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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Aizuwakamatsu City 1
 『ゴジてれChu!』木曜恒例「ぶらカメ」のコーナー、今回は会津若松市にお邪魔しました。実は「ぶらカメ」を担当して4年半、そのリポーターとして私が会津若松市に訪れるのは初めて! ロケ日は9月30日、衣替え前の今年最後の半袖姿で、小さい秋ならぬ小さい出会いを積み重ねていきたいと思います。
飯森山を望む。手前の木は紅葉が始まっている。
飯盛山を望む。手前の木は紅葉が始まっている。
白虎隊士が眠る。
白虎隊士が眠る。
 会津若松市と言えば、言わずと知れた会津の中心地、鶴ヶ城のある自治体です。戊辰戦争の悲劇、白虎隊が自刃したのは、この飯盛山(いいもりやま)から見えた鶴ヶ城の城下町の火事を、落城と見間違えての事。その飯盛山に行ってみると、外国人観光客が来ていました。
白虎隊士像が望む先には…
白虎隊士像が望む先には…
鶴ヶ城天守閣が(ポールの奥に)見える。白虎隊士はこの周囲の火事を落城と思ってしまった。
鶴ヶ城天守閣が(ポールの奥に)見える。白虎隊士はこの周囲の火事を落城と思ってしまった。
 アメリカから来たこちらの2人は、アメリカよりも長い歴史のある日本に興味があって、その1か所として会津を訪れたとの事で、白虎隊の歴史は非常に心に残ったとの事。また日本の食事も楽しんでいるそうで、魚にラーメンに寿司等、印象に残った料理も次々に口をついて出てきます。
アメリカから半月以上のバカンスで来日。
アメリカから半月以上のバカンスで来日。
会津の歴史も食事も堪能。
会津の歴史も食事も堪能。
 私のアメリカ人へのインタビューは片言英語だったのですが、その外国人観光客をガイドしている方は、流暢な英語とスペイン語のトリリンガル。

「白虎隊や会津の歴史のファンなんです。」

と熱く歴史を説いていました。
ガイドの方は英語もスペイン語も堪能。
ガイドの方は英語もスペイン語も堪能。
英語圏とスペイン語圏の方に、交互に会津の歴史を熱く案内。
英語圏とスペイン語圏の方に、交互に会津の歴史を熱く案内。
 飯盛山と言いますと、私は千葉出身なので、中学時代に修学旅行で来たのを覚えています。日光~会津若松~裏磐梯を回るコースで、飯盛山を見て、男子の多くは白虎隊の木刀を買って、夜は宿でチャンバラです(今でも実家の納戸に当時の白虎刀が残っています)。
飯森山は、中学時代の思い出の地。
飯盛山は、中学時代の思い出の地。
この階段を皆で上っていった記憶が…。
この階段を皆で上っていった記憶が…。
 飯盛山にはこの長い階段を上るのが厳しいという方用に、動く坂道が有料であります。私が中学の頃にはこんな動く歩道みたいなものは無かったなぁ…なんて顔出しリポートをしていると、その動く坂道で働く方が

「徳光さ~ん!」

と声を掛けて下さいます。「ぶらカメ」を見て下さっているそうで、有難う御座います。 
今は階段脇に、動く坂道が(有料)。
今は階段脇に、動く坂道が(有料)。
声を掛けて下さった、坂道の切符売り場の方。
声を掛けて下さった、坂道の切符売り場の方。
 で、動く坂道がいつ頃出来たのか伺うと

「昭和39(1964)年竣工で、昭和40年には動いていた筈ですね。」

 えっ!? 私が修学旅行に来たのは昭和55年か56年なんですが…。

「その頃は、ありましたよ。」
動く坂道に関して、衝撃の?事実を話す女性。
動く坂道に関して、衝撃の?事実を話す女性。
昭和39年竣工の看板が立つ、昔の動く坂道の写真。
昭和39年竣工の看板が立つ、昔の動く坂道の写真。
 何と⁉ 私は何を見ていたのでしょうか。それを聞いてディレクターはにやにやしながら撮影しているし、嗚呼人の記憶とはかくも曖昧なものか。確かに切符売り場には嘗ての動く坂道の写真が残っています。

「昔は屋根が無くて、もっと奥からの急勾配だったんです。でも改装する時に、緩やかな長めの坂道に変更したんです。」
こちらが今の動く坂道。
こちらが今の動く坂道。
写真を見ると、昔はもう少し奥に坂道の乗り口があった。
写真を見ると、昔はもう少し奥に坂道の乗り口があった。
 …私が修学旅行で来たのは改装していた時だった可能性が0ではありません。が、動く坂道そのものは私の生まれる前に誕生していたのでした。

 その切符売り場には、昔の動く坂道の写真以外にも、ちょっと面白いものが飾ってあります。
なかなかに急な勾配だったのが、貴重な写真で分かる。
なかなかに急な勾配だったのが、貴重な写真で分かる。
切符売り場の窓に、絵葉書のような温かみのある絵が。
切符売り場の窓に、絵葉書のような温かみのある絵が。
「こちらの絵葉書のようなものは、長らく添乗員をやっている方が描いてくださったんです。」

 会津を何十年も案内している方が、訪れたところを数枚ずつ絵にして持ってきてくださるそう。

「お客さんからは、『これ販売していないの?』と言われます。」
添乗員の方が描いた絵を飾っていると教えて下さる男性。
添乗員の方が描いた絵を飾っていると教えて下さる男性。
お客さんに売り物か聞かれる事も。
お客さんに売り物か聞かれる事も。
 更には、モノクロ写真のような素敵な似顔絵が。勿論題材は、戊辰戦争で戦った新島八重をモデルにした大河ドラマ『八重の桜』の主人公、八重を演じた綾瀬はるかさんと、その母を演じた風吹ジュンさんです。

「別に仕事をお持ちの方が、趣味で描いて持ってきてくださったんです。」
こちらには、リアルな似顔絵が!
こちらには、リアルな似顔絵が!
別に仕事を持っている方が、趣味で描いているそう。
別に仕事を持っている方が、趣味で描いているそう。
 因みに動く坂道の途中にも同じ方が描いた似顔絵が貼ってあるというので乗ってみると、八重の幼少期を演じた鈴木梨央さん、
動く坂道にも、似顔絵があると教えて下さった。
動く坂道にも、似顔絵があると教えて下さった。
りおっちだ~♪
りおっちだ~♪
兄・覚馬を演じた西島秀俊さんや、西郷頼母を演じた福島県出身・西田敏行さんなどの絵が右手に次々と現れるのですが、
西島さん、格好良いぜ!
西島さん、格好良いぜ!
福島が誇る名優・西田さんの絵も。
福島が誇る名優・西田さんの絵も。
カメラでシャッターを切るには意外に動く坂道が速い! 最後はちょっとずれてしまいました。
凛々しい八重さん。戦いに臨む。
凛々しい八重さん。戦いに臨む。
風吹さん、ごめんなさい。
風吹さん、ごめんなさい。
 尚こちらの飯盛山のお土産店では今でも白虎刀が売られていて、人気は今も根強いものがあります(実は白虎刀などをはじめ、観光地の国産木刀の多くは会津若松産なんですよ。詳しくは、こちらをクリック)。
売店の方にも声を掛けて頂いた。
売店の方にも声を掛けて頂いた。
白虎刀は、昔も今も飯森山名物土産の一つ。
白虎刀は、昔も今も飯盛山名物土産の一つ。
「こういうのも、売っているんですよ。」

と見せて下さったのは、柄が白虎刀風なんですが実は傘! ボタンを押すと開くワンタッチタイプですし、何といっても柄が特徴的なので持っていても滑りにくく、ほかの人の傘と間違われにくい!!…かも知れません。
店の入り口には、白虎刀と見せかけて…
店の入り口には、白虎刀と見せかけて…
傘も。実用的だから、突然の雨の際にも嬉しいかも。
傘も。実用的だから、突然の雨の際にも嬉しいかも。
 飯盛山はこの長い階段を上っていく印象が強く、実際ここから訪れる方もいらっしゃるでしょうが、脇道から行くと「飯盛山本参道」とあり、この鳥居をくぐって厳島神社を拝み、
飯森山というと、この長い階段の参道を思い浮かべる方も多い筈。
飯盛山というと、この長い階段の参道を思い浮かべる方も多い筈。
実はすぐ脇に旧参道があり、厳島神社経由で行く道も。
実はすぐ脇に旧参道があり、厳島神社経由で行く道も。
更に右手の階段を上ると国の重要文化財「会津さざえ堂」という、上り階段と下り階段が別回廊で上る人と下る人がすれ違わない珍しい造りのお堂があり、そのお堂の先を暫く行くと、長い階段の脇に出ます。
厳島神社右手の階段の先には、
厳島神社右手の階段の先には、
会津さざえ堂が。
会津さざえ堂が。
 実は我々は最初こちらから飯盛山に入ったので、上る坂道等の取材は下った後だった、という訳です。ただどちらにしても、飯盛山へはあの長い階段の分だけ上らなければならないのは同じですので、上りの歩きを減らしたい方は「動く坂道」を使うのが便利です。(つづく)
会津さざえ堂から入ってくると、今の参道のこの辺りに出てくる。
会津さざえ堂から入ってくると、今の参道のこの辺りに出てくる。
動く坂道は中学生以上が250円、小学生が150円。
動く坂道は中学生以上が250円、小学生が150円。
 町をぶらぶらしていると、マラソン大会の幟が並ぶ道に出ます。コース下見を兼ねて走る人も見られます。近くの公園には、明らかにランナーと思われる皆さんが! 元気で明るい皆さんでした。

その2「82歳ランナーが走り続ける意外な理由 &仲良し姉妹のぶっちゃけトーク」は、こちらをクリック。
町中にマラソン大会の幟が。
町中にマラソン大会の幟が。
この後、楽しい会話も。
この後、楽しい会話も。
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