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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
好間高校の「未完の大器」
 きょうも、ゴジてれシャトルのスポーツコーナーこぼれ話です。
 今回は、来週に迫った全国高校柔道選手権に出場する県立好間高校柔道部と、その中から日本高校選抜の一員となってアメリカの国際大会に出場する佐藤祐介選手をご紹介しました。
 取材に伺ったのは今月14日、ちょうど好間高校で、全国大会に出場する柔道部の壮行会が開かれた日でした。
 好間高校柔道部は、今から48年前の昭和29年に創部。全国大会につながる県予選だけで33回(全国大会につながらない新人戦も含めると、56回!!)も優勝している、柔道の名門です。その壮行会で同窓会の会長がこんな話をされていました。
 「かつて好間高校は、全国大会へ行ってもちゃんと校名を呼んでもらえませんでした。『こうま高校』とか『すきま高校』とか読まれた事がありました。しかし今では知らない人がいない程、全国区の名前になりました。」
 高校柔道ファンにはお馴染みの校名ですが、好間高校は「よしま」高校と読みます。
 片寄監督は27年もの間、好間高校で指導されている方で、「柔道の好間高」は片寄監督が確立したと言っても過言ではありません。格技場(柔道場)の壁には、これまでの大会の表彰状や記念写真がびっしりと飾られています。常に先輩の築いた伝統を感じながら練習できる場所です。選手達は、今度の木曜日に迫った全国高校柔道選手権の団体に出場する為、最後の調整に入っていました。24回の大会中18回目の出場と言うのも立派な事ですが、特筆すべきはその中の一人、佐藤祐介選手が、福島県で初めて日本高校選抜のメンバーに選ばれて、アメリカに派遣されるという事です。
 片寄監督に派遣要請が来たのは、先月上旬。最初に口から出た言葉は、「本当ですか?信じられません。」だったそうです。
 佐藤祐介選手には体育館の掃除中に伝えに行きました。
 監督「おい、日の丸をつけて柔道をやってみないか。」
 佐藤君「???」
 監督「日本高校選抜のメンバーに選ばれたそうだぞ。」
 佐藤君「……嘘でしょう?」
 監督「俺もそう思うんだ。」
 佐藤君「そうですよねぇ。」
と、こんな会話が交わされたそうです。しかし1週間後には派遣選手の名簿が届き、実感がわいたそうです。
 佐藤選手は100kg級の選手です。小学校の頃からスポーツが得意で、水泳は幼稚園から、ソフトボールはキャッチャーで4番、相撲では小学生の全国大会=わんぱく相撲に福島県代表として出場経験を持ちます。そんな佐藤選手は体格が良かったのとお母さんの勧めで柔道を始めます。好間高校柔道部に入ってその才能が開花、去年はインターハイで2年生ながら3位になり、全日本の強化指定選手に。そして「インターハイの活躍と、柔道に取り組む姿勢が評価され、早く経験を積ませた方が良さそうだ。」との判断で、今回の選抜入りとなったとの事です。放送をご覧になった方はお分かりのように、まじめそうな好青年です。
 「先輩の身の回りの細々とした事も『自分がやります。』と率先してこなす子で、普段もまじめ。成績も上位で、文武両道の選手ですよ。アメリカから帰ってきたらどう変わっているか、楽しみです。」
と片寄監督も目を細めます。
 佐藤選手に、今後の目標を聞いたらこんな答が…。
 「あ、大学に行って、柔道を続けていければ良いかな、と思います。」
 う〜〜ん、謙虚と言えば謙虚、でもちょっと謙虚過ぎる…。本当はどうなのか、突っ込みを入れると、はにかみながらも
 「夢はオリンピックです。」
と答えてくれました。
 そんな佐藤選手に先週、日本代表のバッグとジャージ、そして試合着が届きました。日の丸が左胸に縫いこんであり、触らせてもらったのですが、なかなかの肌触りでした。実際に取材で着て頂いたのですが着心地は格別らしく、インタビューでも良い笑顔が撮影できました。実はまだ家族に、日本の柔道着を着たところを見せてなかったのだそうです。どうやらテレビでの放送が初披露となったようですが、似合っていましたねぇ。
 現時点で既に26の大学から勧誘されていると言う逸材が、初の国際大会でどんなデビューをし、どんな経験をしてくるのか、今から楽しみです。
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