追加点をあげられず、郡山が逃げ切った。
郡山の江本監督は、「昨日まで試験で、殆ど練習していなかった。動けないのが当然なので、こういう試合内容になったのは或る意味で予想通り。」と苦笑い。「ただこういう時は、同点PK戦にもつれこんだり、1点リードを許して負けたりするパターンなのだが、勝てて良かった。」と振り返り、「あと1週間で盛り返します。次です、次。」と結果オーライで、次の準々決勝に気持ちを切り替えていた。会津は後半良くなっただけに、惜しい敗戦だった。
以上、高校サッカー速報でした。映像でご覧になりたい方は、明日のゴジてれシャトルをお見逃し無く←ちゃっかり宣伝。
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