お腹も胸もいっぱいになる夫婦の思い出の味がここに…！「麺屋信成」の「郡山ブラック」

Chu! PRESS

#ラーメン (18件)

2023.05.16

郡山市にあるご当地ラーメン、その名も「郡山ブラック」！見た目は黒いが、あっさりとした味が特徴のしょうゆラーメンだ。番組が探ったところ、多くの店が2002年に閉店した「ますや分店」のしょうゆラーメンを目標に、味に磨きをかけているという。

スープが黒い！ブラックラーメン

今回も、リポーターの母心・関あつしにお供してくれるのは、愛し続けて20年以上の郡山ブラックマニア高田啓史さん。高田さんによると、提供する店は市内に29軒あり（2023年2月現在）、どんどん増加しているという。

ルーツの「ますや分店」とのつながりはあるのか!?

今回のおすすめは、郡山市堤にある「麺屋信成」。2006年に創業したラーメン屋だ。

2018年にこの場所へ移転

高田さんによるこの店のポイントは「彩り鮮やか&華やか系ブラック」。

郡山ブラックマニアの推しポイント！

店長の海野信一さんが運んできてくれたこちらの「郡山ブラック」は、黒いスープに白いネギと緑の水菜が引き立つ「黒醤油」！色が映えて美しい！ひと目見た瞬間、関も高田さんの推しポイントに納得の様子だ。

信成流の「郡山ブラック」

おすすめの食べ方は、ネギと麺とチャーシューの三位一体！より楽しみやすいように、あえてチャーシューを薄切りにしているという。

チャーシューの上にうまくのせて…これぞ三位一体！

ネギや水菜をチャーシュー、そして麺とうまく絡めると…シャキシャキ食感がもたらす至福の時がやってくる。関も思わず心の声が…「幸せだ！」

三位一体の威力はすごかった！

食感も良し！味も良し！ひと口味わうと、見た目が映えるだけではないということが実感できる。

そして、市内のあらゆるブラックラーメンを堪能している関は、「水菜のさわやかな感じが、ブラックラーメンのスープと麺の味を引き立ててる」と、徐々にブラックマニア的なコメントができるように。

高田さんの代わりも務まっちゃう!?

そんな至福を感じさせてくれるこちらの「郡山ブラック」は、二人三脚で歩んできた夫婦の絆によってでき上がった一杯だ。

30代でラーメン屋を始めた海野さん。好きが高じて最初はとんこつからスタートした。そんな中、郡山市清水台出身の妻・実帆さんが作ってほしいと言い出したのは…

郡山市清水台にあった「ますや分店」

幼い頃から慣れ親しんできた「ますや分店」の味、しょうゆラーメン。海野さんは3回ほど試作をした後、今のテイストに合わせるように味の構成を変えて、信成流の「郡山ブラック」を作り上げた。

昔っぽさを払拭して、今のテイストに…

5種類の濃口醤油でチャーシューを煮込み、深みのあるタレに仕上げた「黒醤油」だ。

実帆さんが求めていた味にたどり着いた！

完成した時は「やればできんじゃん」と感動してくれた実帆さん。しかし、ラーメン屋15周年を迎えた2021年3月、47歳の若さでこの世を去ってしまうことに…。

夫婦二人三脚でラーメン屋を営んできた

まさに、夫婦の思い出の味。心を込めて日々提供する海野さんの思いと、実帆さんの気持ちが詰まった一杯だ。

思い出が、深みを10割増しに…

私たちが何気なく口にしている一杯にも、知られざる物語がある。夫婦で試行錯誤しながら目指し、たどり着いた「黒醤油」。お腹も胸もいっぱいになるこちらの「郡山ブラック」は、一度食べたら忘れられない味になるだろう。