背脂たっぷり！理想のしょうゆとの出会いから生まれた「皐月亭」の「郡山ブラック」

Chu! PRESS

2023.03.04

郡山市にあるご当地ラーメン、その名も「郡山ブラック」！見た目は黒いが、あっさりとした味が特徴のしょうゆラーメンだ。

スープが黒い！ブラックラーメン

今回も、リポーターの母心・関あつしにお供してくれるのは、郡山ブラックマニアの高田啓史さん。「郡山ブラック」を愛し続けて20年以上という高田さんによると、現在「郡山ブラック」を提供する店は市内に29軒。1年前に比べて、なんと7軒も増加した！

郡山ブラックマニアの高田啓史さん調べ

そこで、高田さんが特におすすめする「郡山ブラック」を紹介しよう。

2000年9月創業

2000年に創業した郡山市八山田西にある「愛と情熱のらーめん屋皐月亭」。コロナ禍で、冷凍ラーメンの自動販売機を東北でいち早く取り入れたお店だ。

2021年3月から導入

高田さんによるこの店のポイントは「愛と情熱の郡山ブラック」。

郡山ブラックマニアの推しポイント！

「郡山ブラック」にはめずらしい、たっぷりの背脂に、2種類のネギ。それがこちらの「郡山ブラックらーめん」だ。

皐月亭流の「郡山ブラック」

運ばれてきたラーメンを目の前にして、「いい香り…！」とニヤニヤが止まらない関。特有の香りもおいしさも「体が覚えている」から、早く食べたくてうずうず！

いざ、実食！即座に漏れ出る「うまい〜〜〜！」の声。

ずるずるずるっと勢いよく！

色は濃いが、あっさりとしたスープは格別！さらに、たっぷりの背脂による甘みが、しょうゆをマイルドにしてくれるという。

あふれ出る感情が凝縮された「おいしい」の一言

黒いスープに浮かぶ背脂はめずらしい

すると、おいしさに感激しながら食べ続ける関の傍らで、高田さんがあることに気づいた様子。

まるまる1個！うれしいサービス！

がぶっとかじりついて一言…「絶妙」

そう、煮卵！まるまる1個、ドドンとスープの上に鎮座。これがオプションじゃないとは、なんともうれしい。黄身の半熟具合も、絶妙なおいしさだ。

この店の「郡山ブラック」は、去年の秋に始めたばかり。店長の宮田晃成さんによると、常連さんからの「作って！」の一言がきっかけだったという。

きっかけは、常連さんからの一言

ラーメン屋を始めて23年。皐月亭流の「郡山ブラック」を生み出した背景には、昔から慣れ親しんだ味があった。それが、2002年に閉店した「ますや分店」の中華そば。番組で「郡山ブラック」の取材を進めると、多くの店が目標に掲げるというお店だ。郡山出身の宮田さんも、よく口にしていたという。

知る人ぞ知る名店「ますや分店」

番組がたどり着いた「郡山ブラック」のルーツ

さらに、理想のしょうゆとの出会いも「郡山ブラック」の誕生を後押しした。それが、愛知県の老舗醸造蔵の「傳右衛門」。3年寝かせて熟成させたこだわりの逸品で、とても高価なしょうゆだ。

720mlで2,268円（税込）

表現したいしょうゆの旨味やキリッとしたシャープさを出すには、「これが一番！出会っちゃった」と話す宮田さん。原価度外視のしょうゆを使った、まさに「店長の愛と情熱が詰まった郡山ブラック」と言えそうだ。

この話を聞いて、関も思わず本音が…笑。箸がさらに進む進む！

おいしいものは、さらにおいしく！

最初は限定的に提供していたこの「郡山ブラック」だが、どんどん人気が高まり「ぜひとも、レギュラー化を！」との要望が。そして、いまや誰もが味わえる一杯となった。

さらに、生姜がたっぷり入った「ジンジャーブラック」も人気だ。寒い時期にピッタリ！

生姜パワーで、さらにポカポカに！

「皐月亭」の「郡山ブラック」は、店の前にある自動販売機でも売っているので、自宅でも手軽に楽しめる。「ますや分店」にも影響を受けたこだわりの味は、ぜひとも口にしておきたい一杯だ。

※2023年2月取材当時の内容です。

Chu!PRESS編集部