アナウンスルーム

アナウンサーブログ

徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
Chiba Prefecture, attractive and my hometown 2-2
 明治以前は“神宮”と称されるのを許された3社の一つ、香取神宮(ほかは伊勢神宮・鹿島神宮)を参拝したあと、折角なのでご当地の美味しいものを頂く事に。
 朱塗りの大鳥居の前には、幾つかの店が軒を連ねます。その中の一つ、「亀甲堂(きっこうどう)」にお邪魔しました。こちらの名物は、「厄落としだんご」です。ほかの店でも団子を出す店はあるのですが、どうして団子がここの名物なのでしょう? 店の方に話を伺うと、
参道には、茶屋などが軒を連ねる。
参道には、茶屋などが軒を連ねる。
その内の1軒、亀甲堂に。
その内の1軒、亀甲堂に。
「11月から12月にかけて香取神宮では大餐祭・賀詞祭・内陣神楽・団碁祭と神事が行われるんですが、最終日の団碁祭(だんきさい)だけは比売神へのお祭りなのでお神酒でなく、玄米で作った団子を供えるんです。そこからこの辺りは団子が名物になりました。」
 因みに、出雲に全国の神様が集まる10月は別名「神無月」(出雲以外では神様がいない月だから)と言われますが、こちらの店の人曰く
「香取神宮の神様は、10月にも出雲には行かれませんよ。」
香取神宮の12月の祭りで、団碁祭のみ団子を供える。
香取神宮の12月の祭りで、団碁祭のみ団子を供える。
その珍しい神事から、団子が名物に。
その珍しい神事から、団子が名物に。
 そんな中生まれた名物の団子は、「厄落とし団子」(480円)です。あんこと黄粉の2種類の味の草団子です。
「ここは1個1個餡を絡めるのが特徴なんです。」
 まずはあんこを頂くと、こしあんの滑らかさと程よい甘さ、そこにもっちもちのヨモギ団子の香りが、口の中に広がります。
 黄粉は、ヨモギ団子の優しい甘さに大豆の旨味やコクがよく合っていて、面白い組み合わせです。
 そこに(写真ではあんこに隠れて見えにくいですが)ピリ辛の漬物も添えてあって、これがまたアクセントになって、再び甘い団子にいきたくなるんです。
厄落とし団子(480円)。漬物もついてくる。
厄落とし団子(480円)。漬物もついてくる。
あんこは1つ1つ手で絡めていく。
あんこは1つ1つ手で絡めていく。
 店名の由来は
「ここは川の鳥居から神宮の方向を見ると、森になっているんですが、ちょうど亀の甲羅のように見えた事から『亀甲山』と呼ばれたんです。そこから名前を頂戴しました。醤油で有名な『キッコーマン』も社名を決める時にここから取ったそうです。」
 厄も落とせて(落とせた筈?)、甘味で一服できるので、参拝帰りに立ち寄るのも良さそうです。
香取神宮方面が亀の甲羅形に見える事から、名前に。
香取神宮方面が亀の甲羅形に見える事から、名前に。
店先で次々と団子を作っていく。
店先で次々と団子を作っていく。
 更に参道をぶらぶらしていると、「いもコロッケ」なる看板を見つけます。コロッケと言えば芋だと思うのですが、なぜ「いもコロッケ」と呼ぶのか、看板をよ~く見て理由が分かりました。紫芋とさつま芋の紅あずまを使っているからなんですね。でもジャガイモではないところが面白い。
 出店には、大きな模型も! 縮尺用に手を出すのを忘れましたが、縦は手のひら3人分位の大きさです。
参道には「いもコロッケ」と書かれた看板の出店が。
参道には「いもコロッケ」と書かれた看板の出店が。
断面は、こんな感じ。模型はかなりでかい。
断面は、こんな感じ。模型はかなりでかい。
「紫芋は契約農家に作ってもらっています。多い時は1日1000個出ますよ。」
と話すのは、岩立(いわたて)本店の社長の息子さん。出店の後ろの店舗では、和菓子などを販売しています。
「うちは、わらび餅も有名なんですよ。」
 ただどちらが珍しいかと言うと、いもコロッケでしょうか。寒いですし、食リポ用にいもコロッケをお願いします。
 既にたくさんのたねが用意してあり、その場で注文を受けてから揚げてくれました。
「油に入れて浮き上がってきたら、出来上がりです。」
 2分位でしょうか、いもコロッケ(1個250円)の出来上がりです。
出店には、既にコロッケのたねがスタンバイ。
出店には、既にコロッケのたねがスタンバイ。
注文を受けて揚げてくれた。
注文を受けて揚げてくれた。
 頂くと、周りはかりさくっとしていて、まず紫芋の香りが来ます。そのあと紅あずまの味が追いかけてくるのですが、意外にあっさりした甘さで、ほくほくというよりとろっとした食感で芋の美味しさを味わえました。
 20年ほど前に始めたそうで、看板商品の一つとなっています。木曜日が定休のようです。(つづく)
断面はこんな感じ(切る前のコロッケを撮影するのを忘れた、というか既に腹の中)。
断面はこんな感じ(切る前のコロッケを撮影するのを忘れた、というか既に腹の中)。
文字通り岩立本店の”看板”商品。
文字通り岩立本店の”看板”商品。
 続いては、経営不振から立ち直りをみせたローカル線、銚子電鉄の旅に出てみましょう。

その3「最高時速40㎞ 銚子電鉄に揺られて車窓とぬれ煎餅を堪能」は、こちらをクリック。
いまや知名度もある銚子電鉄。
いまや知名度もある銚子電鉄。
キャベツ畑を抜けていく。
キャベツ畑を抜けていく。
全文を読む
コメントを投稿してよろしいですか?
利用規約

中テレ会員サービス(以下「本サービス」)は、株式会社福島中央テレビ(以下「当社」)が提供する、ホームページ、各種ネットサービスを対象とします。
ユーザーは本規約の内容をよくご確認頂いた上で、本サービスをご利用ください。
当社は、ユーザーが本サービスをご利用されることにより本規約の内容を承諾したものとみなし、以後ユーザーと当社との間にて本規約が適用されるものとします。

1.    本サービスのご利用にあたって
本サービスへの登録は無料で行えますが、ユーザーの端末機からのアクセス、メッセージなどの受信に必要な通信費はユーザー自身の負担となる他、一部コンテンツは有料でご利用いただくものになります。ユーザーが本サービスの利用に際して行った一切の行為、その結果および当該行為によって被った損害について、当社は何等の責任も負わないものとします。

2.    個人情報の取り扱いについて
ユーザー情報は、当社からのサービス提供または利用者のサービス向上を図るための資料(個人が特定されない統計資料)等、当社の正当な業務遂行上必要な範囲に限定して利用し、その範囲を超えた個人情報の取扱い(目的外利用)を行いません。ユーザー情報自体の取り扱いについては、別途当社が定める「個人情報保護基本方針」に従い、適切に扱います。

3.アカウントの管理について
ユーザーは、本サービスのログインパスワード等の会員アカウント情報について、自己の責任において管理及び保管するものとし、第三者に開示あるいは貸与、譲渡、売買等をしてはならないものとします。アカウントの管理不十分または第三者の使用等によりユーザーに損害が生じた場合、その責任は故意・過失の有無にかかわらずユーザーが負うものとし、当社は一切その責任を負いません。

4.登録の変更・退会について
ユーザーは、登録情報に変更が生じた場合や、退会を希望する場合、当社が指定する所定の方法によって登録情報を変更または退会の手続きを行うことができます。

5.未成年による利用について
未成年者のユーザーは、本サービスの利用の一切につき、親権者等の法定代理人の同意のもと利用しなければなりません。未成年者のユーザーが、法定代理人の同意がないにもかかわらず同意があると偽り、または年齢について成年と偽って本サービスを使用した場合、その他行為能力者であることを信じさせるための詐術を用いた場合、本サービスに関する一切の法律行為を取り消すことはできません。本規約の同意時に未成年であったユーザーが成年に達した後に本サービスを利用した場合、当社は、当該ユーザーが本サービスに関する一切の法律行為を追認したものとみなします。

6.知的財産権について
本サービスに関する一切の特許権、実用新案権、意匠権、著作権、商標権等の知的財産権(それらの権利を取得し、またはそれらの権利につき登録等を出願する権利を含みます。以下「知的財産権」)は全て当社または当該権利を有する第三者に帰属します。ユーザーは、本サービスを利用するにあたって、一切の権利を取得することはないものとし、当社は、ユーザーに対し、本サービスに関する知的財産権について、本サービスを本規約に従ってユーザーの端末機においてのみ使用できる譲渡不能の権利として許諾するものです。したがって、ユーザーは個人で楽しむ目的(著作権法第30条第1項の範囲での私的使用)でのみ本サービスを利用できます。また、ユーザーは本サービスについて当社から提供された状態でのみ利用するものとし、本サービスに関する情報の全部または一部を、当社の了解を得ずに、複製、改変、貸与、配布等により転用してはなりません。

7.ユーザーによる情報の提供やアップロードについて
ユーザーは、本サービスの利用にあたってアップロードする文章、画像、動画、音声、音楽その他の情報(以下総称して「ユーザーコンテンツ」)について、その行為における適法な権利を有していること、及びユーザーコンテンツが第三者の知的財産権、所有権その他の権利を侵害していないことについて、当社に対し表明し、保証するものとします。ユーザーコンテンツに関する著作権は、当該投稿等を行ったユーザー自身に留保されるものとし、事前に著作権譲渡について当社がユーザーから許諾または同意を得たものを除き、当社は当該ユーザーコンテンツに関する著作権を取得することはありません。ただし、当社は、本サービスの提供、維持、改善またはプロモーション等に必要な範囲において、ユーザーコンテンツを複製、翻案、自動公衆送信などを、無償、無期限かつ地域非限定で行うことができるものとします。ユーザーは、当社及び当社から権利を承継または許諾された物に対し、著作者人格権を行使しないものとします。

8.禁止行為について
ユーザーは、本規約の他の条項に定めるものの他、本サービスの利用にあたって、以下の行為またはそのおそれのある行為を行ってはならないものとします。
(1)他のユーザー、当社または第三者に不利益または損害を与える行為
(2)公序良俗に反する行為
(3)法令に違反する行為
(4)当社の書面による事前の承認を得ずに、本サービスに関連して営利を追求する行為
(5)当社による本サービスの運営を妨害する行為
(6)本サービスの信用を失墜、毀損させる行為
(7)当社の承認した以外の方法で本サービスを利用する行為
(8)本サービスを譲渡、貸与、公衆送信、使用許諾する行為
(9)本サービスを複製、翻案、編集、改変する行為
(10)コンピュータウイルス等を本サービスで利用し使用をしたり、第三者に提供したりする行為、あるいはそのおそれのある行為
(11)その他、当社が不適切と判断する行為 

9.免責事項について
当社は、本サービスに関する情報およびデータの正常性、信頼性、正確性を保証するものではありません。本サービスにかかる情報によりユーザーまたは第三者に損害が生じた場合であっても、その損害についていかなる責任も負いません。また、当社は、本サービスの利用に起因するソフトウェア、ハードウェア上の事故、ユーザー間またはユーザーと第三者の間において生じたトラブル、その他の事故等による全ての損害についても、いかなる責任も負いません。

10.損害賠償について
本規約に違反して権利侵害等の問題が発生した場合、ユーザーは、自己の負担と責任においてかかる問題を解決するとともに、当社に何等の迷惑または損害を与えないものとし、仮に当社に損害を与えたときは、当社に対して当該損害の全てを賠償していただきます。

11.当社による本サービスの提供中止について
当社は、ユーザーが本規約に違反した場合、当該ユーザーに対してあらかじめ通知することなく、本サービスの全部または一部の内容の提供を中止することができるものとします。当該中止についてユーザーに損害が生じた場合であっても、当社はいかなる責任も負いません。

12.本サービスの変更・一時中断・廃止について
当社は、本サービスの内容を必要に応じて変更することがあります。また、メンテナンスや内容更新のため本サービスの提供を一時中断、あるいは本サービスの廃止を行う場合があります。当該変更または一時中断、廃止によってユーザーまたは第三者に損害が生じた場合であっても、当社はいかなる責任も負いません。

13.本規約の改訂
当社は、随時本規約を改訂できるものとします。当社は本規約を改訂した場合、その都度、改定後の本規約を掲示することによってユーザーに告知するものとし、改定後の本規約は当該掲示の時点で効力を生じるものとします。

14.準拠法、協議、管轄
本規約の解釈および運用は日本法に準拠します。 本サービスに関連してユーザー、当社ないし第三者との間で疑義、問題が生じた場合、その都度誠意をもって協議し、解決を図るものとします。 協議によっても疑義、問題が解決しない場合、これらに関する紛争は当社の本社所在地を管轄する地方裁判所または簡易裁判所を第1審の専属的合意管轄裁判所とします。
 
附則
本規約は2022年9月30日から実施します。