2016.04.11
beautiful cherry trees in Nihonmatsu
きょうで、東日本大震災から5年1か月です。
さて先週の金曜日に、「うつくしまふくしま福島県内【1本桜】番付表」の話題をご紹介しました。アマチュアカメラマンが推す一本桜を、6人の選定委員が番付にして16年に亙って発表しています。今回の放送ではその1人、郡山市在住で全日本写真連盟理事の戸井田氏に、幾つか案内をして頂きつつ、写真の撮り方のポイントも教えて頂きました。
ちょうど桜の良い季節ですし、日曜日に福島市にフラを踊りに行く予定もあったので、早起きをして放送で紹介された一本桜を見に行く事にしました。
ちょうど桜の良い季節ですし、日曜日に福島市にフラを踊りに行く予定もあったので、早起きをして放送で紹介された一本桜を見に行く事にしました。
「合戦場(かっせんば)のしだれ桜」。 |
お目当ては、二本松市の3本の「一本桜」です。郡山から国道4号に乗り、途中国道459号に入って向かったのが、「合戦場のしだれ桜」(二本松市岩代、今年は西の大関)です。ここの桜は個人所有のエドヒガンベニシダレで、枝振りの花のつきも素晴らしい桜の一つです。実はここは何年も前に『ズームイン!!朝!』で紹介した事もある、私にとっては懐かしい桜です。本当は2本の桜が寄り添う夫婦桜ですが、その当時も確か「一本桜」で紹介した覚えが(^^;)それくらい、遠目には立派な一本桜に見えるのです。
角度を変えて観ると、また美しい。 |
合戦場のしだれ桜から下がる土手には、菜の花が植えられていて、土手の下から見上げると菜の花とのコントラストがまた素晴らしい!撮影ポイントの地面は、雨上がりだと少々ぬかるむかも知れません。天気によっては汚れても大丈夫な靴、また土手の下に降りて見たい方は運動しやすい靴がお勧めです。
桜の咲いている所から土手をおりると、こんな絶景が! |
続いては、国道459号から国道349号を北上し、幟がたくさん立った所を右に折れて小高い所に咲く「中島の地蔵桜」(今年は西の前頭二枚目)です。横の枝振りもなかなかなんです。地元の紹介看板によると、「田んぼの中に島がせり出したような形から」中島の地名となったそうです。また今でもお地蔵さんがあるのですが、昔は「行き交う人や牛馬の安全を願って地蔵尊馬頭観音等の供養塔が多数祀ってあったことから」地蔵桜と呼ばれたと言う事です。
「中島の地蔵桜」。 |
ここの売りは安達太良連峰と桜の組み合わせ…なのですが、この日は春霞でしょうか、山並みはうっすら肉眼では見えるのですが、写真には殆ど写らず(残念)。ま、こういう日もまた思い出になるというものです。
上り坂から撮影。桜の上部にうっすらと安達太良連峰が…肉眼では見えた。 |
その近くには目にも鮮やかなレンギョウが植えられていて、こちらも黄色と桜の紅とのコントラストが美しい。レンギョウにしろ、菜の花にしろ、桜と黄色の組み合わせは、春らしくて好いですね。
桜を横から撮影。レンギョウと綺麗なコントラストを見せる。 |
田んぼ側に降りると水面に映る中島の地蔵桜を撮るポイントもあります。案内している人が、「今日明日だけ夜桜のライトアップもありますけど、冷えますからね!上着が無いと居らんないですよ」と注意を促していました。
田んぼ側からは、水面に映る逆さ桜も楽しめる。 |
そこからは県道62号を経由して再び国道4号に戻り、暫く北上して道路からも見えるのが、「万燈桜」(道の駅安達下り線、今年は東の前頭二十六枚目)です。車を降りてよくよく見ると、それはそれは立派な一本桜で、高さは15m程のエドヒガンザクラです。案内看板によると、観音堂を建てた長者が1万の灯明をつけた事から「万灯の長者」と呼ばれ、その一隅の桜という事でその名が付いたそうです。道の駅でもなかなかの存在感で、去年「新入幕」した桜ですよ。
「万燈(まんとう)桜」。福島方面が奥。 |
どれも特徴があって、個性的で、美しく、見事な一本桜でした(一か所は「二本桜」ですけどね)。またそこに行く途中にも色々な桜が点在して、ドライブにももってこいのコースでした。久しぶりに早起きは三文の徳と実感した日曜日に。
「【1本桜】番付表」の一部。今回紹介した桜の番付だ。 |
そして、福島市のフラ関連のイベント(正確にはバンドの演奏会で、フラを踊らせて頂くイベント)に参加をしたのですが、そこで私にとっては二つの大きな出来事が!
…長くなりましたので、あす以降のブログに続きます。
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戸井田氏は、「番付表で福島県の桜を巡って、素晴らしさを知って欲しい」と話す。 |
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