2019.10.26
“Thank you for rooting for our team.”
きょうは、全国高校サッカー選手権福島県大会の4回戦が行われた。台風19号の影響でサッカー関係者も被災し、選手権の日程が変更になったのだ(台風19号が無ければ、きょうは準決勝の筈だった)。会場は海に面した楢葉町にある、サッカーナショナルトレーニングセンターのJヴィレッジ。きょうは穏やかに晴れて暖かく、日焼けしそうな日差しが緑のピッチを照らしていた。きょうは…と言ったのは、台風通過後再開した3回戦は冷たい雨が降ったそうで、或る新聞記者はカメラに水が入って駄目になってしまったと言う(データは大丈夫だったそうです、それだけは救いでしたね)。
ただそれは飽くまできょう午前中の話。Jヴィレッジに泊まった関係者に聞くと、昨夜は台風21号と低気圧の影響でJヴィレッジでもひどい雨が降り、ピッチに水が浮いていたそうだ。けさのピッチを見ると、何事も無かったように水が無い。逆に言えば、それだけ水はけの良いピッチでさえ水が浮くくらい、尋常でない量の雨が短時間に降ったという事だ。
同じく海に面した相馬市にある相馬高校の監督が、ぎりぎりのタイミングで会場に到着する。泥をかき出すのに大変だったらしい。相馬市ではこの雨の影響でまた被害者が出てしまった。夕方のニュースの時点で、1人の方が亡くなった。そして1人の方の行方が分かっていない。福島地方気象台によると、相馬では24時間降水量が最大で231ミリ、12時間では最大229ミリ(10月の観測史上最大)を記録している。日程をずらしてもまた被災して大会に臨むチームもあったのだ。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
ただそれは飽くまできょう午前中の話。Jヴィレッジに泊まった関係者に聞くと、昨夜は台風21号と低気圧の影響でJヴィレッジでもひどい雨が降り、ピッチに水が浮いていたそうだ。けさのピッチを見ると、何事も無かったように水が無い。逆に言えば、それだけ水はけの良いピッチでさえ水が浮くくらい、尋常でない量の雨が短時間に降ったという事だ。
同じく海に面した相馬市にある相馬高校の監督が、ぎりぎりのタイミングで会場に到着する。泥をかき出すのに大変だったらしい。相馬市ではこの雨の影響でまた被害者が出てしまった。夕方のニュースの時点で、1人の方が亡くなった。そして1人の方の行方が分かっていない。福島地方気象台によると、相馬では24時間降水量が最大で231ミリ、12時間では最大229ミリ(10月の観測史上最大)を記録している。日程をずらしてもまた被災して大会に臨むチームもあったのだ。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
複数の試合を取材観戦したのだが、その試合の内の一つが、郡山商業高校と福島東高校の試合。Jヴィレッジのピッチは基本周囲は平坦な所が多いのだが、この試合のピッチの近くには一部やや高い土手がある。選手のフォーメーションや動きを見るには、少しでも俯瞰の方が分かりやすい。たまたまその土手の部分が郡山商業ベンチ側だったので、郡山商業を応援する方々に交じって観戦していた。
ちょっと高い所から試合を観戦取材。 |
ハーフタイムに入って郡山商業の選手の保護者の方々が、応援する方々に「応援有難う御座います。」と、ホットコーヒーとちょっとしたお菓子を配って回っていた。福島県内の高校サッカーの大会では、よく見られる光景だ。大抵の場合顔見知りの保護者や、明らかにOB・OGと分かる方に配る事が多いのだが、郡山商業サッカー部の保護者の方は私の所にも「有難う御座います。」と言って、コーヒーとお菓子を差し出して下さった。さすがに応援ではないので遠慮したのだが、それでも「どうぞ」と仰るので、コーヒーは、持参していた缶コーヒーを見せて辞退し、お菓子だけ頂いた。小分けにされた袋に数個のお菓子が入っている。飴と、受験シーズンに験担ぎで買う人も多いチョコレート菓子だ。勝利を願う気持ちが伝わってくる。袋を開けて、驚いた。
頂いたお菓子。有難う御座います。袋を開いてみると… |
裏に手書きで「応援感謝」とあったのだ。小分けにする作業、一袋一袋に感謝の文字を書く作業、時間がかかっただろうと思うと、自分達のチームが、子どもが、応援してもらっている事への保護者の皆さんの感謝の気持ちがものすごく伝わり、こういうサポートをしてもらっているチームの皆さんは幸せだろうなと思った。
試合はその郡山商業が勝った。あすは今夏のインターハイ、そして昨年度の選手権で全国ベスト4になった、第1シードの尚志高校が対戦相手。しかも尚志はあすが今大会初戦となる。注目されるだろうな。そして注目の試合のハーフタイムには、ピッチの外でまた保護者の方の「ありがとう」が、応援する人の心をほっこりさせているのだろう。
あす観戦する際は予報を見る限り、雨対策を考えておいた方が無難だ。
試合はその郡山商業が勝った。あすは今夏のインターハイ、そして昨年度の選手権で全国ベスト4になった、第1シードの尚志高校が対戦相手。しかも尚志はあすが今大会初戦となる。注目されるだろうな。そして注目の試合のハーフタイムには、ピッチの外でまた保護者の方の「ありがとう」が、応援する人の心をほっこりさせているのだろう。
あす観戦する際は予報を見る限り、雨対策を考えておいた方が無難だ。
手書きで「応援感謝」の文字が…。 |
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