「もっと大盛に！」メニューの多さと味、ボリュームが人気の秘密！活気にあふれた「朝日ドライブイン」

Chu! PRESS

2023.12.14

どこか懐かしさを感じさせる銀の皿に盛られているのは、一番人気の「からあげ」。柔らかい鶏もも肉に、創業当時から変わらぬ秘伝の甘辛タレをかけた、下味なしのタレで食べる「からあげ」だ。この甘辛タレには「追いタレ」というメニューがあるほど、大人気！
定食のご飯は、地元の農家から直接仕入れている鏡石町産のコシヒカリ。追加料金で超大盛まで頼める。通常は300gだが、超大盛はなんと900g！まるで昔話に出てきそうなくらいの量だ。

この量をペロリと食べちゃうお客さんも

そして、昔なつかしのナポリタン。通常サイズは麺だけで300gだが、大盛にすると倍の600gに！
「お客さんが『もっと大盛、もっと大盛』と言うと、永遠にできちゃう」と、3代目店主の橋本隆光さんは話す。一人前が250円ずつアップする仕組みだ。

ボリュームに自信あり！

そう、こちらの人気の秘密は、100種類ほどあるというメニューの多さと、そのボリューム！午前11時にオープンすると、すぐに満席に。「何を食べてもボリューム満点でおいしい！」「甘辛いタレがたまらない！」など、オリジナルの味とボリュームに大満足している声が、多くのお客さんから聞こえてくる。

定食も丼もラーメンも！豊富なラインナップ

ここは矢吹町にある「朝日ドライブイン」、略して「朝ドラ」。東北自動車道の矢吹インターチェンジから国道4号を北上すると見えてくる。
ゴジてれでは、昭和の懐かしい雰囲気が残ると再び注目されているドライブインを、「福島ドライブイン紀行」と題して紹介している。今回で10回目だ。

ドライブインだけあって、駐車場が広い！

創業は52年前の1971年。3代目の祖父・太朝男さんが、東北自動車道ができる前にいち早く立ち上げた。「朝日ドライブイン」という名には、「朝日が上がってくるきれいな店」そして「お店が昇る」という2つの意味合いがある。

1973年に矢吹インターチェンジが供用開始した

2代目は、隆光さんの父の隆克さん。従業員も多くいるが、家族経営を軸に店を守り続けてきた。引退後も、米農家としてドライブインを支えている。

「ドライブインという名前がダサい。恥ずかしい」と、継ぐことに抵抗があったという隆光さん。継いで5年が経ついまは「52年の歴史を感じて、祖父と父の想いを受け継ぎ、重みを感じている」と話す。

家族で守り続けてきたドライブイン

店の外には、コロナ禍に設置した土産用の自動販売機がある。「肉巻きおにぎり」は、ここでのみ販売しているメニュー。「からあげ」のタレと一緒に煮込んでいるとあって、人気なのも納得だ。

これをおかずにご飯が食べたくなっちゃう味！

6時間じっくり煮込んでいる「アサドラモツ煮」は、創業当初からの人気メニュー。ご飯のお供としても酒の肴としても、どちらにも合う味付けになっている。

店でも自宅でも味わえる！

こうした魅力的なご飯のおかずがたくさん揃う「朝日ドライブイン」。なかには、親子3世代で通うお客さんも。小さい頃に連れてきてもらった人が大人になり、また自分たちの子どもを連れてくるというサイクルが生まれている。52年の歴史が、ここに詰まっている。

続々とオープンする姉妹店！

細々と続けていくドライブインが多い中、4年前には須賀川市に2号店「食堂アサドラ」を立ち上げ、そして10月29日には、西郷村に3号店「食堂あさどら」をオープンさせた。従業員は30人以上。「みな、ドライブインで働いていることを誇りに思ってくれている」とうれしそうに話す隆光さんの姿が印象的だ。若いスタッフが多く活躍する”元気” なドライブインの勢いは、とどまることを知らない。

Chu!PRESS編集部

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