全国で豪雨災害が相次ぐ中、命を守る備えとは?災害時にとるべき行動は? 東日本台風の浸水被害経験者と一緒に考える|Chu! PRESS|福島中央テレビ
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2021.06.21

全国で豪雨災害が相次ぐ中、命を守る備えとは?災害時にとるべき行動は? 東日本台風の浸水被害経験者と一緒に考える

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全国で豪雨災害が相次ぐ中、命を守る備えとは?災害時にとるべき行動は? 東日本台風の浸水被害経験者と一緒に考える

2019年10月の東日本台風(台風19号)で、福島県内では32人が亡くなったほか、全壊1470棟・半壊12311棟の住宅被害が発生した。

また国や県管理の24河川で堤防が壊れたほか、4万戸以上で停電、7万戸以上で断水も発生した。(2021年6月現在 福島県調べ)
 

県内を拠点に活動するバンド「ひとりぼっち秀吉BAND」のボーカル・ひとりぼっち秀吉さん、ドラムのヨギさんは、東日本台風で郡山市にある自宅が被害を受けた。
 

秀吉さんは、その時の経験について、「両親に避難を促したが、なかなか応じてくれず、2階に移動させた。その時は心配で心配で仕方なかった。」と振り返る。
 
「僕が避難を判断したところで、家族それぞれの判断があって、それを覆すことができなかった…」

秀吉さんの自宅は1階が浸水被害を受けたものの、幸い2階に避難した両親は無事だった。
 
防災士の藁谷俊史さんは、「避難を呼掛ける側もどこまで無理強いをすればいいのか、自分が一緒に残ることで自分も被害を受けるかもしれない。そのせめぎあいに非常に神経を使う。大雨が降る前に、災害が起こる前に、どうすればいいのか話し合っておいてほしい」と話す。
 
福島県が東日本台風の後行ったアンケートによると、被災した13000世帯のうち、「避難しなかった」のは38.1%だった。
 
避難しなかったと答えた人はその理由について、「自分が被害にあうとは思わなかった。」「いざとなれば2階に逃げればよい。」「過去の水害の範囲に収まると思った。」などと回答している。




2階建てアパートに住む「ひとりぼっち秀吉BAND」のヨギさんは、東日本台風の当時、身の危険を感じ家族とともに避難をしたが、アパートの1階部分が水没、自分の家に入れたのが台風から2日後だったという。
 
「2階に逃げればいいと思ったという考えでは、もし命が助かったとしてもライフラインが寸断され命の危険が伴う。できれば自宅のある場所のハザードマップを確認してほしい」とヨギさんは訴える。
 
防災士の藁谷俊史さんは、「自然災害は自分の考えた以上のことが起こる。まずは自分の命を守るために避難してほしい。台風であれば5日前から情報があるので誰かに促されるのでなくじぶんごととして考え、早め早めに行動をとってほしい」と話す。
 
「命を守る情報」 どこでどのように受け取ればいいのかー。


まず災害対策基本法の改正によって大きく変わった「大雨警戒レベル」はどう見たらよいのか。
 
防災士の藁谷俊史さんは、「レベル4のうちに避難を!」と呼びかける。

また、「避難所に行くだけが避難ではない。親戚やホテル・旅館、難を逃れるという意識を持ってほしい。」と話す。


命を落とさないために、レベル4の「避難指示」のうちに避難を終えることが求められる。
 
迫った危機情報を正しく受け取るにはー。


是非参考にしてほしいのが、国土交通省が運営する「重ねるハザードマップ」。

https://disaportal.gsi.go.jp/index.html
 
住んでいる地域の被害を想定したハザードマップで、「洪水」「土砂災害」「高潮」など複数の災害を重ねて確認することができる。
 
地図をクリックすると浸水の深さなども出てくるので事前の確認しておくといい。

このほか、危険度分布を示した気象庁の「キキクル」も便利。

https://www.jma.go.jp/bosai/#pattern=rain_level
 
豪雨が襲った際は、危険度に応じて色が変わり、住んでいる市町村に土砂災害警戒情報が出された時に、どこが警戒すべきかすぐにわかるというもの。

気象情報とセットで確認すると良い。
 
東日本台風当時の危険度分布
東日本台風当時の危険度分布
このほか国土交通省の「川の防災情報」も役立ててほしい。

https://www.river.go.jp/index
 
住んでいる街の河川の水位を確認でき、黄色の線の基準に達したら避難が必要というもの。
東日本台風では雨が止んだ後に時間差で川が氾濫した。
氾濫危険水位に達したら即座に避難行動に移してほしい。


豪雨災害が他の災害と異なるのは、事前に想定できる、ということ。
この記事をご覧いただいた皆さんも大事な人の命を失うことのないようこれらの情報を役立ててほしい。


Chu!PRESS編集部
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