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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
awesome and disappointing
 この前の週末、プロバスケットボール=Bリーグの福島ファイヤーボンズの試合を観てきた。
 対戦相手はB2東地区首位を走るアルティーリ千葉。もしかするとこの2戦、私が実況するかもしれなかった。
会場となった宝来屋郡山総合体育館。
会場となった宝来屋郡山総合体育館。
 今年度の全国高校サッカー選手権大会は青森山田高校の優勝で幕を閉じたが、前評判では福島県代表の尚志高校もかなり評価が高かった…というか優勝候補の一角に挙げられていた。地元校が勝ち上がると、中継担当アナ(現在は石井アナ)がそのままベンチリポートを担当し続ける事になっている。もしベスト4以上になれば新しい国立競技場での試合となり、しかも優勝候補の一角ならばサイド取材(応援席でのOBや親御さん、友人などの応援風景やエピソード取材)にもカメラをつけて出す必要が出て来よう。出来ればその取材には高校サッカーの実況を将来的には担当するであろう河岸アナを出したい。ところが準決勝の1月6日にはバスケットライブの実況に河岸アナをつけていた。尚志高校がそこまで勝ち上がった際は河岸アナを高校サッカーに派遣して、バスケットライブの実況は約2年ぶりの「代打オレ」とする事にしていた。
尚志高校の戦う舞台となった県立柏の葉公園総合競技場(の看板)。
尚志高校の戦う舞台となった県立柏の葉公園総合競技場(の看板)。
 冬の高校サッカー選手権は基本、私は業務が無ければ帰省を兼ねて県代表校の試合に応援に行く。福島から尚志の試合会場に向かう途中で、まずはアルティーリ千葉の選手のプロフィールを頭に入れる。或る程度順調に進んだので、尚志の初戦を観終わったら、実家に帰るまでに福島ファイヤーボンズの選手のプロフィールを…と思っていたら、初戦でまさかの逆転負け。バスケットライブの「代打オレ」は当然なくなり、3回戦も応援に行く必要が無くなったので、実家で箱根駅伝を応援しながら食っちゃ寝~のだらけた年末年始を過ごした。
試合後半のピッチ。尚志は左から右に攻める。
試合後半のピッチ。尚志は左から右に攻める。
ゴール裏のカメラの数が、尚志勝ち越しゴールへの”期待度”を物語っていた。
ゴール裏のカメラの数が、尚志勝ち越しゴールへの”期待度”を物語っていた。
 そんな事もあり、折角だからファイヤーボンズの試合を生で見ようと会場に足を運んだ。

 GAME1は立ち上がりから接戦。特に両チームファウルが少ないので、プレーが途切れず、スピーディーさとめまぐるしい展開、迫力の攻防が楽しめた。しかもアルティーリ千葉は通常、途中までリードを許しても終盤に猛攻を見せて勝ち上がる強さがある。案の定、第1・2Qも離しても離しても追いついてきた。ところが第3Qは徐々に福島が点差を離し始める。ええっ⁉ 千葉が後半先にタイムアウトを取った! 流れが良いぞ、福島。そして4点リードで第3Qを終える。おやおやおや…、第4Qは1ポゼッション差まで詰め寄られても、必ず福島がシュートを決めて突き放す。なんとそのまま首位の千葉を福島が破った。千葉の連勝を18で止めた。最後は帝京安積高校3年生で特別指定選手としてチームに加わったばかりの菅野陸選手に、田渡凌キャプテンの粋な計らいで、普通なら時間を消費して試合を終えるところをシュートを打つよう促し、ブザービーターのチャンスも作ってブースターを盛り上げた。
 素晴らしいゲームだった。福島を応援する者としては最高の内容だった、GAME1は…。
これから「お守り」にしようか…GAME1の当日券。
これから「お守り」にしようか…GAME1の当日券。
 翌GAME2、まぁ千葉も実力があるので修正してくるだろうから苦しい試合になるとは想像していたが、それでもあのGAME1を見せられたら応援しない訳にはいかない。
 しかし…ディスクォリファイングファウルの一発退場と、アンスポーツマンライクファウルとテクニカルファウルで退場と、福島の2人の選手が重いファウルで退場となった。
 ボールやポジション争いの中ファウルが起きる事は、仕方がない部分もある(だから1試合4回までは認められている)。しかし上記ファウルの中には、そのどちらでもない、試合の流れとは全く関係のないファウルがあった。カメラと反対側(ベンチのある側)の2階席で見ていたので、審判同様丸見えだった。大変残念だ。ブースターはルールに則った中で技術の高さや献身、何より選手たちが自分とチームとブースターの為にプレーする姿を見に来るのであって、暴力や喧嘩を見に行くのではない。結果として負けてもブースターは離れないと思うが、この日の試合内容は果たしてどうか。もしGAME1の勝利を知って応援しようと初めて来た人は、この内容をどう感じるだろうか。子どもが憧れるだろうか。

 同じ側の2階席にいた親子連れは、第3Qが終わった後に後ろ髪惹かれる様子も無く帰っていった。
 試合終了後、試合を盛り上げるアリーナMCのテディさんが「選手はよくやっていた」旨を訴えたあと声を詰まらせ、ブースターからコールと手拍子で励まされていた。
 この方々がどういう想いだったとチームは想像するのか。

 退場になった選手以外の選手は、この日の試合内容を少しでも高めようと懸命にプレーしているように見えた。だからファイヤーボンズの応援は続けるが、誠に残念な内容だった。
残念な記憶が思い起こされるGAME2の当日券。
残念な記憶が思い起こされるGAME2の当日券。
 試合終了後GAME1・2ともに、山内翼選手が自チームベンチの椅子をきちんと並べ直してコートを後にする姿が素晴らしかった。
椅子をきちんと並べる山内選手(地元郡山市出身)。
椅子をきちんと並べる山内選手(地元郡山市出身)。
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