Chu! PRESS
#中テレクリスマスドリーム (2件)
学生の頃、友人にアフリカにおける支援活動の公開講座を受講した話をしたら、「私は毎日自分の身の回りのことを考えるだけで精一杯だから、そんなに遠い国のことを考えるのは難しいなぁ」と言われたことがあります。
確かに、「国際協力」「アフリカ支援」「NGO」などという言葉を目の前にすると、言葉が少し壮大すぎるからか、私の友人のように「なんだか難しいような気がする」とシャットアウトする人は多いのかもしれません。
そんな中、コーヒー1杯で気軽にアフリカを支援する取り組みが行われていると聞き、取材してみました。
その「アフリカ支援プロジェクト」は、郡山市のスペシャルティコーヒー専門店・富久栄珈琲と「中テレクリスマスドリーム」がコラボレーションして行われている取り組み。12月25日まで、富久栄珈琲で対象商品を購入すると、その売り上げの一部が、アフリカ・ルワンダの子供たちの衣料品に使われるそうです。
スペシャルティコーヒーとは、「生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別、そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ないもの(富久栄珈琲Webページより引用)」のことで、富久栄珈琲の店頭には香り高く、高品質なコーヒー豆やドリンクが並びます。
そのコーヒー豆の取引先のひとつが、ルワンダ。
アフリカのコーヒー豆といえば、タンザニアの「キリマンジャロコーヒー」が有名ですが、実はそのお隣に位置するルワンダも、質が高くとてもおいしいコーヒー豆を生産しているそうです。
ルワンダ共和国は、東アフリカに位置する人口約1295万人(福島県の人口のおよそ7倍)の小さな国。面積も四国の1.5倍ほどです。
郡山からルワンダへ行こうとすると、羽田空港まで約2時間、東京からドイツ、ベルギーなどで乗り換えて(早くて)26時間。飛行機に乗る手続きなどを考えると、早くても移動だけで1日半かかってしまう、とにかく遠い国です。
1994年頃、フツ族とツチ族の内戦があり、ルワンダの大虐殺で約3か月で100万人近くの人が命を落としたと言われています。しかしそんな悲しい歴史を乗り越え、現在は治安もよく、「アフリカの奇跡」と呼ばれるほど著しい経済成長を遂げているそうです。
富久栄珈琲の中島社長は、「震災のあとルワンダへ行ったとき、現地の皆さんが、福島は大丈夫かととても心配してくれました。みんな本当にやさしい人ばかりです。コーヒーの生産を通して彼らは単に利益を追求するだけではなく、維持費がかかるとわかっていても幼稚園を作るなど、社会活動を通して全体の生活水準をあげようと地域全体に還元していることに感銘を受けました。」と話します。
一方で、今もなお多くの人が貧困と共に生活しているとのことで、ルワンダから送られてきた小学校の写真には、制服を買うことが出来ない子供たちや、穴があいた服を着ている子供たちが写っていたそうです。
そんなルワンダの子供たちに少しでもきちんとした服をプレゼントしたいという思いで、今回のプロジェクトが実現しました。
中島社長は、「コーヒーは、ほっと一息つきたいとか、ちょっと幸せになろうとか、そういうスイッチみたいな役割をしていると思う。このプロジェクトを通して、生産者の人達にも幸せになってもらい、かつお客さんにもおいしいものを飲んでもらい、アフリカと日本で幸せをつなぐきっかけになったら嬉しい」と話します。
私も実際に店舗へ足を運び、1杯ドリンクを購入してみました。
オーダーしたのは「アイスミルクカカオティー」。
自家焙煎のカカオ豆を包んでいる薄い皮・カカオハスクを抽出したミルクティーです。
甘すぎることもなく、それでいてカカオらしい香りも楽しめる、ココアとコーヒーのいいとこ取りな1杯でした。店員さんによると、美肌効果やリラックス効果もあるとのこと。一石二鳥だ…と一人で訪れたことを忘れ、思わずニンマリしてしまいます。
そして、カップをよく見ると、今回のプロジェクトのオリジナルステッカーが貼ってあります。
このシールが貼ってある商品が対象商品。ドリンクだけではなく、ソフトクリームなども対象になっているそうです。
コーヒーを飲んでハッピーになり、自分が行ったことのない遠い国で見知らぬ誰かもハッピーになっている。
それって考えてみるとちょっぴり不思議で、心がポッとあったかくなる体験でした。
やっぱり、アフリカ支援と言われると、どこかで"私のような1人の人間ができることなんて微々たるものだし、そんなたいそうなことは出来っこないな"なんて身構えてしまうかもしれません。
でも、こんな風に気軽にコーヒーを飲んで、いつものコーヒーを作っている生産者の皆さんにちょっとだけ思いを寄せる。本当に些細なことだけれど、それだけで、ここから小さな幸せのリレーがはじまった気がして、素敵な取り組みだなぁと、寒空の下、空っぽのカップを見つめながら思いました。
Chu!PRESS編集部 かなごん
中テレクリスマスドリーム「アフリカ支援プロジェクト」は今月25日まで開催中。
【参考サイト】富久栄珈琲公式Webサイト http://www.fukuei-coffee.jp/
確かに、「国際協力」「アフリカ支援」「NGO」などという言葉を目の前にすると、言葉が少し壮大すぎるからか、私の友人のように「なんだか難しいような気がする」とシャットアウトする人は多いのかもしれません。
そんな中、コーヒー1杯で気軽にアフリカを支援する取り組みが行われていると聞き、取材してみました。
その「アフリカ支援プロジェクト」は、郡山市のスペシャルティコーヒー専門店・富久栄珈琲と「中テレクリスマスドリーム」がコラボレーションして行われている取り組み。12月25日まで、富久栄珈琲で対象商品を購入すると、その売り上げの一部が、アフリカ・ルワンダの子供たちの衣料品に使われるそうです。
スペシャルティコーヒーとは、「生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別、そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ないもの(富久栄珈琲Webページより引用)」のことで、富久栄珈琲の店頭には香り高く、高品質なコーヒー豆やドリンクが並びます。
そのコーヒー豆の取引先のひとつが、ルワンダ。
アフリカのコーヒー豆といえば、タンザニアの「キリマンジャロコーヒー」が有名ですが、実はそのお隣に位置するルワンダも、質が高くとてもおいしいコーヒー豆を生産しているそうです。
ルワンダ共和国は、東アフリカに位置する人口約1295万人(福島県の人口のおよそ7倍)の小さな国。面積も四国の1.5倍ほどです。
郡山からルワンダへ行こうとすると、羽田空港まで約2時間、東京からドイツ、ベルギーなどで乗り換えて(早くて)26時間。飛行機に乗る手続きなどを考えると、早くても移動だけで1日半かかってしまう、とにかく遠い国です。
1994年頃、フツ族とツチ族の内戦があり、ルワンダの大虐殺で約3か月で100万人近くの人が命を落としたと言われています。しかしそんな悲しい歴史を乗り越え、現在は治安もよく、「アフリカの奇跡」と呼ばれるほど著しい経済成長を遂げているそうです。
富久栄珈琲の中島社長は、「震災のあとルワンダへ行ったとき、現地の皆さんが、福島は大丈夫かととても心配してくれました。みんな本当にやさしい人ばかりです。コーヒーの生産を通して彼らは単に利益を追求するだけではなく、維持費がかかるとわかっていても幼稚園を作るなど、社会活動を通して全体の生活水準をあげようと地域全体に還元していることに感銘を受けました。」と話します。
一方で、今もなお多くの人が貧困と共に生活しているとのことで、ルワンダから送られてきた小学校の写真には、制服を買うことが出来ない子供たちや、穴があいた服を着ている子供たちが写っていたそうです。
そんなルワンダの子供たちに少しでもきちんとした服をプレゼントしたいという思いで、今回のプロジェクトが実現しました。
中島社長は、「コーヒーは、ほっと一息つきたいとか、ちょっと幸せになろうとか、そういうスイッチみたいな役割をしていると思う。このプロジェクトを通して、生産者の人達にも幸せになってもらい、かつお客さんにもおいしいものを飲んでもらい、アフリカと日本で幸せをつなぐきっかけになったら嬉しい」と話します。
私も実際に店舗へ足を運び、1杯ドリンクを購入してみました。
オーダーしたのは「アイスミルクカカオティー」。
自家焙煎のカカオ豆を包んでいる薄い皮・カカオハスクを抽出したミルクティーです。
甘すぎることもなく、それでいてカカオらしい香りも楽しめる、ココアとコーヒーのいいとこ取りな1杯でした。店員さんによると、美肌効果やリラックス効果もあるとのこと。一石二鳥だ…と一人で訪れたことを忘れ、思わずニンマリしてしまいます。
そして、カップをよく見ると、今回のプロジェクトのオリジナルステッカーが貼ってあります。
このシールが貼ってある商品が対象商品。ドリンクだけではなく、ソフトクリームなども対象になっているそうです。
コーヒーを飲んでハッピーになり、自分が行ったことのない遠い国で見知らぬ誰かもハッピーになっている。
それって考えてみるとちょっぴり不思議で、心がポッとあったかくなる体験でした。
やっぱり、アフリカ支援と言われると、どこかで"私のような1人の人間ができることなんて微々たるものだし、そんなたいそうなことは出来っこないな"なんて身構えてしまうかもしれません。
でも、こんな風に気軽にコーヒーを飲んで、いつものコーヒーを作っている生産者の皆さんにちょっとだけ思いを寄せる。本当に些細なことだけれど、それだけで、ここから小さな幸せのリレーがはじまった気がして、素敵な取り組みだなぁと、寒空の下、空っぽのカップを見つめながら思いました。
Chu!PRESS編集部 かなごん
中テレクリスマスドリーム「アフリカ支援プロジェクト」は今月25日まで開催中。
【参考サイト】富久栄珈琲公式Webサイト http://www.fukuei-coffee.jp/
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