2022.04.07
with a camera in Miharu Town 2
路地の裏を行くと桜川が流れ、蔵が幾つも残っています。その蔵を生かした、町の歴史や民俗を感じられる展示館もあります。
「ここ、面白そうじゃないですか?」
小野アナが興味を持ったのが、こちらの三春町郷土人形館です。
「ここ、面白そうじゃないですか?」
小野アナが興味を持ったのが、こちらの三春町郷土人形館です。
桜川が流れる街中…。 |
蔵を活用した人形館が…。 |
今回は特別に許可を得て撮影させて頂きましたが、片方は江戸・片方は明治に建てられたとも言われる蔵2棟の中に、東北地方の郷土玩具等が展示されています。
小野アナ、三春張子人形に感化される?
小野アナ、三春張子人形に感化される?
東北の貴重な郷土玩具が残されている。 |
右後ろの張子人形のポーズにそっくり? |
そして象に人が乗った張子を見て、なぜか拝みたくなる気持ちになったそうです。
そのほかにも三春駒(木製馬型玩具)や三春だるま、こけし等がずらっと並んでいます。東北地方の民芸品や玩具の種類の豊富さが伝わってきて、見応えがありますよ。
入場は大人200円で、本来は館内撮影不可です。
そのほかにも三春駒(木製馬型玩具)や三春だるま、こけし等がずらっと並んでいます。東北地方の民芸品や玩具の種類の豊富さが伝わってきて、見応えがありますよ。
入場は大人200円で、本来は館内撮影不可です。
象使いと象の人形を見て、なぜか拝む小野アナ。 |
…私には感じられない何かを感じたらしい。 |
そして蔵は人形館以外にも、色々な“場”としても使われています。こちらは地元の方にお勧めされた、蔵に開店したカフェ、その名も「カフェーブリキイヌ」です。面白いネーミングですね。
こちらは移築した蔵がカフェに! |
店名のデザインがお洒落。 |
なかなかデザインも凝っています。「ぶらカメ」はアポ無し旅ですので、いつも私らがやっている撮影交渉は小野アナの担当です。
程なく快諾を頂きましたので、早速中へ入りましょう。
程なく快諾を頂きましたので、早速中へ入りましょう。
こちらは別パターン。 |
小野アナが取材交渉、OK頂きました。 |
入口すぐそばには…あああ、失敗!この写真だと縮尺が全然分かりませんが、可愛い十数センチサイズの食品サンプルが並んでいます。店内は1階席と2階席があって、それぞれに昔懐かしい電化製品や玩具等が並んでいます。小野アナ、写真を撮りながら聞いてきます。
「徳光さん家も、昔はこういうテレビだったんですか?」
「そう、昔はUHF(極超短波。昔のテレビはVHF=超短波を使った放送局とUHFを使った放送局に分かれていた)のチャンネルは、ラジオのチューナー…って言っても分からないか。丸い部分を回してぴたりとチャンネル(周波数)を合わせないと、見られなかったんだ。」
「…う~ん、よく分からないです。」
「徳光さん家も、昔はこういうテレビだったんですか?」
「そう、昔はUHF(極超短波。昔のテレビはVHF=超短波を使った放送局とUHFを使った放送局に分かれていた)のチャンネルは、ラジオのチューナー…って言っても分からないか。丸い部分を回してぴたりとチャンネル(周波数)を合わせないと、見られなかったんだ。」
「…う~ん、よく分からないです。」
可愛いサイズの食品サンプルが(実はこれらが店お勧めメニューだったりする)。 |
ブラウン管時代のテレビも…。 |
今はラジオもデジタルが主流ですものね。でもテレビもラジオも昔はつまみを回して周波数に合わせるアナログなやり方をするのがオーソドックスだったのです。
程なくして、カフェーの店主に会う事が出来ました。そしてカフェーの意外な誕生理由を伺います。
程なくして、カフェーの店主に会う事が出来ました。そしてカフェーの意外な誕生理由を伺います。
ラジオ付きステレオ。チューナーもアナログだ。 |
店内で店主にお話を…(スタッフ撮影)。 |
「店名の『ブリキイヌ』は、ぜんまいで動くおもちゃの犬(ブリキ犬)に由来しています。そんなブリキのおもちゃのような、昔懐かしいレトロ感を出したカフェを作りたいと思ったんです。展示してあるものは、スタッフに色々探してもらいました。」
蔵は昭和のものを移築したのだそう。そして店主のカフェーの意外な誕生理由とは?
蔵は昭和のものを移築したのだそう。そして店主のカフェーの意外な誕生理由とは?
内装はレトロなカフェを目指したと話す店主。 |
こちらもスタッフがデザイン。ブリキイヌのエネルギーで飛行する様子を描いてある。 |
「私の家は薬局で、家族皆薬剤師の資格を持っています。薬局は体が弱った人に、良くなってもらう為の場所です。ただもう一つ、予防が一番大事で、食事にもアプローチ出来ないかな、そして予防をする事で健康なままでいてもらう場所も作りたいなと思ったのです。その為には例えば塩分控えめの食事を提供する店を作ったら良いのではないか、そこには高齢の方も集まりやすい場所にした方が良いな…という想いから、この昔懐かしい感じのする蔵のカフェをオープンしました。」
薬剤師ならではの視点で「病気予防」の場として、ブリキイヌを作った。 |
こちらが実家の薬局。複数の店舗を展開する。 |
徐々にこのカフェの存在が知られるようになると、健康面や薬等の相談をしに、薬局ではなくカフェーに来るお客さんも出始めました。店主は実家を含む薬局やカフェーを行き来する日々を送っています。
「毎年敬老の日には、高齢者の方にうちのナポリタンを500円1コインで楽しんで頂く日を作っています」
こちらのカフェーのお勧めは、食塩を加えていないケチャップを使用したナポリタンやオムライスだというので、小野アナはナポリタン、私はオムライスを注文します。
「毎年敬老の日には、高齢者の方にうちのナポリタンを500円1コインで楽しんで頂く日を作っています」
こちらのカフェーのお勧めは、食塩を加えていないケチャップを使用したナポリタンやオムライスだというので、小野アナはナポリタン、私はオムライスを注文します。
メニューの字体も統一されている。 |
ブリキのおもちゃも…。懐かしい。 |
「こちらはセットのサラダとスープです。サラダには亜麻仁油を使っています。」
材料も健康志向という事なのでしょう。そしてその後に、メーンの料理が運ばれてきました。
材料も健康志向という事なのでしょう。そしてその後に、メーンの料理が運ばれてきました。
笑顔で接してくれる店員さん。 |
こちらがセットのサラダとスープ(ランチタイムにつく)。 |
これで1200円のランチセットです。では早速頂くと…オムレツは今風の柔らかとろとろではなく、しっかり固めの、ライスを包み込むタイプです。この昔懐かしいオムレツに、中のライスを含むケチャップの味がよく合います。しかもオムライスはご覧のようにケチャップが外にたっぷりかけてあるので、ケチャップ濃度を自分好みに加減できます。ケチャップ自体が塩分控えめでトマトのコクがしっかり出ているので、多めでも美味しく頂けます。このケチャップの加減自由なのが、私のお勧めポイントの一つでもあります。いやぁ、本当に美味しい♪
こちらがオムライス(ランチのセット)。美味しそう♪ |
卵の焼き加減はしっかり、中はみっちり。 |
小野アナも「撮影が難しい」と難儀をしつつナポリタンセット(970円)を写したあとは、ナポリタンに舌鼓。
「こっちもケチャップの美味しさが活きてます。太めの麺によく絡みます。」
と絶賛。ケチャップにトマトの旨味がよく出ていてしつこくないので、フォークが進むようです。店主も
「ケチャップに拘っている事もあって、ご高齢の方でも胸焼けなどせずに食べきられますよ。」
と話していました。
「こっちもケチャップの美味しさが活きてます。太めの麺によく絡みます。」
と絶賛。ケチャップにトマトの旨味がよく出ていてしつこくないので、フォークが進むようです。店主も
「ケチャップに拘っている事もあって、ご高齢の方でも胸焼けなどせずに食べきられますよ。」
と話していました。
「料理って綺麗に撮るのが難しい」と言いながらも、懸命に撮影。 |
撮影が終われば、至福の時が…。 |
そして別腹のスイーツに。私はコーヒープリンを(450円)。
「こちらは当店のコーヒーを使ったプリンです。上にはカカオニブが載っています。お好みでエスプレッソゼリーをかけて頂けますので、まずはそのまま召し上がって、その後ゼリーを加えてみてください。」
との事だったので、そのように…。プリンはとろっとタイプで、舌触りが滑らか。コーヒーの美味しさをホイップクリームが包む上品さ。そしてカカオニブの苦みが食感とともにアクセントとなっています。
「こちらは当店のコーヒーを使ったプリンです。上にはカカオニブが載っています。お好みでエスプレッソゼリーをかけて頂けますので、まずはそのまま召し上がって、その後ゼリーを加えてみてください。」
との事だったので、そのように…。プリンはとろっとタイプで、舌触りが滑らか。コーヒーの美味しさをホイップクリームが包む上品さ。そしてカカオニブの苦みが食感とともにアクセントとなっています。
コーヒープリン。エスプレッソのゼリーがついてくる。 |
プリンの上には、カカオニブが。 |
続いて、エスプレッソゼリーを投入。すると…おおおっ、これぞ味変。苦みのコクが更に深まり、奥行きのある味わいに。このプリンは“当たり”です。これを機に、カフェーのコーヒーも飲んでみたくなりました。
一方小野アナは別のプリンを撮影用に頼んでいました。試食の前にカメラを構えます。
一方小野アナは別のプリンを撮影用に頼んでいました。試食の前にカメラを構えます。
ゼリーを入れながら一人で撮影(シャッター切りながらなので、手が変)。 |
小野アナ、今度は光の向きを計算して撮影中。 |
ありゃ? 巧く撮れなかったようです。小野アナが頼んだのは、クロレラの入ったプリン(本来はテイクアウト用)です。
店主曰く、
「クロレラは川などに普通に存在する、小さくて見えない程の“藻”のようなもので、魚なども自然に(体内に)採り入れています。食物連鎖の一番底辺にいるものです。」
店主曰く、
「クロレラは川などに普通に存在する、小さくて見えない程の“藻”のようなもので、魚なども自然に(体内に)採り入れています。食物連鎖の一番底辺にいるものです。」
時には巧くいかない事も…。 |
目が真剣。 |
小野アナの食リポです。
「ぷるんとした食感で、香りは…そんなにクロレラって香りはしません。ホイップクリームでミルキーな味わいで、かすかに野草みたいな香りが、本当にかすかにします、気付かない位。プリンの口どけは滑らかです。」
…クロレラの風味や味わいって表現が難しいですよね。
「ぷるんとした食感で、香りは…そんなにクロレラって香りはしません。ホイップクリームでミルキーな味わいで、かすかに野草みたいな香りが、本当にかすかにします、気付かない位。プリンの口どけは滑らかです。」
…クロレラの風味や味わいって表現が難しいですよね。
至福の時、その2。 |
プリンに、笑顔がこぼれる。 |
個人的には蔵の多く残る三春町で、レトロな雰囲気を蔵で味わいながら頂く美味しい食事…とても満喫できました。平成生まれの小野アナもこの雰囲気と味わいを楽しんでいましたので、どの世代の方も楽しめるのではないでしょうか。店員の皆さんも丁寧で気さくでした。ご馳走様でした(つづく)。
私のカメラに、はいポーズ。 |
小野アナも、しっかりとシャッターを切る。 |
朝出会った親子に再会?! |
三春滝桜の近くに座る男性。その理由は…。 |
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