純和風からフレンチの創作メニューまでラインナップ様々！会津に新しいご当地グルメ「會津おでん」が誕生〜！

Chu! PRESS

#ご当地グルメ (1件)

2023.12.11

これからの季節にピッタリな、おでん！このたび会津に誕生した新しいご当地グルメは、地元の特産物や野菜を鍋でぐつぐつする「會津おでん」だ。その考案には、会津若松市内の6店舗が参加。洋風だったり郷土料理風だったりと、各店舗ごとに趣向を凝らしたメニューが展開されている。

蓋を開けると、良い香りが広がる

まずは、野菜たっぷりで体も喜びそうな「會津おでん」から。その名も、ワインにマッチする「ビーガンおでん」！具材にもスープにも、動物性のものは一切使っていない。かわいらしいココット鍋で楽しむことができる、素朴で温かみのあるフランス家庭料理。ワインと一緒に、アットホームな雰囲気の中いただこう。

ナイフとフォークでいただく洋風おでん

具材は、会津産のキクラゲやゴボウなど。すべて別々に煮込み、最終的に一つにまとめるというポトフの製法がベースだ。スープは、野菜とハーブ、スパイスなどをミックスして2〜3日かけて仕込んでいて、あっさりしているものの野菜の旨味がしっかりと感じられる。自家製の「山椒七味ペースト」を添えていただくと、さらに華やかに！

フレンチの技術で丁寧に仕上げている「ワインバーココット」の「會津おでん」。「こんなおでんの世界があったとは！」と新たな発見ができるはずだ。

ワインと一緒に、地元野菜の旨みを楽しみたい人はこちらへ！

続いて、王道の和風おでんへ。「地域の食材を地域のだしで煮込む」というコンセプトの元祖「會津おでん」は、こづゆのだしを使用。さらに車麩や地鶏のつみれ、玉子など地元の具材で埋め尽くされていて、会津感たっぷり！

持ち帰り用もあるため、お土産にもおすすめ！

鮮やかな黄色が際立っているのは「あわ玉」。柳津町の名物・あわまんじゅうのようにあんこは入っていないが、だしがしっかりと染み渡っている。餅巾着がイメージだ。ニシンのすり身と山椒の葉を入れた「會津天」も特徴的。ニシンの山椒漬けをイメージした新しい練り物だ。会津の地酒と一緒にいただきたい。

もっちもちの食感！

この「會津おでんプロジェクト」は、宮城学院女子大学の石原慎士教授の提案で始動したもの。「若い人たちに郷土料理などを伝えていく一つのきっかけになれば」という思いから、去年その元祖を作り上げた「田季野」。そんな思いと共に、純和風の味を堪能してみたい。

輪箱飯（わっぱめし）で有名な「田季野」

そして、「會津おでん」のコンセプトを知ってか知らずか、かなり独自路線で展開しているフランス料理店へ。メインの豚肉に添えられているのは、カラフルな会津産の焼き野菜…これがオーナーシェフの解釈で「おでん」としている一皿「會津おでん地元野菜のガルビュール風」だ。

フランス料理店ならではのアレンジ

柔らかくなるまでじっくり煮込まれている、分厚い豚肉。それと白ワイン、会津の地酒から仕上げたスープ。ふっくら感がたまならい会津産の花豆は、その旨みをそのまま堪能できる。まさに技ありのおでんだ。

おでんなのに…メインは豚肉！

このおいしさをより引き立てるのが、クラフトビールの「幸民麦酒幕末ビール」。豚肉の脂を流し込むのには最高の一杯だ。「和風のだしではなく、豚肉を効かせた洋風の味わい」という曲げられないコンセプトをもつ「レストランラレゾン」の洋風おでん、これもまた味わってみたい変わり種といえよう。

当初よりパワーアップした「會津おでん」を提供中

心ほっこり、体も喜ぶ新しいご当地グルメ「會津おでん」。「地元の食材を楽しんでほしい」という思いは共通しているものの、店によって雰囲気も味わいも様々。それぞれ訪れてみると、おでんの世界観が広がること間違いなしだ。

Chu!PRESS編集部

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