【TOKIO-BA×ゴジてれ】船の模型がバーチャル空間に！最新技術を用いた木材加工でスピーディにパーツも完成！

Chu! PRESS

#船 (3件)

2023.08.26

TOKIOのメンバーが、これまでの経験を形にしたいと西郷村に設けたTOKIO-BA。そのTOKIO-BAとゴジてれのコラボプロジェクトは、森の中に船を造るというものだ。

前回、日大工学部の学生が作ってくれたのは、20分の1スケールの精巧な模型。そして現地調査を経て建築学科の修士2年、小原烈さんが進めてくれたのが…

CGソフトで船を設計

CG技術を駆使した船の設計だ。小原さんは、素早くかつ直感的に設計できるプログラムを独自に構築しているという、プロ顔負けの技術の持ち主。例えば、入力する数字を変えるだけで木材の厚さが一瞬で変わるため、書き直す手間が大幅に削減でき作業効率がぐんとアップする。

さらに、小野紗由利アナウンサーのために、もっとすごいものも用意してくれた！

森エリアを再現したバーチャル空間

船を置く予定の実際の森エリア

それが、現地調査で測った数値を基にしたバーチャル空間だ。木の位置や傾斜もすべて、ここにTOKIO-BAを再現！実際に船を置いた時のイメージがしやすいだけでなく、細かな課題を発見できるという利点もある。

1つの物を作るのに必要な、精密な作業の数々…それを小原さんは「モノづくりの面白いところでもあり、難しいところでもある」と楽しそうに話す。

CGソフトでの製図が得意な小原烈さん

国分さんをはじめ、多くの人に不安を抱かせた小野アナの完成予定図…それが日大工学部の協力により模型となり、CGでの設計図となり、ついにはバーチャル空間にまで出現！頼もしい助っ人たちと共に、次はいよいよ木材を加工するステップへ。

長年にわたって木と向き合い、技術を積み重ねてきた

船造りの最重要ポイントとなる木材加工を担ってくれるのは、創業して約80年になる郡山市の「オノツカ」。ここでは、イメージ通りに、かつ短い工期で木材を加工できる最新技術が使われている。

設計図を基にデータを修正&変換

これは、日大チームの設計図を基に作成したデータ。この3Dデータを入力するだけで、機械が自動で1mmの誤差もなく忠実にカットしてくれるという。

使う木材は「CLT=クロス・ラミネート・ティンバー」という、細長い板材を組み合わせて接着させたもの。ヨーロッパを中心に急速に普及している特殊なものだ。国内外を問わず活躍の場が増えていて、県内でも湯川村にある「道の駅あいづ湯川・会津坂下」や「郡山ヘアメイクカレッジ」で見ることができる。

実は身近な建物で目にしたことがあるかも!?

これらの建物の設計を手掛けた日大工学部の助教で一級建築士の高橋岳志さんによると、これまでコンクリートや鉄で作られてきた大きな建築が、CLTを使うと木造でもできるようになるという。さらに、組み立て固定するだけなので、工期がすごく短いという利点も。1つの建物で約1週間、今回の船だと1〜2日で組み立られるそうだ。

小野アナにはスタートボタンを押すという大事な仕事が任され、いよいよ加工へ！切る、削る、穴を開ける、溝を掘るなど、目的ごとに形の違う刃物が次々と木材の形を変えていく。自動で素早く作業が進む様子に、建築業界の卵たちも大興奮の様子！

最新技術により、あっという間に完成！

そして、わずか6分で1つのパーツが完成！人の力だと半日以上かかるかもしれない作業…そのスピードと精度の高さに、設計した小原さんも「凹み部分も、ちゃんとできてる！」と驚きながらもうれしそうな表情を浮かべた。

協力してくれるみなさんに見守られながら、いざ…！

しかし、最新技術を用いても、やはり人の手が必要な場所も。カンナなどを使ってとがっている角を滑らかにする「面取り」の作業だ。ここで失敗すると台無しになってしまうが、魂を込めていざ小野アナが挑戦！…責任重大ながらも「面取り」成功！

木材加工も無事終わり、次はいよいよTOKIO-BAでの組み立て作業へ。国分さんも再登場して、森の中でくい打ちに参加!?次回もお楽しみに！

Chu!PRESS編集部

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