2018.08.20
Long time no see!
久しぶりのブログの更新です。
本当は書きたい事が、伝えたい事が一杯あるのです。
取材に行った事は、出来るだけ書くようにしています。何故なら、放送時間には限りがあるから。皆さんに伝えるべき事と、時間内に伝えきれない為にカットし、カットされた、放送という掌からすり抜けてしまった事を、「私」の視点で掬い直しているのがこのブログだから。
このブログは下書きします。下書きの最後の日付は7月5日、ウエイトリフティングの近内三孝選手のブログの中途の下書きで終わっています。正直今年度、ちょいと忙しいです。本当は17日に『ゴジてれChu!』で放送したばかり、白河で開墾生活をした漫画家、守村大さんの事も書きたい。先日「ふくしまイケ麺探し」で紹介されて、すぐさま食べに行った『讃岐うどん讃源』の事も書きたい。だが、それよりなにより、いますぐ教えたい映画がある。今話題なのでご存知の方も多いとは思うのですが、それでも私の中で「伝えなければ」といった使命感のような、緊急事態レベルに感じる位、その映画の事を皆さんと共有したくて仕方が無いのです。
いやぁ、とにかく参った。怖かった、笑った、最後に泣いた。とにかく見るべし、観るべし、視るべし!
福島県の映画館は、面白い映画でも結構笑い声は静かだ。周りを気にする県民性なのか、関東ほど大きな笑いは起きない…普通は。だがこの映画は、あのフォーラム福島で、私が観に行った笑える映画の中で、最も自然に、最も笑い声が聞かれた。これはちょっとした「事件」だ。それくらい、私も人目を気にせず、笑った笑った。
もうとにかく、最初の1~2分で皆さん、気づくはずである。これ…カット割らないんだ……。
映画『カメラを止めるな!』は冒頭から、狂気を孕んだ撮影現場のドキュメントが映像におさめられていく。ゾンビがこれでもかと襲い掛かり、一方で一旦離れ離れになった人と次に会う時に、果たしてゾンビなのか疑心暗鬼になる。映っていない所で何が起き、主人公の視点に入って来た突然の出来事に、主人公はどう活路を見出していくのか…。
私は恐怖映画は苦手だ。だから貞子の出る一連の人気作も観た事が無い。恐怖系で観たと言ったら、たまたま或るところでお勧めされていた大泉洋さんの出ている『アイアムアヒーロー』(R-15指定)くらいだ。隣の人が笑いながら観てくれていたから、ぎりぎり最後まで時折目をつぶりつつ観られた、というくらい苦手だ。だがこの『カメラを止めるな!』は、単なる恐怖映画ではない。だから恐怖映画が私のように苦手な方にも推す。
途中で撮影現場のドキュメントから感じるであろう細かな違和感やとってつけたような台詞にも、見ていく内に理由が分かり、謎という雪が心地よく解けていくように得心できる。
そして最後に思う筈である。人間の想像力は、かくも面白く、深く、そして驚きと喜びに満ちたものを生み出すものかと。その後に気付くんだ、瞬間瞬間、刹那刹那に自分が如何に物事の一面しか見ていないという事に。そして人の秘めた能力の凄さに(それは火事場の馬鹿力も含むんだけどね)。努力と知恵とチームワークと瞬発力と才能に、乾杯!テレビ人として、心のねじを巻いてもらったよ♪
この映画のお陰で、映画館で、その時たまたま居合わせた観客と一緒に笑い、楽しい時間を分かち合う同時性に、「やっぱり映画館で観る映画って好いな」と改めて思えた。パンフレットは800円で台本付き。映画の続きとしてドキュメンタリーを楽しめる。
県内では福島市のフォーラム福島、いわき市のポレポレシネマズいわき小名浜で観られる。なおフォーラム福島はもう一度観たいという人の為に、半券を持っていくと1000円で見られる「生き返り割引(リピーター割引)」を行っているとの事だ。
本当は書きたい事が、伝えたい事が一杯あるのです。
取材に行った事は、出来るだけ書くようにしています。何故なら、放送時間には限りがあるから。皆さんに伝えるべき事と、時間内に伝えきれない為にカットし、カットされた、放送という掌からすり抜けてしまった事を、「私」の視点で掬い直しているのがこのブログだから。
このブログは下書きします。下書きの最後の日付は7月5日、ウエイトリフティングの近内三孝選手のブログの中途の下書きで終わっています。正直今年度、ちょいと忙しいです。本当は17日に『ゴジてれChu!』で放送したばかり、白河で開墾生活をした漫画家、守村大さんの事も書きたい。先日「ふくしまイケ麺探し」で紹介されて、すぐさま食べに行った『讃岐うどん讃源』の事も書きたい。だが、それよりなにより、いますぐ教えたい映画がある。今話題なのでご存知の方も多いとは思うのですが、それでも私の中で「伝えなければ」といった使命感のような、緊急事態レベルに感じる位、その映画の事を皆さんと共有したくて仕方が無いのです。
いやぁ、とにかく参った。怖かった、笑った、最後に泣いた。とにかく見るべし、観るべし、視るべし!
福島県の映画館は、面白い映画でも結構笑い声は静かだ。周りを気にする県民性なのか、関東ほど大きな笑いは起きない…普通は。だがこの映画は、あのフォーラム福島で、私が観に行った笑える映画の中で、最も自然に、最も笑い声が聞かれた。これはちょっとした「事件」だ。それくらい、私も人目を気にせず、笑った笑った。
もうとにかく、最初の1~2分で皆さん、気づくはずである。これ…カット割らないんだ……。
映画『カメラを止めるな!』は冒頭から、狂気を孕んだ撮影現場のドキュメントが映像におさめられていく。ゾンビがこれでもかと襲い掛かり、一方で一旦離れ離れになった人と次に会う時に、果たしてゾンビなのか疑心暗鬼になる。映っていない所で何が起き、主人公の視点に入って来た突然の出来事に、主人公はどう活路を見出していくのか…。
私は恐怖映画は苦手だ。だから貞子の出る一連の人気作も観た事が無い。恐怖系で観たと言ったら、たまたま或るところでお勧めされていた大泉洋さんの出ている『アイアムアヒーロー』(R-15指定)くらいだ。隣の人が笑いながら観てくれていたから、ぎりぎり最後まで時折目をつぶりつつ観られた、というくらい苦手だ。だがこの『カメラを止めるな!』は、単なる恐怖映画ではない。だから恐怖映画が私のように苦手な方にも推す。
途中で撮影現場のドキュメントから感じるであろう細かな違和感やとってつけたような台詞にも、見ていく内に理由が分かり、謎という雪が心地よく解けていくように得心できる。
そして最後に思う筈である。人間の想像力は、かくも面白く、深く、そして驚きと喜びに満ちたものを生み出すものかと。その後に気付くんだ、瞬間瞬間、刹那刹那に自分が如何に物事の一面しか見ていないという事に。そして人の秘めた能力の凄さに(それは火事場の馬鹿力も含むんだけどね)。努力と知恵とチームワークと瞬発力と才能に、乾杯!テレビ人として、心のねじを巻いてもらったよ♪
この映画のお陰で、映画館で、その時たまたま居合わせた観客と一緒に笑い、楽しい時間を分かち合う同時性に、「やっぱり映画館で観る映画って好いな」と改めて思えた。パンフレットは800円で台本付き。映画の続きとしてドキュメンタリーを楽しめる。
県内では福島市のフォーラム福島、いわき市のポレポレシネマズいわき小名浜で観られる。なおフォーラム福島はもう一度観たいという人の為に、半券を持っていくと1000円で見られる「生き返り割引(リピーター割引)」を行っているとの事だ。
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