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2023.09.15

大学生や高校生がメタバース空間で議論!「おしっこペットボトル」と「若者の地方離れ」をどうするか?

大学生や高校生がメタバース空間で議論!「おしっこペットボトル」と「若者の地方離れ」をどうするか?
「明日のために、今日つながろう。」をテーマに放送されたことしの24時間テレビ(日本テレビ系列)。福島中央テレビと中京テレビでは8月25日からの3日間、共同でメタバース空間を作りキャッシュレス募金の呼びかけを行うとともにバーチャル空間内でフェス形式の様々なチャリティーイベントを開催しました。
このうち「ふくしまステージ」ではZ世代の若者たちがアバターとなって空間内を訪れた全国各地の人たちとともに、いま地方が抱えている社会課題を議論するイベント「ふくしまSOCIAL ACTION inメタバース」を開催しました。

参加したのは県内外の約600人の学生たちが所属する福島県最大級の学生コミュニティー
「Spread From Fukushima(スプレッド・フロム・ふくしま)」と「中高生SOCIAL ACTION」のメンバーたち。それぞれリモートで参加し、メタバース空間内で様々な意見を交わしました。
 

■地方の幹線道路に散乱する「おしっこペットボトル」をどうする?

1つ目の議題は「おしっこペットボトル」について。「おしっこペットボトル」とは、長距離を運転するドライバーなどがトイレではなく車内でペットボトルに尿を入れて用を足し、そのペットボトルを道路脇や駐車場などに捨てられ散乱しているもの。実は、世間にはあまり知られていない問題です。
福島中央テレビでは福島県出身のタレント・鈴木文健さんが地域の人たちと交流しながらゴミ拾いして歩く企画『ブンケン歩いてゴミ拾いの旅』を夕方の情報番組で放送しています。その中で明らかになったのが、幹線道路沿いに大量の「おしっこペットボトル」が捨てられている現状です。調べると福島県内だけではなく、全国の幹線道路でも同様の問題が起きています。
これに対し、埼玉県の大学に通う伊藤浩樹さん(19)は「捨ててもバレないだろうという考えがあるから、多くの人が捨ててしまうのではないか」とモラルの低下が原因との意見を述べました。また、「Spread From Fukushima」の代表を務める紺野陽奈さん(19)は、大学で地域課題について学んだ経験から「ゴミが多く捨てられている場所では“自分も捨ててもいい”という心理が働いてしまう」と指摘し、負の連鎖を食い止めるためにゴミ拾い活動を広げていく必要性を述べました。
一方で、メタバース空間の参加者からは「愛知県でもおしっこペットボトルは多いです」「拾う人の気持ちを考えて欲しい」といったコメントが寄せられました。その課題解決に向け、大学4年生の髙橋邑弥さん(22)からは「捨てられない仕組み作りが必要」と指摘し、行政と連携したドライバーへの働きかけの必要性を述べました。モラルの問題だけではなく、大型トラックが駐車できるトイレ施設が少ないことなども課題で、解決に近づく道筋について真剣な議論が交わされました。
 

■地方から若者が減っていく!未来はどうなる?

この日議論したもう一つのテーマは「若者の地方離れ」についてです。この議題を提案したのは、立教大学で地域創生などについて学ぶ紺野陽奈さん(19)。学生コミュニティーに参加している多くは進学を機に地元を離れているとのこと。しかし、卒業後の進路でUターンして地元に戻る学生は決して多くはなく、地域社会の衰退につながることが懸念されています。
ことし大学に進学した学生たちの選択について尋ねてみると…
福島県内の大学に通う栁沼美咲さん(18)は「薬学部に通っているのですが、どこの大学を出ても結果的に薬剤師になれればそれでいいのかなと考えています」と話し、働く場所ではなく希望の職種になることが進学の目的だと話します。一方、首都圏の大学に通う玉井香菜さん(18)は「福島だけではなく、県外の魅力や地域の環境を自分自身で触れたいと思い県外の大学を選択した」と述べました。地元で学びを深めるか、県外に新たな発見を求めるか、大学の選択理由は人それぞれです。
若者たちが地方を離れる原因について総務省がまとめたデータをみてみると、人口流出の最も多い理由は「良質な雇用機会の不足」。つまり魅力的な仕事があるかどうかです。また、交通の便などのインフラや娯楽に物足りなさを感じ、地方を離れる決断に至る人も少なくないという調査結果となっています。

一方で、いわき市の高校3年生・手島美月さん(18)からは「来年から進学で地元を離れますが、進学する大学で地方について学べるので、いずれは大学を卒業して地元いわき市に貢献できる人材になりたい」との発言がありました。将来、地域に貢献するために学びの場を県外に求める決断もあるんです。同じく高校3年生の黒澤菜月さん(18)は「クラスの中でもたぶん8割9割ぐらいは県外に関心があるかな」と、多くの生徒が地元の外に目を向けている印象を抱いていると話しました。

議論を見守っていたアバターでの参加者からは「都市から地方を伝える働き方もありますよね」「地元以外の視点を知るのも大事」といった理解を示す意見が寄せられる中で、こんなコメントが…

「どんな福島になったら住み続けたいですか?」

この投げかけに対し、大学卒業後に地元の福島に戻る予定と話す高木勇輔さん(18)は「福島の魅力が若い人たちに伝われば、もっと福島に若い人たちが来てくれるのでは」と意見を述べました。ただ、実際に若者たちが地元を離れるきっかけの多くは、「進学」そして「就職」が占めています。地方と都会では「学校の選択肢」「働き口の数」「最低賃金」「インフラ」といった違いがあるのは確かです。
そうした中で、大学3年生の管井滉太さん(いわき市出身・20)からは、幼いころからデジタルに接してきたデジタルネイティブの世代だからこそ地方に貢献できるのではと話します。

「最近ではSNSによる影響を受けやすく、給料や待遇は首都圏の方が条件はいいっていうのはあります。しかし逆に、地方は地方で首都圏にはない強みが必ずあると思うので、SNSを通じて特に若者が中心となって、地方に住むことの楽しさやその本質を広げていけば、地方に興味を持ってくれる人は増えていくんじゃないかな」

1時間にわたる議論を経てメタバース空間の参加者からは「都市と地方を結んで、福島を盛り上げてほしい」といったコメントも寄せられました。この日司会を務めた直川貴博アナウンサーも「都市と地方がつながることで相乗効果が得られ、課題解決の打開策にもなるのでは」とコメント。将来の福島について参加した大学生の玉井香菜(18)さんは「改めて社会課題や、周りの意見を考えることができて良い機会になった」と振り返りました。

また、高校生の黒澤菜月さん(18)も「大学生の意見を聞く機会はあまりなかったので、今回は大学生の目線から具体的な解決策を考えているんだなと学びの多い貴重な時間になりました」と話し、学校とは違う学びが得られたようでした。
未来をより良くするために私たちはどうすればいいか。メタバースという空間でZ世代の若者たちが、志を同じくする同世代や関心を持って集まった人たちとつながった時間となりました。
Chu!Press編集部
福島中央テレビ・佐藤友和
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