2018.10.20
four quaterfinals of Fukushima high school soccer tournament in 2018
後輩が育ち一度はサッカーの中継・収録現場から引退をしたのだが、今年は大野アナの妊娠・産休で、今年度は「現場復帰」をした次第。高校サッカーの現場は数年ぶり。
本来仕事として行くのは次の準決勝から。しかしアナウンサーとしての「リハビリ」が必要なので、準々決勝を見に行く事にした。
私が向かった会場は、鏡石町の鳥見山多目的広場。「折角鏡石町に来たので、その1」として、以前『ゴジてれChu!』の「ふくしまパンマルシェ」や中テレ祭りでお世話になった「パン工房 陽だまり」で、昼食を買う事に。…しまった、パンの写真を撮るのを忘れた!米粉のパンは、生地もっちり。自家製天然酵母を使っているので、「陽だまり」ならではの味が楽しめます。ソーセージパンやカレーパンも美味しかった。
本来仕事として行くのは次の準決勝から。しかしアナウンサーとしての「リハビリ」が必要なので、準々決勝を見に行く事にした。
私が向かった会場は、鏡石町の鳥見山多目的広場。「折角鏡石町に来たので、その1」として、以前『ゴジてれChu!』の「ふくしまパンマルシェ」や中テレ祭りでお世話になった「パン工房 陽だまり」で、昼食を買う事に。…しまった、パンの写真を撮るのを忘れた!米粉のパンは、生地もっちり。自家製天然酵母を使っているので、「陽だまり」ならではの味が楽しめます。ソーセージパンやカレーパンも美味しかった。
パン工房 陽だまり。美味しいです♪ |
会場の第1試合は、5年連続10度目の出場を目指す尚志と、21年ぶり4度目の出場を狙う福島工業の対戦。福島工業としては如何に無失点の時間を長くするかがポイントだったと思うが、試合は早い時間帯に動く。前半2分、尚志の加瀬直輝選手が左サイドからドリブルで中に持ち込んで、やや後ろにフリーでいた坂下健将選手にパス。坂下選手が、ボールを奪いに来る福島工業の選手をステップで交わすと、そのままペナルティエリアに入った加瀬選手に預け、見事なワンツー。福島工業ディフェンスの裏へ抜けてGKと1対1になると、坂下選手はGKの体重移動とは逆側、狭い右サイドにボールを流し込む技ありのシュート。中学時代同じクラブチームの2人の阿吽の呼吸と高い技術で福島工業ディフェンスをはぎとった尚志が先制した。
更に尚志は前半27分、コーナーキックからシュートしきれずサイドに流れたボールに、ややフリーだった河村匠選手がヘディングでゴール。2-0と尚志リードで前半を折り返した。
後半は、福島工業もシュートチャンスを作るのだが、その後の尚志の守備の修正が速く、二の矢を自由に放つまではなかなかいかない。対する尚志は、正確なパスワーク、ドリブル・高さなど個人技を生かした攻撃で吉田泰授選手、高橋海大選手、そして加瀬選手の2得点で、6-0で福島工業を下した。
試合後、尚志の仲村浩二監督は、
「(シード校は先週の4回戦から出場なので、きょうの準々決勝は)2試合目と思われるかも知れませんが、先週・今週で色々な選手を出す『チーム作り』の段階で、きょうが初戦の選手もいました。この中から良い選手を準決勝・決勝で起用していこうと思います。」
と、選手層の厚みをうかがわせた。特にこの1年、内容は良いのに勝ち切れなかった事に対し、選手が「ゴールに対する気持ちが強くなりました」と振り返った。
アシストに得点にと活躍した加瀬選手は、
「得点やアシストの『結果』が求められていたので、自分の目標は達成できました」
と自己評価した。その一番の理由は、「相手に読まれないプレーが出来た」事。その結果、チャンスを作る事が出来たようだ。
また後半から出場したディフェンスの要の一人、大川健主将は、
「簡単なミスからボールをとられ、リズムを悪くするところが前半にあった」
と感じたようで、後半は良い方向に変えられたようだ。そして
「守備が良くないと、攻撃のリズムも悪くなるので、攻撃の選手も守備を意識しているし、後ろ(ディフェンスライン)も安定感が出てきました」
と、後方から守っていて、守備の良さを実感している模様。また仲村監督の言う「ゴールに対する気持ち」の変化についても、それを裏付けるように「朝練でもセンターバックから攻撃を組み立ててシュートをする練習」等、選手自ら工夫を試みているようだ。選手間の競争も激しく、全員が次の試合出場を争う練習が続く。
第2試合は、去年の県準優勝校で第2シードの帝京安積と、過去5回選手権に出場している磐城との対戦。こちらも早い段階で試合が動く。試合が始まって1分程でファウルがあり、帝京安積がフリーキックのチャンスをつかむ。すると、大井川竜也選手のフリーキックに185cmの佐藤源起選手が頭で合わせ先制。あっさり帝京安積が得点を挙げる。その後も帝京安積はサイドを起点にチャンスを作るのだが、なかなか追加点を奪えず、前半を1-0で折り返す。
対する磐城は、決して速いとは言えないが、ボールを丁寧に繋いで帝京安積ゴールを狙う。時には速攻でシュートを放ち、帝京安積がゴールキーパー千田和駿選手のパンチングで難を逃れる場面も。だが磐城はゴールネットを揺らす事が出来ない。試合はそのまま1-0で帝京安積が逃げ切った形だ。
試合後、ピッチからだいぶ離れたところに選手たちが小田晃監督に呼び出され、小田監督を選手が囲む。ちょっと近づけない感じ。知り合いの記者に
「こういう事って前にもあったんですか?」
と聞くと、今年度別の試合でもあったらしい。途中、小田監督の声が聞こえてきた。
暫くして解散となり、小田監督は自ら我々報道陣の待つ所にやってきた。開口一番
「良い時間帯で1-0には出来ました。主導権を取りたかったんですが、一向にやりたい事を発揮出来ませんでした。ただ次のゲームがある事を良しとしたい」
と、試合内容に不満を隠さなかった。プランとしては
「(磐城が)前がかりにくる背後を使う」
その為に中盤でもっとボールを動かしたかったようだが、
「前半はボールを動かせず、後半はボールを動かされてしまった」
と、やりたい事を寧ろやられてしまった格好だ。試合後、選手には
「勝ち負けより、やってきた事、やりたい事が発揮できないのは情けないよ、と言いました」
との事だった。
決勝点を挙げた佐藤源起選手も笑顔はなく、
「磐城は頑張るチームだと分かっていて、(自分たちの)力を発揮できなかったのは、自分らの課題です」
個人的にも
「攻撃の起点になるのが役割なのに、巧くボールをもらえなかった」
と反省の言葉が口をついた。次の準決勝に向けては、
「3年生は最後ですし、1週間で成長できると思います。1日1日の時間を無駄にせず、(準決勝で対戦する)学法石川戦に向けて課題を克服していきたい。この1週間、命を懸けてやらないと。ゴールを決めて勝利するのが僕の役割です」
と勝利への執念を口にした。この1週間、「命を懸けて」とまで話した理由は…、後日のブログで。
他会場の準々決勝の結果。
聖光学院2-0郡山 (得点者:牛来大介選手・オウンゴール)
学法石川3-0福島東(得点者:樋口裕平選手・清水大成選手・渡辺航大選手)
この結果、準決勝は
尚志―聖光学院(午前11時キックオフ) 帝京安積―学法石川(午後1時30分キックオフ)
今度の土曜日27日で、会場は郡山市西部サッカー場。入場料は一般1000円、中高生500円。
更に尚志は前半27分、コーナーキックからシュートしきれずサイドに流れたボールに、ややフリーだった河村匠選手がヘディングでゴール。2-0と尚志リードで前半を折り返した。
後半は、福島工業もシュートチャンスを作るのだが、その後の尚志の守備の修正が速く、二の矢を自由に放つまではなかなかいかない。対する尚志は、正確なパスワーク、ドリブル・高さなど個人技を生かした攻撃で吉田泰授選手、高橋海大選手、そして加瀬選手の2得点で、6-0で福島工業を下した。
試合後、尚志の仲村浩二監督は、
「(シード校は先週の4回戦から出場なので、きょうの準々決勝は)2試合目と思われるかも知れませんが、先週・今週で色々な選手を出す『チーム作り』の段階で、きょうが初戦の選手もいました。この中から良い選手を準決勝・決勝で起用していこうと思います。」
と、選手層の厚みをうかがわせた。特にこの1年、内容は良いのに勝ち切れなかった事に対し、選手が「ゴールに対する気持ちが強くなりました」と振り返った。
アシストに得点にと活躍した加瀬選手は、
「得点やアシストの『結果』が求められていたので、自分の目標は達成できました」
と自己評価した。その一番の理由は、「相手に読まれないプレーが出来た」事。その結果、チャンスを作る事が出来たようだ。
また後半から出場したディフェンスの要の一人、大川健主将は、
「簡単なミスからボールをとられ、リズムを悪くするところが前半にあった」
と感じたようで、後半は良い方向に変えられたようだ。そして
「守備が良くないと、攻撃のリズムも悪くなるので、攻撃の選手も守備を意識しているし、後ろ(ディフェンスライン)も安定感が出てきました」
と、後方から守っていて、守備の良さを実感している模様。また仲村監督の言う「ゴールに対する気持ち」の変化についても、それを裏付けるように「朝練でもセンターバックから攻撃を組み立ててシュートをする練習」等、選手自ら工夫を試みているようだ。選手間の競争も激しく、全員が次の試合出場を争う練習が続く。
第2試合は、去年の県準優勝校で第2シードの帝京安積と、過去5回選手権に出場している磐城との対戦。こちらも早い段階で試合が動く。試合が始まって1分程でファウルがあり、帝京安積がフリーキックのチャンスをつかむ。すると、大井川竜也選手のフリーキックに185cmの佐藤源起選手が頭で合わせ先制。あっさり帝京安積が得点を挙げる。その後も帝京安積はサイドを起点にチャンスを作るのだが、なかなか追加点を奪えず、前半を1-0で折り返す。
対する磐城は、決して速いとは言えないが、ボールを丁寧に繋いで帝京安積ゴールを狙う。時には速攻でシュートを放ち、帝京安積がゴールキーパー千田和駿選手のパンチングで難を逃れる場面も。だが磐城はゴールネットを揺らす事が出来ない。試合はそのまま1-0で帝京安積が逃げ切った形だ。
試合後、ピッチからだいぶ離れたところに選手たちが小田晃監督に呼び出され、小田監督を選手が囲む。ちょっと近づけない感じ。知り合いの記者に
「こういう事って前にもあったんですか?」
と聞くと、今年度別の試合でもあったらしい。途中、小田監督の声が聞こえてきた。
暫くして解散となり、小田監督は自ら我々報道陣の待つ所にやってきた。開口一番
「良い時間帯で1-0には出来ました。主導権を取りたかったんですが、一向にやりたい事を発揮出来ませんでした。ただ次のゲームがある事を良しとしたい」
と、試合内容に不満を隠さなかった。プランとしては
「(磐城が)前がかりにくる背後を使う」
その為に中盤でもっとボールを動かしたかったようだが、
「前半はボールを動かせず、後半はボールを動かされてしまった」
と、やりたい事を寧ろやられてしまった格好だ。試合後、選手には
「勝ち負けより、やってきた事、やりたい事が発揮できないのは情けないよ、と言いました」
との事だった。
決勝点を挙げた佐藤源起選手も笑顔はなく、
「磐城は頑張るチームだと分かっていて、(自分たちの)力を発揮できなかったのは、自分らの課題です」
個人的にも
「攻撃の起点になるのが役割なのに、巧くボールをもらえなかった」
と反省の言葉が口をついた。次の準決勝に向けては、
「3年生は最後ですし、1週間で成長できると思います。1日1日の時間を無駄にせず、(準決勝で対戦する)学法石川戦に向けて課題を克服していきたい。この1週間、命を懸けてやらないと。ゴールを決めて勝利するのが僕の役割です」
と勝利への執念を口にした。この1週間、「命を懸けて」とまで話した理由は…、後日のブログで。
他会場の準々決勝の結果。
聖光学院2-0郡山 (得点者:牛来大介選手・オウンゴール)
学法石川3-0福島東(得点者:樋口裕平選手・清水大成選手・渡辺航大選手)
この結果、準決勝は
尚志―聖光学院(午前11時キックオフ) 帝京安積―学法石川(午後1時30分キックオフ)
今度の土曜日27日で、会場は郡山市西部サッカー場。入場料は一般1000円、中高生500円。
で、試合の後、「折角鏡石町に来たので、その2」という事で、JR鏡石駅そばの鏡石町図書館へ行き、田んぼアートを見る事にしました。ニュースではよく伝えるのですが、実際に見るのは初めて。
図書館に行き、靴を脱ぎ、4階へエレベーターで向かいます。職員の人がパンフレットをくれました。
4階まで行くと、田んぼアートの歴史や、今年の田んぼアートの時期ごとの変遷が、写真などでまとめられています。そして矢印を辿って行くと…
図書館に行き、靴を脱ぎ、4階へエレベーターで向かいます。職員の人がパンフレットをくれました。
4階まで行くと、田んぼアートの歴史や、今年の田んぼアートの時期ごとの変遷が、写真などでまとめられています。そして矢印を辿って行くと…
鏡石町図書館の4階。田んぼアートの全てが分かる!? |
何と、今年は『うさぎとかめ』ではないですか。なぜウサギが2匹なのかは、絵をよ~く見ると分かる筈!?この田んぼアートは、「窓から眺める絵本」との位置づけのようです。
また今後はLEDを使ったイルミネーションも行うようですよ。図書館が開いている時間は、無料で見る事が出来ます。
また今後はLEDを使ったイルミネーションも行うようですよ。図書館が開いている時間は、無料で見る事が出来ます。
今年の田んぼアート「うさぎとかめ」。この写真だとカメが分かりづらい? |
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