会津の一部地域に受け継がれる「豆腐もち」。家庭でも簡単に作れちゃう！どこか懐かしさを感じる味

Chu! PRESS

2023.02.02

#会津四季もち

#豆腐もち

猪苗代湖の西部に位置する会津若松市湊町の「上馬渡（かみまわたり）夢農場」で、生産が最盛期を迎えているもの。

会津の農業を盛り上げる特定農業法人

それが、冬の風物詩「会津四季もち」。

この日も、おもち作りの達人であるお母さんたちが作業中

大豆やよもぎなど地元の食材を練り込んで「四季」を表現したもので、年末年始などの贈答品として全国に発送されている。

会津若松市湊町の町おこし品として生産

春は「草もち（よもぎ）」、夏は「しそもち」、秋は「そばもち」と「豆もち（黒豆）」、冬は「白もち」の5種類。訪れた小野アナは、こんがりと焼いた「豆もち」をいただくことに。

食欲を刺激する焼き色…最高！

びろ〜んと伸びるー！！

カリッとした豆の香ばしさが、ふわっと鼻に抜けて…四季折々の風味が楽しめるのが、その魅力。
「会津四季もち」は、福島県内の郵便局の「ふるさと小包」として、例年11月から1月末まで販売している。

一方、会津若松市でも湊町だけで作られてきた、ご当地もち料理「豆腐もち」の存在も見逃せない！
福島で生まれ育った小野アナだが、「豆腐もち」というネーミングは初耳！そこで、イメージイラストを描いてお母さんたちに見せてみると…

豆腐と豆腐の間におもちを挟んでいる図…

「違います」とバッサリ&大爆笑！！

おもち作りの達人、左から渡部さん、大腰さん、斎藤さん

おもち作りの達人のお母さんたちによると、小野アナのイラストは、豆腐でおもちを挟んだ「豆腐サンド」だそう笑。
実際の「豆腐もち」はこちら！

つぶして味付けした木綿豆腐に、おもちをからめたご当地もち

作り方を教えていただくと
1.熱した油を火からおろし、木綿豆腐を入れてつぶす
2.弱火にかけて、醤油と顆粒タイプの和風出汁を加える
3.つきたてのお餅をからめる

コツは、豆腐の形が残らないようにしっかりとつぶすことだけ。とても簡単！

「雪が積もっているみたい」とつぶやいた後、びよ〜んと食す！

豆腐のふんわり感に加わるやさしい味付け。この地域では、お正月や冠婚葬祭など、家族や親戚が集まる際に振る舞われる定番の味だ。
大豆の生産が盛んな湊町には、かつては豆腐屋がたくさんあったそう。その中で、余った豆腐をうまく食べられないか…と思案の末、生み出されたという話も。（諸説あり）

会津若松市の観光地「七日町通り」に面している

この「豆腐もち」、家庭だけでなくお店で味わうこともできる。
小野アナが次に向かったのは、会津若松市の観光地「七日町通り」にある「もちカフェなぬか町茶房結」。
こちらでは、会津地方で「つゆもち」と呼ばれるお雑煮とセットになった「豆腐もち御膳」が人気！

左手前が「つゆもち」、その右隣が「豆腐もち」

実家が豆腐屋だったという店主の齋藤さん。幼い頃から「豆腐もち」が大好きで、このおいしさを観光客にも味わってもらいたい、喜んでもらいたい、という思いで提供している。

選りすぐりの豆腐と独自のブレンドで作った「とうふ餅のたれ」も販売しているため、自宅でも湊町のご当地料理を堪能できる。

さまざまな会津のおもちがセットになった「結の和みセット」も販売

そして、「豆腐もち」を使ったオリジナルメニュー「豆腐もちのグラタン」も！

和の豆腐と、洋のチーズのコラボ

冬のメニューを検討している際に思いついたという、齋藤さんの自信作！ベーコンやチーズの塩味がおもちにからみあって、箸がどんどん進んでしまうおいしさがここにある。

おもちのびろ〜んに、チーズのびろ〜んも加わって

いろいろな会津のおもちを食べ尽くしてきた小野アナも、「後引くおいしさ！」とにっこり笑顔に。

初めて口にする人も、どこか懐かしく感じてしまう「豆腐もち」。ご当地で受け継がれる味を、お店でも家庭でも試してみたい。

Chu!PRESS編集部

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