2023.07.13
with a camera in Yamatsuri Town 1
『ゴジてれChu!』木曜恒例「ぶらカメ」のコーナー、今回は矢祭町(やまつりまち)に行って来ました。
「ぶらカメ」は2019年4月から担当して4年余になりますが、実は矢祭町に私が「ぶらカメ」で行くのは初めてです。嘗ては行く市町村を抽選制にしていた時期や、新型コロナの影響でロケを休んでいた時期もあったとは言え、まだ巡り会っていなかったんですね。個人的に行ったり、別の取材でお邪魔したりした事はあったのですが、人口5300人余(今年3月現在)、面積約118平方キロ、県最南端の自治体でどんな出会いがあるでしょうか。
「ぶらカメ」は2019年4月から担当して4年余になりますが、実は矢祭町に私が「ぶらカメ」で行くのは初めてです。嘗ては行く市町村を抽選制にしていた時期や、新型コロナの影響でロケを休んでいた時期もあったとは言え、まだ巡り会っていなかったんですね。個人的に行ったり、別の取材でお邪魔したりした事はあったのですが、人口5300人余(今年3月現在)、面積約118平方キロ、県最南端の自治体でどんな出会いがあるでしょうか。
矢祭町は福島県最南端の町。 | 米のほか、こんにゃくやゆずも特産。 |
町内をぶらぶらしていると、こんもりした緑が幾つもある場所が目に入りました。家の方に聞いてみると、
こんもりした緑の植物が植えられている。 | もこもこと良い具合に生長している。 |
「コキアですね。」
コキアとは箒木・箒草とも言って、枯れた後は箒にもなり、実(種)はとんぶりという秋田の郷土料理の材料にも使われます。
「元々は畑で、母がビニールハウスでトマトなどを栽培していたのですが、道路の拡張で一部が道路になる事から、ハウスを壊してその後にコキアを植えたんです。」
コキアとは箒木・箒草とも言って、枯れた後は箒にもなり、実(種)はとんぶりという秋田の郷土料理の材料にも使われます。
「元々は畑で、母がビニールハウスでトマトなどを栽培していたのですが、道路の拡張で一部が道路になる事から、ハウスを壊してその後にコキアを植えたんです。」
家の方が「コキア」だと教えて下さった。 | お母さんが畑だった所に植えたと言う。 |
そのお母さん(お姑さん)は70代で午前中は仕事、午後は農作業をする元気な方で、お母さんの育てたトマトやジャガイモが美味しいそうです。
「母は作る人、私は食べる人。」
と笑います。
「母は作る人、私は食べる人。」
と笑います。
お母さんはエネルギッシュで、育てる野菜も美味しいそう。 | このコキアを植えたお母さんは、どんな方なのだろう。 |
お昼に帰ってくるとの事で、どうしてコキアを植えようと思ったのか、後程聞いてみる事にします。
因みに町のお勧めを聞いてみると、
「“おさかなや”さんが美味しいんじゃないかしら。」
「何ていうお魚屋さんですか?」
「“おさかなや”さんって言う“おさかなや”さん。」
ストレートな店名ですね。直球勝負が素敵です。昼食はそこで決まりですね。
さて矢祭町は、北から南へ久慈川(くじがわ)が流れ、そこに沿うように国道118号やJR水郡線(すいぐんせん・“水”戸と“郡”山を結ぶ)が通っています。
因みに町のお勧めを聞いてみると、
「“おさかなや”さんが美味しいんじゃないかしら。」
「何ていうお魚屋さんですか?」
「“おさかなや”さんって言う“おさかなや”さん。」
ストレートな店名ですね。直球勝負が素敵です。昼食はそこで決まりですね。
さて矢祭町は、北から南へ久慈川(くじがわ)が流れ、そこに沿うように国道118号やJR水郡線(すいぐんせん・“水”戸と“郡”山を結ぶ)が通っています。
お母さんの帰宅に合わせて、再度お邪魔する事に。 | 矢祭山公園を背負うように、矢祭山駅がある。 |
JR矢祭山(やまつりやま)駅からは「あゆのつり橋」で久慈川を渡り、矢祭山の中の遊歩道へと行けます。久慈川はアユの釣れる川としても有名で、この日も釣りを楽しむ人の姿が見られました。
緑の中に赤く映えるのが、「あゆのつり橋」。 | 久慈川には釣り人が。 |
遊歩道の先には滝があるので、涼を求めて行ってみましょう!
遊歩道に入ると沢沿いの木陰で気温が一気に下がり、足元や両脇にせり立つ岩も苔むしています。
遊歩道に入ると沢沿いの木陰で気温が一気に下がり、足元や両脇にせり立つ岩も苔むしています。
滝への繋がる遊歩道。隣には沢の清流が…。 | 緑に覆われ、苔むしている所も…。 |
その遊歩道沿いには幾つもの石像があり、頭を良く撫でると願いが叶うという「おりこうさん」や、
遊歩道には、ほっこりする石像も点在。 | 石像「おりこうさん」(手前)。私は頭を撫でて「良い出会いがあるよう」お願いした。 |
志望校の名を5回唱える等すると合格すると言う「合格さん」などの石像が、散策の楽しみを増やしてくれます。
更に進むと… | 石像「合格さん」。柔和なお顔だ。 |
撮影しながらゆっくり行って10分~15分でしょうか、
こちらの石像は、帰りでないと(若しくは振り返って見ないと)分かりづらい。 | 木陰がこの苔を生み出している。 |
水音が一層大きくなり、滝が見えてきました。
進むにつれて水音が大きくなり… | 奥に滝が姿を現す。 |
落差10mの「夢想滝」です。
上の岩場が、こちらに倒れ込んでくるのではと思えるくらい大きくせり出すような形をしています。
上の岩場が、こちらに倒れ込んでくるのではと思えるくらい大きくせり出すような形をしています。
夢想滝の全景(落差10m)。この上には… | こちらに迫るような大きな岩が! |
滝の上3分の1位の所に少し段差があり、そこから滝つぼへ一気に水が流れ落ちます。水の落ちる辺りの岩肌が黒いのに比べて、周りの岩肌が茶色いのも一層滝を引き立てます。
夢想滝の上部。 | 下部。黒いのは水がかかるからなのか。 |
この日は蒸し暑かったのですが、この遊歩道と滝の側は涼を楽しめます。矢祭町に来た際は、立ち寄ってみたいスポットの一つです。(つづく)
滝つぼから溢れた水が、遊歩道の沢を流れる。 | 涼を感じるにはお勧め。 |
町内をぶらぶらしていると、赤い短冊状の布を立ててある田んぼがあります。「ロミ」と書いてあるような、そうでないような…。近くで作業をしている方に聞いてみます。
その2「稲を育てるご夫婦の共通点は? 子ども達からやりがいを感じる」はこちらをクリック。
その2「稲を育てるご夫婦の共通点は? 子ども達からやりがいを感じる」はこちらをクリック。
赤に白字で「ロミ」? | 人の好さそうなご夫婦にお話を…。 |
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