2001.09.10
俳句は心の糧なのだ。
今日は「うつくしま未来博俳句大賞〜風を詠ってうつくしま〜」の表彰式などの収録を、未来博のメインステージで行ってきました。台風が近付いている影響で時折激しく雨が天井をたたきつける中で収録を行ったのですが、ここで聞けたお話を。
会場では、1年間に亙って募集してきた俳句と、今日未来博にいらした方の投句による当日吟行会の作品からそれぞれ優秀な句を選び、その句を作った方々をステージで表彰したのです。その中のある女性がこうおっしゃっていました。
「家族が皆亡くなったり独立したりで、一人暮らす自分にとって、俳句が一番の楽しみ、生きがいになっているんです。」
またある男性は、
「俳句を始めてみたら、周りに俳句をやっていらっしゃるという方が結構いるんです。そういう方と、俳句をやる事で初めて知り合えるのが嬉しいですね。」
ともおっしゃっていました。
俳句を詠む事で自分にとっての生きがいを得たり、人脈が広がったりするというのは、素敵な事だなぁと話を伺いながら思いました。優秀な句に選ばれた方の中には、70歳から俳句を始めたと言う方もいらっしゃいました。皆さん実際の年齢よりも元気で若々しい方が多く、選者の先生の中には、ステージに上がってきた作者を見て
「もっと若い方が作ったのかと思いました。それだけ心の年齢が若いって事ですね。」
とも話していらっしゃいました。
景色を実際に切り取るのが写真なら、自分の感動の場面を言葉で切り取るのが俳句なのでしょう。普段見過ごしてしまうかも知れない景色や出来事に、敏感に季節を感じたり感動出来たりしないと、俳句は生まれないですものね。そんな小さな感動を日々積み重ねる事が心の糧となり、人を若々しくするのかなぁと、司会をしながらふと思いました。俳句の魅力の新たな一面を垣間見た気がした今日の俳句大賞でした。
会場では、1年間に亙って募集してきた俳句と、今日未来博にいらした方の投句による当日吟行会の作品からそれぞれ優秀な句を選び、その句を作った方々をステージで表彰したのです。その中のある女性がこうおっしゃっていました。
「家族が皆亡くなったり独立したりで、一人暮らす自分にとって、俳句が一番の楽しみ、生きがいになっているんです。」
またある男性は、
「俳句を始めてみたら、周りに俳句をやっていらっしゃるという方が結構いるんです。そういう方と、俳句をやる事で初めて知り合えるのが嬉しいですね。」
ともおっしゃっていました。
俳句を詠む事で自分にとっての生きがいを得たり、人脈が広がったりするというのは、素敵な事だなぁと話を伺いながら思いました。優秀な句に選ばれた方の中には、70歳から俳句を始めたと言う方もいらっしゃいました。皆さん実際の年齢よりも元気で若々しい方が多く、選者の先生の中には、ステージに上がってきた作者を見て
「もっと若い方が作ったのかと思いました。それだけ心の年齢が若いって事ですね。」
とも話していらっしゃいました。
景色を実際に切り取るのが写真なら、自分の感動の場面を言葉で切り取るのが俳句なのでしょう。普段見過ごしてしまうかも知れない景色や出来事に、敏感に季節を感じたり感動出来たりしないと、俳句は生まれないですものね。そんな小さな感動を日々積み重ねる事が心の糧となり、人を若々しくするのかなぁと、司会をしながらふと思いました。俳句の魅力の新たな一面を垣間見た気がした今日の俳句大賞でした。
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